2020年1月10日(金)、マンダレーからカレーミョに向かう夜行のミニバスで朝を迎える。
このルートはアジアン・ハイウェーの1号線になっているが、ほぼ中間地点のKyaw辺りではかなり厳しい山越えルートだった。そんなこともあり、揺れと振動が激しくて全く眠ることはできなかった。
4時半くらいになるとぽつぽつと乗客が降り始めた。Google mapを見てみると、もうほとんどカレーミョに着いている。6時に着くと言っていたのでまあ7時前後に着けばいいほうかと思っていただけにうれしい誤算。
乗客一人一人を自宅の前まで送り届け、最後に残った私を乗せたバスがカレーミョのバスターミナルに着いたのは5時ちょうどだった。カレーミョはミャンマーからインドに陸路で抜ける際の中継地となる町。
当初はカレーミョで1泊してインド国境に行くつもりだったけど、どうやらカレーミョには10ドル以下で泊まれるような安宿はなさそう。となるとカレーミョに泊まるのがイヤになり、先に進みたくなっていた。
現在カレーミョの北のタムからインド・マニプール州のモーレに抜けるルートと西のリカワダルからミゾラム州のゾカワタルに抜ける2つのルートが解放されている。私はリカワダルの手前にあるチン州の町テディムに寄りたかったこともあり、リカワダル・ルートに惹かれていた。このルートのほうがインドのミゾラム州を旅しやすいというのも理由の一つ。
ただ、カレーミョからはタム行きが朝一以外にも何本かありそうなのに対し(詳細未確認)、テディム行きは朝7時発の1本のみらしい。ならばもしうまく乗り継げたらリカワダル・ルートで、ダメだったらタム・ルートで行こうと決めた。
そんなわけで5時に着いたのは非常にラッキーだった。降りたバスターミナルでテディム行きについて聞いてみると、カウンターに案内してくれ、運良く残り2席あって無事チケットを買うことができた。テディム行きは7時発、8000チャットと結構高め。
昨日買ったかき揚げを朝ご飯代わりに食べ、さらにぼんやり時間を潰して7:30ようやくカレーミョのバスターミナルを出発した。バスはハイエースよりやや大きめ、15人乗りくらいのミニバスだった。
そこからさらにカレーミョ市内を回って乗客を拾い集め、実際に出発したのは8時半くらい。カレーミョを出るとすぐに山に入っていった。
しばらく進むとサガイン管区とチン州の境界と思われるところで検問があった。そこはすぐに通過したものの、さらに進んだところで再び停車した。
すると女の人が立ち上がって何かをぶつぶつ言い始めたと思ったら、全員で「アーメン」と言って出発となった。敬虔なキリスト教域に入ったことを実感。
バスは山の中のグネグネ道を進む。前半はほぼ舗装されていたものの、後半は未舗装のデコボコ道。最後尾の席だったこともあってか何度も体が宙に浮くくらいジャンプする。ただ景色はいい。
やがて再び舗装道路に戻ると遠くの山の上に建物が建ち並ぶ集落が見えてきた。あれがテディムか。思ったより小じんまりしている。11:30テディムに到着。早速ホテル探しに掛かる。
テディムは1本の道路に沿って町が続いている感じ。このへんが中心地かと思われたところにあったTedim Guest Houseは1泊25000チャットと高過ぎ。
もう少し先、時計台横のCiimnuai Guest Houseはバス・トイレ別の部屋が12000チャット。もう他に泊まれるところもなさそうなのでここ決定。
昼食に出かける間にモバイルバッテリーを充電しようとコンセントに差してみるも、通電しない。聞いてみると電気は18時からとのこと。なかなかの田舎っぷり。ただ、共有スペースからの眺めはなかなか。
ここは標高が高いので結構寒い。ただ、日差しが差すとぽかぽかと温かい。あちらこちらに赤やピンクの花が咲いており、まるで春のような雰囲気。実際のところちょうど春を迎えているのかもしれない。
昼食も結構苦戦。ぶらぶら歩き回ってようやく客が入っているレストランっぽいところを発見。メニューがわからないのでほかの客が食べていたスープヌードルを注文した。
細いビーフン麺のシンプルな汁そば。まあおいしいけど物足りない。これで800チャットはミャンマーにしては高いし(チン州はミャンマー最貧州らしいので物価は高そうだけど)。これだと夕食はもっと苦労しそうな感じ。
欲求不満が残りながらもとりあえず町を歩き回ってみる。といってもほぼメインストリートだけで終わり。飲食店はリカワダル方面へのジャンクション付近が充実している感じ。眺めのいい場所はないかと登れそうな高台に行ってみたけどいまいち。市場も見あたらず。
ものすごく小じんまりとした町なのでチン州最大というのは広範囲の人口も含めてのことかもしれない。やはり町としては州都のハッカのほうが大きいんじゃないかという気がする。
教会がやけに目立つし、ロンジーを履いている人も少ないのでミャンマー感が希薄。これまでとは違う世界に入ってきていることを実感する。そう言う意味では面白いけど、私が好きなタイプの町ではないのは確か。明後日日曜は交通機関が止まるらしいので、明日のうちに移動することにしよう。
帰りに茶店に寄って休憩。写真はないけど昼食が物足りなかったので付け添えのフレンチトーストとチャパティーを食べて700チャット。
ホテルに戻ってシャワーと洗濯を済ませる。ここはここは太陽光で温めたお湯を浴びるスタイルで、温度は十分でまあまあ快適だった。18時半頃に夕食に出かけた。今度は最初からジャンクション付近に行く。
夕食の場所探しは予想通り、というか予想以上に難航。もうこの時間ほとんどの店は閉まり、人通りもまばら。1軒開いているところを見つけたものの、なんと満席。Shwe Nagar Restaurantという店だけどどちらかというと飲み屋で、グループで飲んでいる人が多かった。
しかし他は見つからず、もう駄菓子屋みたいなところでパンとかお菓子を買って帰ろうかとホテルに戻り始めた時、最初の店の席が空いているのを発見。ここは簡単な英語のメニューもあり、ポークカレーを注文した。
高そうな雰囲気だし(予想通り3000チャット)、味もそこそこだけど食事にありつけただけでも良しとしよう。部屋に戻ってマンダレーで買っておいたビールを飲み、早々に眠りに就いた。
このルートはアジアン・ハイウェーの1号線になっているが、ほぼ中間地点のKyaw辺りではかなり厳しい山越えルートだった。そんなこともあり、揺れと振動が激しくて全く眠ることはできなかった。
4時半くらいになるとぽつぽつと乗客が降り始めた。Google mapを見てみると、もうほとんどカレーミョに着いている。6時に着くと言っていたのでまあ7時前後に着けばいいほうかと思っていただけにうれしい誤算。
乗客一人一人を自宅の前まで送り届け、最後に残った私を乗せたバスがカレーミョのバスターミナルに着いたのは5時ちょうどだった。カレーミョはミャンマーからインドに陸路で抜ける際の中継地となる町。
当初はカレーミョで1泊してインド国境に行くつもりだったけど、どうやらカレーミョには10ドル以下で泊まれるような安宿はなさそう。となるとカレーミョに泊まるのがイヤになり、先に進みたくなっていた。
現在カレーミョの北のタムからインド・マニプール州のモーレに抜けるルートと西のリカワダルからミゾラム州のゾカワタルに抜ける2つのルートが解放されている。私はリカワダルの手前にあるチン州の町テディムに寄りたかったこともあり、リカワダル・ルートに惹かれていた。このルートのほうがインドのミゾラム州を旅しやすいというのも理由の一つ。
ただ、カレーミョからはタム行きが朝一以外にも何本かありそうなのに対し(詳細未確認)、テディム行きは朝7時発の1本のみらしい。ならばもしうまく乗り継げたらリカワダル・ルートで、ダメだったらタム・ルートで行こうと決めた。
そんなわけで5時に着いたのは非常にラッキーだった。降りたバスターミナルでテディム行きについて聞いてみると、カウンターに案内してくれ、運良く残り2席あって無事チケットを買うことができた。テディム行きは7時発、8000チャットと結構高め。
昨日買ったかき揚げを朝ご飯代わりに食べ、さらにぼんやり時間を潰して7:30ようやくカレーミョのバスターミナルを出発した。バスはハイエースよりやや大きめ、15人乗りくらいのミニバスだった。
そこからさらにカレーミョ市内を回って乗客を拾い集め、実際に出発したのは8時半くらい。カレーミョを出るとすぐに山に入っていった。
しばらく進むとサガイン管区とチン州の境界と思われるところで検問があった。そこはすぐに通過したものの、さらに進んだところで再び停車した。
すると女の人が立ち上がって何かをぶつぶつ言い始めたと思ったら、全員で「アーメン」と言って出発となった。敬虔なキリスト教域に入ったことを実感。
バスは山の中のグネグネ道を進む。前半はほぼ舗装されていたものの、後半は未舗装のデコボコ道。最後尾の席だったこともあってか何度も体が宙に浮くくらいジャンプする。ただ景色はいい。
やがて再び舗装道路に戻ると遠くの山の上に建物が建ち並ぶ集落が見えてきた。あれがテディムか。思ったより小じんまりしている。11:30テディムに到着。早速ホテル探しに掛かる。
テディムは1本の道路に沿って町が続いている感じ。このへんが中心地かと思われたところにあったTedim Guest Houseは1泊25000チャットと高過ぎ。
もう少し先、時計台横のCiimnuai Guest Houseはバス・トイレ別の部屋が12000チャット。もう他に泊まれるところもなさそうなのでここ決定。
昼食に出かける間にモバイルバッテリーを充電しようとコンセントに差してみるも、通電しない。聞いてみると電気は18時からとのこと。なかなかの田舎っぷり。ただ、共有スペースからの眺めはなかなか。
ここは標高が高いので結構寒い。ただ、日差しが差すとぽかぽかと温かい。あちらこちらに赤やピンクの花が咲いており、まるで春のような雰囲気。実際のところちょうど春を迎えているのかもしれない。
昼食も結構苦戦。ぶらぶら歩き回ってようやく客が入っているレストランっぽいところを発見。メニューがわからないのでほかの客が食べていたスープヌードルを注文した。
細いビーフン麺のシンプルな汁そば。まあおいしいけど物足りない。これで800チャットはミャンマーにしては高いし(チン州はミャンマー最貧州らしいので物価は高そうだけど)。これだと夕食はもっと苦労しそうな感じ。
欲求不満が残りながらもとりあえず町を歩き回ってみる。といってもほぼメインストリートだけで終わり。飲食店はリカワダル方面へのジャンクション付近が充実している感じ。眺めのいい場所はないかと登れそうな高台に行ってみたけどいまいち。市場も見あたらず。
ものすごく小じんまりとした町なのでチン州最大というのは広範囲の人口も含めてのことかもしれない。やはり町としては州都のハッカのほうが大きいんじゃないかという気がする。
教会がやけに目立つし、ロンジーを履いている人も少ないのでミャンマー感が希薄。これまでとは違う世界に入ってきていることを実感する。そう言う意味では面白いけど、私が好きなタイプの町ではないのは確か。明後日日曜は交通機関が止まるらしいので、明日のうちに移動することにしよう。
帰りに茶店に寄って休憩。写真はないけど昼食が物足りなかったので付け添えのフレンチトーストとチャパティーを食べて700チャット。
ホテルに戻ってシャワーと洗濯を済ませる。ここはここは太陽光で温めたお湯を浴びるスタイルで、温度は十分でまあまあ快適だった。18時半頃に夕食に出かけた。今度は最初からジャンクション付近に行く。
夕食の場所探しは予想通り、というか予想以上に難航。もうこの時間ほとんどの店は閉まり、人通りもまばら。1軒開いているところを見つけたものの、なんと満席。Shwe Nagar Restaurantという店だけどどちらかというと飲み屋で、グループで飲んでいる人が多かった。
しかし他は見つからず、もう駄菓子屋みたいなところでパンとかお菓子を買って帰ろうかとホテルに戻り始めた時、最初の店の席が空いているのを発見。ここは簡単な英語のメニューもあり、ポークカレーを注文した。
高そうな雰囲気だし(予想通り3000チャット)、味もそこそこだけど食事にありつけただけでも良しとしよう。部屋に戻ってマンダレーで買っておいたビールを飲み、早々に眠りに就いた。