2019年12月24日火曜日

メーソットーミャワディ国境を越えてミャンマーのパアンへ~タイ・ミャンマー・インド旅行(5日目)

2019年12月21日(土)、今日はいよいよタイを離れてミャンマーに向かう。
昨日はいつも通り22時くらいには寝たのだけど、蚊のせいでよく眠れず。寝る前に1匹やっつけたので安心して寝たものの、まだいたようで1時頃起こされる。

そこでも1匹やっつけてこれで大丈夫と思ったのもつかの間、さらにもう1匹いたのだった。これは捕まえられず朝まで悩まされることに。こんなことなら早めに蚊取りマットをセットするべきだった。

そんなわけでほとんど眠れずに朝を迎えた。今日は土曜日ということで昨夜の米国市場の結果などをチェックしつつ、6:50頃には朝食に出かけることにした。

ここメーソットは標高が高いのか、半袖では肌寒いくらい。まだ完全には夜が明けきらないうちに市場に向かうと、すでにかなり賑わっていた。


ここはやはりほとんどミャンマーの雰囲気で、モヒンガーのようなものやサモサなどインド系スナックの屋台が目に付く。さらにムスリムの人も結構いて、かなりエキゾチックな雰囲気。


ただ、これからミャンマーに向かうところなので、今朝はタイっぽい朝食、というかお粥がいい。そう思って歩き回ってはみたものの見つからず、結局ミャンマーではあまり見かけないおこわを買うことにした。


といっても売っている人はタナカを塗ったミャンマーのおばさんなので、これから向かうミャンマー東部では普通にあるものなのかもしれない。1食分10バーツ。


部屋に戻って食べてみると、ココナッツフレークがかかったやや甘めの味付け。どちらかというと先日雲南で食べたような辛い付け添えのほうが好みではあるけど、これはこれでなかなかおいしかった。

荷物をまとめて8時過ぎにチェックアウト。Green G.H.は蚊がいた以外はとても居心地がよかったし、メーソットの町も手軽にミャンマーの雰囲気が味わえてとてもよかった。もう少しバンコクに近ければ、ストップオーバーでのちょい旅の時にでもまた来たいところなんだけど。


国境行きのソンテウは市場の建屋がある交差点から出る。呼び込みにつれられてソンテウに乗り込み、客がそろった8:25メーソットを出発、20バーツ。


10分ほどでイミグレーションに到着した。ここは道路の左側が出国、右側が入国になっており、最初の窓口に行くと日本人は9番窓口に行くように言われた。出国側はかなりの行列。


窓口はミャンマー人用、中国人用などがあり、9番はタイ人と外国人用。しばらく並んで出国手続きはあっさり完了。


そのまま橋を渡って対岸のミャンマーへ。


ミャンマー側も進行方向左側の4番窓口に行くように言われた。ここではアライバルカードを書いてパスポートと一緒に提出するとあっさり30日滞在可能のスタンプを貰えた。


そのまま進むとミャンマー側はミャワディという町。時計を30分戻して8:40に手続きが完了した。少し進んだ右手にAYA銀行があり、ATMでキャッシング可能。少し手持ちはあるけど、当面の費用として20万チャット(たぶん14000円くらい)キャッシングしておく。


うろうろしていると客引きが寄ってきてパアン行きのシェアタクシーに案内してくれた。トヨタのPROBOX、エンジン始動の度に「ETCカードが挿入されていません」というアナウンスが聞こえてくる。乗客は3人、私が乗ったところで9:10にミャワディを出発した。パアンまでは10000チャット。


最初は山の中の曲がりくねった道を進む。ただ、アジアン・ハイウェイの1号線だけあって道路の状態はいい。以前は対向車のすり抜けができず、上りと下りで1日ごとに交互に通行していたらしいけど、それも今は昔。快調に進む。


しかしそれもつかの間、怒濤の悪路が始まった。最初運転手に聞いたところ、パアンまでは4時間掛かるとのことで、地図上では大した距離でもないのに何でそんなに掛かるのかと思っていたけど、すぐにわかった。


道路を作り直しているのか、山から下りるとずっと工事中の未舗装道か、舗装道路の残骸のでこぼこ道。これまで幾多のアジアの悪路を通ってきたけど間違いなくここが最悪。地雷でクレーターだらけだった昔のカンボジアよりも酷い。


そんな悪路を30分ほど走った10:40、昼休憩になった。まだ早い気はするけど運転手と一緒に昼食を食べることに。


メインディッシュは魚のカレーだけど、これでもかとおかずが並ぶ。ここはどれもめちゃくちゃおいしかった。お腹いっぱい食べて代金はたったの1500チャット(100円くらい)。


運転手は店のサービスみたいで払ってはいなかったけど、たぶん2人で3000チャットの計算なんだと思う。一人で食べても2500チャットか3000チャットは掛かりそう。それにしても大満足の昼食だった。


休憩を挟んでここからはちゃんとした道路に復帰するのかと思ったけど甘かった。ものすごい悪路がパーンの手前まで続いた。赤土の土埃で街路樹が紅葉しているみたいに見える。


あまりにも振動が激しく腸が刺激されたのか、しばらく進むと便意を催してきた。ちょうど12時頃、大きな川を渡ったところだったので地図を確認したところ、まだ全体の2/3も進んでない状況。ゆうに1時間以上はかかりそうなのでたまらず、途中で停めてもらってトイレに駆け込んだ。かなり危ないところだった。


そんなこんなで13:40ようやくパアンに到着。町の中心っぽい時計台の前で降ろしてもらった。そこからしばらく歩いたGolden Sky Guest Houseを覗いてみると、水シャワーの部屋が12000チャット。


ちょっと高いと思ったけど、その前に行ったゲストハウスが満室だったこともありここに決定。高いけどベランダからの眺めは最高だった。


全身赤土まみれだったので早速シャワーを浴びることにした。洗濯も済ませて落ち着いたところで次なるミッション、SIMカードの手配に出かける。ミャンマーにはいくつか通信会社があるみたいだけど、すでに地方に強いとの噂のtelenorに絞っている。

しかしGoogle mapで調べておいたtelenorショップは完全に閉店状態。仕方なく町の携帯屋で聞いてみるかと思っていたところ、通りがかったPhoe La Minショッピングモールの入り口にtelenorの看板が。


中に入ってみるとレジの奥にカウンターがあった。聞いてみると900MBのデータ付きSIMカードが1500チャット、1.5GBのデータが1600チャット、2.85GBが3000チャット(どれも30日有効)。

ミャンマーには最大4週間ほど滞在するつもりなので余裕をみて2.85MBのプランにした。それでも全部で4500チャット、約300円。パスポートの提示も必要なくあっさりネットに繋がったのだった。


用事が済んだところでお茶休憩。久々にインスタントではないミャンマーティー、やっぱりうまい。300チャット。


その後は町の南側にある湖を散策することに。湖畔に遊歩道があり、散歩するには最高。着いたときにはすでに陽は沈んでいたけど、ツェカビン山がきれいに見えた。


遊歩道を歩いていくと終点にナイトマーケットがあった。


まだ18時前でちょっと早いけど、せっかくなのでこここで夕食にした。カレーの屋台に入り、確認してチキンカレーとポークカレーを盛ってもらった。


チキンはまあまあだけど、ポークは想定外のレバー系でちょっといまいち。ただ、付け添えのモロキュウ味のペーストと塩辛味のペースト、それに上の写真左下に写っている白いもの、これが大根の漬け物そのもので非常になじみ深くておいしかった。値段は2500チャットとまずまず。


つまみに手作りのポテトチップ(500チャット)を買う。


帰りにさっきSIMカードを買ったショッピングモールでビールを買おうと思っていたところ、350mlで1200チャットと激安のMyanmar Rumなるものを発見。


ちょっと鼻にくるけど、味はラムというより安物のブランデーに近い。個人的にはぜんぜんアリかな。