2020年1月3日金曜日

ニャウンシュエ2日目:へーホーの定期市~タイ・ミャンマー・インド旅行(15日目)

2019年12月31日(火)、早いもので2019年もあっという間に最終日になってしまった。
ただそんなことは関係なくこの日も市場めぐりが続く。今日はへーホーという町で定期市があるのでそれに行きたい。

へーホーはインレー湖へ空路でアクセスする場合の玄関口で空港がある。空港までの公共交通機関はないみたいだけど、へーホーの町まではピックアップを乗り継げば簡単にアクセスできるものと思っていた。


現在泊まっているDiamond Star G.H.、ツインの部屋なので2人分の毛布を使うことができ、久しぶりに暖かくぐっすり眠ることができた。5:50に目が覚めたので行動開始。準備して6:25ホテルを出発した。


しかしいろいろ歩き回ってみてもシュエニャウン行きのピックアップは見つからず。頻発していると思っていたものの、そんなに便はない様子。バイクタクシーだと3000チャットとのことだけど、ちょっとなあ。


Google mapを見るとニャウンシュエからへーホーまでは25、6kmといったところ。自転車で行ってみるか。道は昨日ミニバスで通った道だし、2時間もあれば着くだろう。ということで一旦ホテルに戻る。


ここは一応朝食付きで、7時からなのでまずは朝食を食べる。オムレツと豆ご飯というシンプルなメニューだけど、付いてきたトマトとパクチーのソースが結構うまい。


そしてホテルで自転車を借りる。6時間で1500チャットと格安。


ぱっと見ただのママチャリかと思っていると、ちゃんと6段変速が付いていた!これなら楽勝か。


7:40ホテルを出発。朝靄のなか取りあえず北に向かってシュエニャウンを目指す。


8:25シュエニャウンに到着。休まずに進む。ここからは片側2車線の広い道で、舗装状態もよくて快走。天気も良くて気持ちいい。


ミャンマーでは片側2車線の場合、真ん中寄りの車線が走行車線で、路肩寄りが追い越し車線になっている模様。もともとバイクや自転車が多いためかもしれないけど意外に走りやすい。


しかし、そんな快走路もすぐに終わり、綴れ織りの登り坂が始まった。そういえばすっかり忘れてたけど昨日来るとき通ったなあ、こんな道。昨日は車で、しかも下りだったので一瞬で通り過ぎた気がしたけど、自転車で登ると結構長い。


変速付きの自転車でよかった。後で地図で確認したところ、6kmほども延々と登り坂が続く。何とか坂を登りきってしばらく進むと9:25、へろへろになってようやくへーホーに着いた。


しかし、買い物かごに満載した人々が次々に出てくる光景を見るとそんな疲れもすぐに吹き飛ぶ。そっちに向かうとすごい人混み。


場内に入るとすれ違うのも難しいくらいのものすごい賑わいだった。


こちらは漢方関係か。偶蹄系の動物の頭や亀の甲羅、ニシキヘビの皮など。売れる気配はなし。


こちらは魚屋。たぶん淡水魚ばかりだと思うけど、赤っぽい魚もいた。


こっちはさっきその辺りで取ってきたばかり、といった感じの魚。


赤いタケノコみたいなやつとか、先日ロイコーで食べた何かの根っこみたいなのとか。


鶏肉を売るのはムスリムの女性。


こっちはわりと見慣れた野菜。


テントの間から向こうの山の上の白いパゴダがちらちら見えるシチュエーションがまたいい。


ちょっと早いけどせっかくなのでここで昼食にするか。


カゴやシャンバッグを携えた人たちがぎっしり詰めかけている麺屋。ここも麺類の店が多いけど今日もご飯ものにした。ポークカレーを注文。


これはめちゃくちゃおいしかった。サラダみたいな和え物みたいなのもおいしかったし、赤茶の色が怪しげな小豆のスープはミャンマーらしく酸味が効いてこれもうまい。


たぶんこれからもミャンマーには来ることはあるだろうけど、この店でまた食べるのはかなり難しいだろうなと思うと、何だかちょっと感傷的な気分にさえなってくる。値段は1500チャット。


一通り見て回り、食事もすんだところで今度は自分用の買い物。まずはジンに入れる用にライムを購入。思ったよりも高めで10個くらいで500チャット。


さらにおいしそうだった切り餅も買った。小袋入りが300チャット。


馬車で買い出しにきた人たち。


十分堪能したところでそろそろ戻ることにしよう。これで五日市2カ所目、へーホーの攻略完了。10:25へーホーを出発した。


行きがきつかっただけに帰りはずっと下り坂で楽勝。景色を堪能しながらのんびり進む。


行きがけに目を付けていた鉄橋に寄ってみる。


ここはちょっとした観光地になっているみたいで、行きがけは数人がいた程度だったのにこの時間は人だらけ。


どういう構造になっているのかわからないけど、鉄橋の下にも線路が通っている。


それにしても、こうやってみると随分登ってきたもんだなあ。


さらに下り坂を下っていく。


坂を下りきったところのガソリンスタンドでトイレを借りた。


向こうから牛車がやっていた。運転手は小学生くらいの子供。


ミャンマーでたまに見かける48キロ制限の標識。30マイル/hということか。km表示にするなら50キロでいいと思うけど。


11:25シュエニャウンに到着。次の移動に備えて情報収集する。


まずは駅に向かった。


次に向かうカロー方面への列車はシュエニャウン7:00と11:00発の2本とのこと。さっきの鉄橋越えなど、鉄道にも惹かれるけどちょっと時間が微妙。


次は大通り沿いに並ぶバスのチケットカウンターで聞いてみる。カロー行きは頻発しているのでチケットを買う必要はないとのことだった。


シュエニャウンにも結構大きな市場があり、ここも定期市の会場の一つになっている。


前回1997年に来たときにはここで定期市を見た気がする。そのときは民族衣装を着た少数民族の人たちがわんさかいた記憶があるけど、あれはもしかしたらダウンジーだったかも。


今日は定期市の日ではないので賑わいはそれなりといったところ。市場前の茶店でお茶を飲んで休憩。


ここは普通の300チャットだった。


さて、再び並木道を走ってニャウンシュエに戻ることにする。


途中写真を撮りながらのんびり進む。バスではこうはいかないので、たまには旅先で自転車もいいものですね。


13:05ニャウンシュエに到着。


まだ時間があるので町中をぶらぶら走り、13:35ホテルに戻ってきた。たっぷり6時間のサイクリング、なかなかにハードだったけど非常におもしろかったし、行ってよかった。


朝にはぎっしりあった自転車がそれなりに捌けている。思ったより需要はある模様。


部屋に戻っておやつの切り餅を食べながら休憩。黒蜜付きのお餅。これで25円くらい。早めにシャワーと洗濯を済ませ、この旅行日記の作成などをこなして18時半頃夕食に出かけた。


先ほど自転車で回ってよさそうだったところに行ってみたものの、もうこの時間には閉まっている。なので昨日と同じ店にやって来た。今日はチキンカレーを注文。


チキンカレーもじっくり煮込んだものではなく、あらかじめ焼いてあった鶏肉を軽く煮込んだようなものだった。それにスープとダルは昨日と同じ。味はなかなかよかったのだけど、ご飯をお代わりしたところ3500チャットも取られた。ご飯1杯1000チャットということらしい。


そして今夜のお供はライム入りのジン。ちょっとライムを買いすぎたかな。それにしても、へーホーへのサイクリングはなかなかおすすめ。特にお金はあまり遣いたくないけど時間と体力が余っている人は是非!ただし、5日に1回しかチャンスはないけど。