2019年8月28日水曜日

北上山地民俗資料館~岩手遠征記3(5日目)

2019年8月25日(日)、川沿いの林道脇で目を覚ます。
今日も天気は悪くなさそう。特に予定は決めてないけど、折角なので閉伊川上流部の支流を釣ってみようか。いつものように食パンとレモンティーで朝食を済ませ、まずは目の前の流れを釣ってみることに。


道路からの落差も小さく、抜群の渓相。周囲は木に覆われているけど、樹高が高いのでキャスティングもしやすい。釣れそうな雰囲気だけどそんなに甘くはない。やはりアクセスしやすいだけに人も多いのか。小物の反応はあるものの、全く釣れず。早々に諦めて別の支流に移る。


今度の支流は水量は少ないものの、なかなかの渓相。こちらも木々に覆われているけど樹高が低いのでかなり釣りにくい。それだけに魚も残っているようで、ぽつぽつと反応はある。


しばらくして釣れたのは小さなイワナ。ここで一旦車に戻ってロッドを替える。7フィートでは釣りにくいので6フィートに替えた。


さらに釣り上がると、大場所からは反応はないものの、竿抜けっぽい場所を丁寧に釣っていくと飽きない程度に反応がある。段々サイズアップして、釣れたのは22、3cmくらいのイワナ。ここは完全にイワナの渓みたい。


その後も釣れるものの、サイズは伸びない。昼になったところで一旦上がり、車に戻って昼食にする。今日はもやしがないので卵と乾燥わかめを入れた塩ラーメン。食後はまた川に戻って続きを釣る。


数匹釣ったあたりから反応が薄くなり、14時過ぎに一旦納竿とした。明日の朝食など、買い出しをしたいところだけどここは国道沿いとはいえ結構な山の中。薬王堂はないので少し宮古方面に走ってヤマザキデイリーストアに行ってみる。


ヤマザキデイリーストアといえばコンビニのイメージだけど、田舎だと野菜や肉類、鮮魚まであるスーパーみたいなもの。値段は高めだけど、近所の人には欠かせない店なのだろう、結構賑わっている。ここで食パンとお菓子を購入。食パンは178円と、いつもの2倍ほどしたけど仕方ない。


その後はすぐ近くにある宮古市北上山地民俗資料館に行ってみた。ここはこのあたりを何度か通るうちに気になっていたところで、ネットで調べてみると入場料200円とリーズナブルだったので行ってみることにしたのだ。「北上山地」、「民俗」という文字に惹かれるものがあった。


入ってみると、北上山地といいつつ、実際は北上山地の中心部だという旧川井村の昔の文化を紹介する資料館。それでも、私のように昔ながらの暮らしに興味なある人間にとっては見応え十分の資料館だった。


1980年代位までに使われていた農具や狩猟道具、漁具、山道具などが所狭しと展示されている。背負子や木の皮で編んだバックパックなど、今でもアジアの片隅では似たようなものが現役で使われているようなものもあり、興味深い。


その他、植物の繊維から布を織る行程を紹介した映像や、蓑や草鞋などを作る行程の映像など、貴重な映像も見ることができる。こういう貴重な技術の継承が、今ではほぼ途絶えているんだろうと思うと残念で仕方ない。そんな訳で、地味ながら大満足の北上山地民俗資料館だった。小さな博物館だけど200円の価値は十分にあった。時間があれば寄ってみても損はしないと思う。


夕方は閉伊川中流域で本流ヤマメを狙う。片づけしている鮎釣り師の横でこちらは出撃準備。しかし散々鮎師に攻められている流れ。やはり厳しく、極小サイズのヤマメが2匹、そして最後に良型のアユが釣れたところで終了となった。


アユは苔をはむようになる前は昆虫食なのでたまにフライに掛かることもある。サイズの割に引きが強いのも人気の一因なんだろう。車に戻って車中泊の準備。今日の夕食はカレーと味噌汁。昨日泊まった場所は圏外だったので、2日分のブログの記事を書いて就寝とした。

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