2020年1月15日水曜日

チャンパイ2日目:すべてが止まるミゾラム州の日曜~タイ・ミャンマー・インド旅行(27日目)

2020年1月12日(日)、ミゾラム州のチャンパイで朝を迎えた。
チャンパイも山の上にある町で結構寒いのだけど、泊まっているHotel Chawngthuがツインルームで寝具が2つあり、布団2枚重ねで暖かく眠ることができた。


おかげで体調は回復し、食欲も出てきた。ミゾラム州も隣のミャンマー・チン州と同様敬虔なキリスト教徒の州らしく、日曜日には交通網がストップする。なので今日は必然的にここで足止めとなる。


東側に窓があるおかげで6時過ぎには明るくなってきた。6:20起床。屋上に登ってみるとものすごい絶景が広がっていた。ボーイが朝食の注文を取りに来たけど外で食べようと断って7:45頃ホテルを出発。


しかし、見事にどの店も閉まっている。市場周辺もだめ。駄菓子屋のような店が数軒開いているだけだった。仕方なく町を一通りぶらついてみる。ここも山の上の町なので坂と階段ばかり。その分景色はいい。町の規模もテディムより遙かに大きい。


朝食は外で食べられそうにないため、駄菓子屋で何か買って帰ることに。手に取ったケーキのようなものの値段が60ルピーとのことで思わず一旦棚に戻したものの、思い直してこれを買った。


ホテルに戻ってお湯を沸かしてインスタントコーヒーとさっき買ったケーキの朝食を食べた。そしてしばらくするとまたボーイが今度は昼食の注文を取りにやってきた。外で食べられそうにないので気が進まないながらもフライドライスwithポークとティーを注文。13時に持ってきてくれるという。


さて、もうやることがなくなってしまった。どうしようかと思いあぐねていてふと思い出した。たしかミゾラム州では外国人旅行者は到着から24時間以内に登記しないといけないというのをどこかで読んだ気がしたのだ。


とりあえず警察署に行ってみようと10時前に再び出かける。外に出てみると何やらぞろぞろと人が歩いている。そうか、みんな教会に向かっているんだな。10時からミサが始まるのだろう、男は背広、女性も着飾っている人が多い。


警察署に向かって北方面の坂を登ってくと、あちこちの教会から歌や音楽が聞こえてきた。


警察署に行ってみると、どうやらここではなくSPオフィスに行けと言っている模様。しかしどっちにしても今日は休みで明日10時以降とのこと。


帰りに教会を覗いてみる。牧師の説教の様子。


こちらは別の教会。中に入りきれずに外で説教を聞いている人たち。


ミゾラム州はインドだけどヒンディー語ではなくミゾ語が公用語。ミゾ語はアルファベット表記するみたい。さらに昨日のおじさんによるとチャンパイの言葉はミゾ語とも違う、テディムと同じ言葉などだそう。ヒンディー語は昔学校で少し習った程度でほとんどわからないらしい。


部屋に戻ってしばらくすると昼食が来た。味は普通だけどフライドライス60ルピー、ティー10ルピーと良心的な値段なのでまあ満足。


昼食後、午後の暖かい時間を見計らって水シャワーを浴びる。ホテルによってはこの時間になると屋上のタンクが温まって、ぬるま湯くらいの温度になっていることもあるけど、ここは冷たいまま。気合いでしのぐ。


洗濯をして屋上に干す。それにしてもいい景色。


音楽を聴きながらこれからの旅行の計画を練ったりしているうちに夕方になった。夕食は、今日は日曜日でカレーしかないとのことでチキンカレーを注文。しかしこれはうまかった。ミャンマーに比べると圧倒的に少ない油の量。苦味の効いたダルはインド的。しかもご飯は若干粘り気があって非常においしかった。


夜はマンダレーで買ったドライジンの残りをちびちび飲む。こうしてチャンパイでのプチ引きこもり生活は、思いの外快適に過ぎていったのだった。