昨年2019年11月の谷川岳山行で大雨に会い、買ったばかりのスマホを水濡れで壊してしまったのだけど、実はその時壊れたのはスマホだけではなかった。
それは山登り用に愛用していた多機能時計、ハイギアのATF8というモデル。
ハイギアは確かアメリカのメーカーで、昔はモンベルが販売していたもの。よくある方位、気圧、高度、気温などが測れる時計。こういう時計ではカシオのプロトレックやスントが有名だけど、腕時計タイプだと時計に体温が伝わって気温が測れないので私はカラビナクリップタイプのATF8を重宝していたのだった。
これをザックの左ストラップにぶら下げて歩く。山登りでは目的地までの距離よりも標高差のほうが気になるので、私の山歩きでは高度計は欠かせない。あと、温度計があるとキャンプをするときにその装備が何℃まで快適に過ごせるかチェックできるので、余計な荷物を持たず、軽量化するのに役に立つ。
記録を見ると2009年に購入しているので10年間使っていたことになる。そんなお気に入りのATF8なのだけど、大雨の翌日、ケースの内側に結露が発生しているのに気づいた。何度も電池交換しているうちにパッキンが劣化していたのだろうか。
液晶画面も薄くなっていたので帰ってから後ろの電池カバーを外してしばらく乾燥させ、新しい電池に入れ替えたのだけど、残念ながら再び液晶画面が点灯することはなかった。
数年前、カラビナ部分が折れたときにはモンベルの店に持ち込んで修理してもらったことがあったのだけど、さすがに本体の修理となるとやってもらえるかもわからないし、やってもらえたとしてもかなりの費用が掛かりそう。
そんなわけで買い替えを検討しようとアマゾンを眺めていると、同じような中国製のカラビナ時計が6000円くらいで売られている。昔だったら考えられないほど安いけど、元ギアジャンキーの私からすると何となく所有欲が満たされそうになく、一旦保留。
それと同時に、いろいろと想像を巡らせていると、単純に腕時計のベルトをウェビングベルトに交換してカラビナでぶら下げればいいんじゃないかと思い当たり、試しに「腕時計 懐中時計 改造」で調べてみた。すると結構いろいろ出てくる。
専用の腕時計ホルダーというのもあるようで、私の用途からするとぴったりだけど3000円くらいする。なので、やっぱり自作しようか、と思っていたところ、ウェビングベルトを使うくらいなら、ナイロン製のベルト、いわゆるNATOストラップに交換すれば、しなやかそうなのでそのままカラビナでザックにぶら下げられるのではないかと思い至った。
そこで腕時計をNATOベルトに交換する方向で検討開始。私の場合、コンパスはアナログタイプを必ず持っていくので不要。高度と温度が測れる安いやつはないかなあと探してみると、ぴったりのものを発見!
カシオ スポーツギア ツインセンサー SGW-300H-1AJF
カシオだけどプロトレックではなく、スポーツギアというシリーズのSGW-300H-1AJFというモデル。気圧と温度が測れるツインセンサーというもの(高度は気圧差から計算される)。同じツインセンサーシリーズには方位と温度が測れるものもあったけど、SGW-300H-1AJFはまさに私のニーズにぴったりマッチ。
値段も6000円弱とリーズナブル。ちょっと気に入らないのが高度表示が5メール単位な点。以前プロトレックを使っていた時期もあったのだけど、この点が気に入らなくてすぐに手放したこともある。
まあ、どっちみち高度は相対高度なので気圧配置が変わればすぐにずれるし、そんなに正確なものでもないけど、小まめに修正すればかなり正確に分かる。ただ、今は既にセミリタイアしていてそんなに道具にお金を掛ける気もないのでここは妥協することに。
ということで早速注文。といっても買ったのは去年の12月のこと。実際に使うのは今年の秋の山登りシーズンからなので放置していたのだけど、コロナで非常事態宣言が出て暇になったので改造に着手することに。
調べてみるとNATOベルトはダイソーにも売っているらしいけど、幅が20㎜のものしかない。カシオのSGW-300H-AJFのベルトは18㎜幅なのでこちらもアマゾンで物色。500円くらいで工具も入ったものがあった。
Airself NATOタイプ 時計ベルト
これは意外にも国内発送だったのですぐに届いた。通常よりも細いピンも付属していてナイロンベルトで使いやすいように配慮されている。予備で3本っているのに好感が持てる。
交換は至って簡単で、一瞬で終了。一応説明書も付いているけど見なくても感覚的にわかるレベル。
ちょっと本体のごつさに対してベルトが細すぎのような気もするけど、見た目もそんなに悪くない。ケースが黒とグレーの配色なので、ベルトも黒とグレーのストライプにしようかとも思ったけど黒にしてよかったかな。
ザックにつるすときは普通にベルトを締めてカラビナに掛けるだけ。とりあえず手元にあったZpacks.comのカラビナを付けてみた。カラビナはもっと良さそうなものを探してみるつもり。
基本的に山登りで腕に付けることはないと思うけど、これだとそのまま腕時計としても使えるので便利。こういう時計はケースが分厚いので、上着を着たり脱いだりするときに引っかかるのがいやで普段は使わないけど、海外旅行でも高地に行くときは腕時計として着けて行っても面白そう。
ただちょっと気になったのが、本体裏側のベルトが2重になっていること。これによってデフォルトよりもさらに3、4㎜分厚くなってしまう。この、2重になっているのは何か訳があるんだろうか。
見たところ機能的にはなくてもよさそうなので、気に入らなければ切ってしまおうかと思っている。そのほうがザックにぶら下げるときにもより屈曲性が出て使いやすそうなので。
肝心の時計としての機能は実際に山に行ってからの評価になるので秋までお預け。ただ、ちょっと触ってみた感じでは機能がシンプルなのでかえって使いやすそうな印象。ALTIボタンを押すと時刻表示から高度と温度の表示に変わる。
ちょっと残念なのは電池を自分で交換できないことになっている点。こういう時計は意外と電池の消耗が早いので、そこそこの頻度で電池交換が必要になる。説明書では電池交換は販売店またはカシオセンターでやってもらうことになっている。
多分実際は裏のカバーのネジを回して開ければ自分で交換できそうなので、その時は自分でやってみるとは思うけど。まあ、今のところなかなかいい買い物だったと満足しているとろです。
それは山登り用に愛用していた多機能時計、ハイギアのATF8というモデル。
ハイギアは確かアメリカのメーカーで、昔はモンベルが販売していたもの。よくある方位、気圧、高度、気温などが測れる時計。こういう時計ではカシオのプロトレックやスントが有名だけど、腕時計タイプだと時計に体温が伝わって気温が測れないので私はカラビナクリップタイプのATF8を重宝していたのだった。
これをザックの左ストラップにぶら下げて歩く。山登りでは目的地までの距離よりも標高差のほうが気になるので、私の山歩きでは高度計は欠かせない。あと、温度計があるとキャンプをするときにその装備が何℃まで快適に過ごせるかチェックできるので、余計な荷物を持たず、軽量化するのに役に立つ。
記録を見ると2009年に購入しているので10年間使っていたことになる。そんなお気に入りのATF8なのだけど、大雨の翌日、ケースの内側に結露が発生しているのに気づいた。何度も電池交換しているうちにパッキンが劣化していたのだろうか。
液晶画面も薄くなっていたので帰ってから後ろの電池カバーを外してしばらく乾燥させ、新しい電池に入れ替えたのだけど、残念ながら再び液晶画面が点灯することはなかった。
数年前、カラビナ部分が折れたときにはモンベルの店に持ち込んで修理してもらったことがあったのだけど、さすがに本体の修理となるとやってもらえるかもわからないし、やってもらえたとしてもかなりの費用が掛かりそう。
そんなわけで買い替えを検討しようとアマゾンを眺めていると、同じような中国製のカラビナ時計が6000円くらいで売られている。昔だったら考えられないほど安いけど、元ギアジャンキーの私からすると何となく所有欲が満たされそうになく、一旦保留。
それと同時に、いろいろと想像を巡らせていると、単純に腕時計のベルトをウェビングベルトに交換してカラビナでぶら下げればいいんじゃないかと思い当たり、試しに「腕時計 懐中時計 改造」で調べてみた。すると結構いろいろ出てくる。
専用の腕時計ホルダーというのもあるようで、私の用途からするとぴったりだけど3000円くらいする。なので、やっぱり自作しようか、と思っていたところ、ウェビングベルトを使うくらいなら、ナイロン製のベルト、いわゆるNATOストラップに交換すれば、しなやかそうなのでそのままカラビナでザックにぶら下げられるのではないかと思い至った。
そこで腕時計をNATOベルトに交換する方向で検討開始。私の場合、コンパスはアナログタイプを必ず持っていくので不要。高度と温度が測れる安いやつはないかなあと探してみると、ぴったりのものを発見!
カシオ スポーツギア ツインセンサー SGW-300H-1AJF
カシオだけどプロトレックではなく、スポーツギアというシリーズのSGW-300H-1AJFというモデル。気圧と温度が測れるツインセンサーというもの(高度は気圧差から計算される)。同じツインセンサーシリーズには方位と温度が測れるものもあったけど、SGW-300H-1AJFはまさに私のニーズにぴったりマッチ。
値段も6000円弱とリーズナブル。ちょっと気に入らないのが高度表示が5メール単位な点。以前プロトレックを使っていた時期もあったのだけど、この点が気に入らなくてすぐに手放したこともある。
まあ、どっちみち高度は相対高度なので気圧配置が変わればすぐにずれるし、そんなに正確なものでもないけど、小まめに修正すればかなり正確に分かる。ただ、今は既にセミリタイアしていてそんなに道具にお金を掛ける気もないのでここは妥協することに。
ということで早速注文。といっても買ったのは去年の12月のこと。実際に使うのは今年の秋の山登りシーズンからなので放置していたのだけど、コロナで非常事態宣言が出て暇になったので改造に着手することに。
調べてみるとNATOベルトはダイソーにも売っているらしいけど、幅が20㎜のものしかない。カシオのSGW-300H-AJFのベルトは18㎜幅なのでこちらもアマゾンで物色。500円くらいで工具も入ったものがあった。
Airself NATOタイプ 時計ベルト
これは意外にも国内発送だったのですぐに届いた。通常よりも細いピンも付属していてナイロンベルトで使いやすいように配慮されている。予備で3本っているのに好感が持てる。
交換は至って簡単で、一瞬で終了。一応説明書も付いているけど見なくても感覚的にわかるレベル。
ちょっと本体のごつさに対してベルトが細すぎのような気もするけど、見た目もそんなに悪くない。ケースが黒とグレーの配色なので、ベルトも黒とグレーのストライプにしようかとも思ったけど黒にしてよかったかな。
ザックにつるすときは普通にベルトを締めてカラビナに掛けるだけ。とりあえず手元にあったZpacks.comのカラビナを付けてみた。カラビナはもっと良さそうなものを探してみるつもり。
基本的に山登りで腕に付けることはないと思うけど、これだとそのまま腕時計としても使えるので便利。こういう時計はケースが分厚いので、上着を着たり脱いだりするときに引っかかるのがいやで普段は使わないけど、海外旅行でも高地に行くときは腕時計として着けて行っても面白そう。
ただちょっと気になったのが、本体裏側のベルトが2重になっていること。これによってデフォルトよりもさらに3、4㎜分厚くなってしまう。この、2重になっているのは何か訳があるんだろうか。
見たところ機能的にはなくてもよさそうなので、気に入らなければ切ってしまおうかと思っている。そのほうがザックにぶら下げるときにもより屈曲性が出て使いやすそうなので。
肝心の時計としての機能は実際に山に行ってからの評価になるので秋までお預け。ただ、ちょっと触ってみた感じでは機能がシンプルなのでかえって使いやすそうな印象。ALTIボタンを押すと時刻表示から高度と温度の表示に変わる。
ちょっと残念なのは電池を自分で交換できないことになっている点。こういう時計は意外と電池の消耗が早いので、そこそこの頻度で電池交換が必要になる。説明書では電池交換は販売店またはカシオセンターでやってもらうことになっている。
多分実際は裏のカバーのネジを回して開ければ自分で交換できそうなので、その時は自分でやってみるとは思うけど。まあ、今のところなかなかいい買い物だったと満足しているとろです。