2020年1月16日木曜日

チャンパイからアイザウルへ~タイ・ミャンマー・インド旅行(28日目)

2020年1月13日(月)、今日はミゾラム州の州都アイザウルに移動する予定ではあるものの、昨日の夜の段階でもどうするか決めかねていた。
というのも、ここチャンパイに着いたのは土曜の夕方、もう暗くなってからで、昨日は日曜日。

市場はもとより、食堂も閉まっていてチャンパイの町歩きを全然楽しめていないまま去ってしまうのも惜しい気がする。もう1泊するか、または夕方発の夜行便で移動するか、それとも予定通り今日の朝から移動するか。


結局寝るまで決めきれず、目覚ましを掛けずに起きれたら早朝発の便で行くことにしようと決めたのだった。そして目が覚めたはの4時前。昨日は寝たのが早かったこともあってあっさり目が覚めてしまった。


アイザウル行きの早朝便は6時発なので時過ぎにホテルをチェックアウト。まだ暗い中市場方面に降りていくと、スモーのカウンターとともにチャイとチャパティを売る店、野菜の露店などがが営業を開始していた。


アイザウル行きのチケット(600ルピー)を購入し、まだ時間があるので屋台でチャイと見慣れない揚げ物を買ってみた。


揚げ物は餅だった。そんなに油っこくなくておいしい。チャイと合わせて20ルピー。それからしばらく待って、6:40ようやくチャンパイを出発した。


今回もテディム行きと同じく、しばらく進むとお祈りの時間があった。今回は年輩の男性がお祈りを捧げて最後にみんなでアーメン。道は概ね酷悪。一応舗装はされているものの、穴ぼこやひび割れだらけで、舗装しないほうがましなんじゃないかというレベル。穴をよけながら20km/hくらいでのろのろ進んでいく。


だ今回は登り下りはほとんどなく、尾根付近に付けたれた曲がりくねった道を進んでいく感じ。今日も景色がいい。


そんな中、9:40頃休憩となり、どうやらもう食事にする様子。朝食なのか昼食なのかよくわからないけど、乗客一同が同じテーブルについて食べることになった。


出てきたのはたぶんミゾ料理なのだろう。テーブルに10種類くらいのおかずが出されて、みな好きずきによそって食べる。みんな手で食べているけど、私はスプーンとフォークを出してもらった。


基本的には肉の煮込み料理でカレーといえばカレーだけど、それほどスパイスはきつくなく、インド料理ともミャンマー料理とも違う。以前メガラヤのシロンで食べたカーシ料理に近い感じ。ここでは当然豚肉も食べる。


こういうのは一人ではなかなか食べられないのでいい経験になった。値段は一人150ルピーだった。そこから1時間ほど進んだあたりからようやく路面状態がよくなってきた。途中工事中の区間もあり、日々状況はよくなっているものと思われる。


それでも1.5車線分の舗装をされた曲がりくねった道を3、40km/hくらいで進む。12:20頃右手の山の上に集落が見えてきた。しばらく進んで12:30ごろそこに到着。キーファンという町だった。


さらに13:30、アイザウルの手前のセリンに到着。するとここでも食事休憩となり、チョーミンやライスと呼ばれていた炊き込みご飯のようなものを食べ始めた。


さっきもご飯をお代わりしてもりもり食べていたのによく食べるものだと感心する。私はチャイ(10ルピー)だけにしておいた。


チャンパイからアイザウルまでは12時間と言う人もいれば10時間と言う人、8、9時間という人までいたので12時間くらい掛かるものと覚悟していたのだけど、思いの外速いペースで進んでいる。15時前には山の上にそれと思われる町並みが見えてきた。長時間の移動は疲れるし退屈ではあるけれど、こうしていい景色が見られるので昼行便にしてよかった


しかしそこからが長かった。市内にはいるとものすごい人とバイクと車でなかなか進まない。


そこからさらに山をどんどん登っていき、15:50ようやくアイザウルの中心部に到着。休憩を含めて9時間ちょっとなので思っていたよりだいぶ早かった。


早速ホテル探しを開始。しかし、Google mapで目星を付けていた何軒かをあたってみたものの、満室だったり、高かったり(800ルピー~)。だんだん焦りながらも歩き回っていると、安そうなホテルが固まっている路地を発見。


最初に覗いたKTホテル、かなり古びたホテルのシングル、バス・トイレ付き水シャワーのみの部屋が700ルピー。今まででは最安だけど、この部屋なら500ルピーでも高いくらい。


ディスカウントの交渉をしてみると600ルピーまで下がった。後から考えると、近くのホテルも見てから決めたほうがよかったけど、そのときは焦っていたこともあって決めてしまった。北インドだったら300ルピーで泊まれそうなレベル。wifiもないし。


ようやく落ち着いたところで暗くなる前に少しぶらついておく。山の上の町だけにここも坂と階段だらけ。歩き回るだけでも結構疲れる。


マーケットエリアはこの時間でもものすごい人混み。とくに民族色が強いといったわけではないけど、なかなかおもしろそう。明日あらためて来ることにしよう。


ミゾラム州は食堂関係も閉まるのが早そうな気がするので、18時前だけど夕食にすることにした。ちょうど小じんまりとした店があったので入ってみた。メニューにミゾ料理もあったけど何がなんだかわからず、結局わかりやすかったチキンヌードルスープとモモを注文。


しかしここははずれだった。味は悪くはないけどものすごく素人くさい感じの料理。それに結構高い。これで全部で140ルピーは高すぎる。食事は明日に期待することにしよう。


ホテルに戻ってダメもとでお湯をお願いすると、あっさりOKとなり、バケツでお湯をもらうことができた。体を洗うにはバケツ2杯くらいほしいところだけど贅沢は言えない。今日もガタガタ道で内蔵やられ気味なのでさっさと寝ることにした。