2020年1月18日土曜日

アイザウルからアッサム州のシルチャールへ~タイ・ミャンマー・インド旅行(30日目)

2020年1月15日(水)、今日はアッサム州のシルチャールという町に移動する。
今回のインド旅行は、北東7州のうちパーミットが必要なアルナーチャル・プラデシュ州を除く6州を巡るというのがテーマ。

ミゾラムからマニプール、ナガランド、アッサム、メガラヤ、トリプラと、反時計回りに回るつもり。なので次はマニプール州に行くのだけど、交通の都合で一旦アッサムのシルチャールに寄ることにした。


シルチャール行きのチケットは昨日のうちに買っておいた。レポーティングタイム6:00、出発時間6:30。5時にアラームをかけて起床、5:45ホテルをチェックアウト。スモーはホテルのすぐ前のZarkawt Traffic Pointから出る。


シルチャール行きのスモーは6:50、乗客6人でアイザウルを出発。スモーは3列シートで最前列2人、2列目と3列目4人の10人乗りで指定席制。今回は2列目の6番まで埋まっており、最後列は誰も座ってないのに2列目に大人4人がぎゅうぎゅう詰めという不思議な状態で出発した(私は2列目の窓側)。


道路状況は概ね良好、と言いたいところだったけど、そんなのはすぐに終わり、いつものデコボコ舗装道路になった。今日の運転手はインド系の人。なので車内の音楽もインディアン・ポップスだった。


カレーミョからテディムや先日のチャンパイからアイザウルでは運転手が地元のクリスチャンだったためか、音楽もゆったりしたテンポの、賛美歌の要素も入ったようなローカルなフォークソングだったのとは対照的。


今回も9時半頃食事休憩。ここはまだこの時間食事の準備ができておらず、プラウという米料理しかない、と英語ができるミゾ人の乗客が教えてくれた。チャナプラウを注文。チャナは豆の一種で、ダルのようなものをかけたプラウらしい。


プラウはゆるめの炊き込みご飯のような、雑炊のようなものだった。特別おいしいというわけではないけど、辛い漬け物をかけると結構いける。30ルピー。


アイザウルからは山をどんどん下ってゆき、12時くらいに一旦停車。運転手が何やら手続きをしている。どうやらここがミゾラム州とアッサム州の境の様子。予想に反して検問はなく、外国人もチェックなしで通れた。


ここからは平地になり、道行く人も女性はサリー、男性はムスリム装束が目立つようになり、雰囲気は一気にインド臭くなった。ミゾラムではほとんど見かけることがなかった自転車や自転車リキシャも目立ってくる。


13:10シルチャールに到着。スモーは市街地より2kmほど南で停車、中心地までは歩く。


東洋系の人もちらほら見かけるけど、住民はほぼインド系。野良牛もいるし、妙にごみごみしているものインド的。これまで見かけることがなかったヒンディー文字も目に付くようになった。


そしてホテルも一気にインド・クオリティになる。1軒目はわざわざオーナーに電話で確認してくれたけど外国人不可、2軒目はインドでは時々ある、満室なのか外国人不可なのかはわからないけどとりつく島もないような「No」の一言で終わるパターン。


そして3軒目、アタッチド・バスかコモン・バス(バス・トイレ共同)か、と聞かれたので値段を聞いてみると、コモン・バスが200ルピー、アタッチド・バスはNot Availableとのこと。なら聞くなよ、と思ったけど、値段の安さで即決。Hotel Great Easternというホテル。


部屋に行くと、たぶん洗ってない隣の部屋のシーツを引っ剥がしてきて私の部屋のベッドにかけてくれた。まあ200ルピーだしノープロブレム。客が替わる度にシーツなんて洗ってたら200ルピーじゃあ赤字だろう。そんなことより明日のインパール行きのチケットを買いに行こう。


宿の主人に聞いてみると、ここから北に行ったCapital Travelの辺りで売っているとのことなので行ってみる。途中のスナック屋で遅めの昼食にした。


店の前に積んである大きめのプーリのようなものを注文。妙に長細い造りの店だった。


中にダルや野菜、ヨーグルト、チリソースなどが入って出てきた。たしか以前コーチビハールかどこかで同じようなものを食べた気がする。めちゃくちゃ食べづらいけどまあまあおいしい。チャイを付けて50ルピー。


さらに北に歩いてCapital TravelのあるT字路に到着。確かに旅行代理店のカウンターが並んでいる。そのうちの一軒でインパール行きを購入。6時発、16時着で10時間も掛かるとのこと。700ルピーと結構高め。


用事も済んだところで市場エリアなどをぶらついてホテルに戻る。この時間もう市場は閑散としている。


ホテルに戻ってシャワーというか水浴びをしようとしてまた驚くことになった。お湯が出ないのは当然として(ここは温かいので問題なし)、出てくる水が茶色いのだ。よくある水道管のサビかと思い、しばらく出しっぱなしにしてみても同じ。そもそも茶色い水が供給されているのか、タンクの水が茶色いのか。まあ、飲むわけではないし、体を洗うだけなのでこれもノープロブレム。でも洗濯は止めておいた。


1泊200ルピーは私が泊まったなかでも最安の部類だけど、最低の部類でもある。蚊は当然のこと南京虫も気になるので、こういう時のために持ってきている底面付きの蚊帳を今回初めて使うことにした。これでたぶん大丈夫のはず。


18時半頃夕食に出かける。さっき目を付けておいた食堂に行ってみるとまだ営業していた。店先でチャパティを焼いている典型的なインド食堂。無難にチキンカレーとライスを注文。


味は普通においしいインドのカレー。値段も100ルピーと良心的。ここではすべてがインド的で何だか安心できる。帰りにチャイ(10ルピー)を飲んでホテルに戻った。