2020年7月31日(金)、日本海に面した浜益町で朝を迎える。
今朝は釣りはしないのでゆっくり寝て6時半ごろ起床。朝食を食べて7時前に道南に向けて出発。内陸部は朝は毎日曇り空だったけど、ここでは良すぎるくらいの天気。気持ちいい海沿いの道を快走する。さすがに石狩川を渡った石狩市から小樽にかけては結構混んでいたものの、順調に進む。余市で海沿いを離れ、内陸に向かって倶知安方面に進む。
途中の余市川を覗いてみると、まあまあ水量があって悪くない雰囲気。ちょっと竿を出してみることに。余市川は田園地帯を流れるのどかな里川の雰囲気。
流れの早い瀬いにウェットフライを流すとコツコツとアタリがある。まず釣れたのはきれいなヤマメ。
続いて小型のニジマス。瀬が終わって流れが緩くなると反応がなくなった。一旦上がって木陰で昼食にする。その後もう1ヶ所やってみたけど小物っぽいアタリがあっただけ。そろそろ本命の尻別川に向かうとしよう。
その前に、倶知安のダイソーに寄ってカセットガスボンベなどを補給。今回250gのT型ボンベを満タンにしてさらにカセットボンベを1個持ってきたけど、残り日数を考えるともつかどうか微妙になってきた。なくなる前に補給したほうがいいと判断。
そして15時半ごろ尻別川に到着。まだまだ日差しが強くて釣れる気はしないけど、イブニングの前に一流ししておこう。陽が高くて虫っ気がないのでシンキングラインにストリーマーでやってみる。
するとすぐに25cmくらいのニジマスがヒット。釣り下っていくとまあまあの手応え。
妙に痩せているけど34cmのニジマスだった。ドロッパーの黒いフライにヒットした。そしてその次のキャストでまたヒット。
今度は35cmのアメマス。これもドロッパーの黒いフライにヒットした。その後アタリが遠のくなかさらに釣り下っていくと、リトリーブするラインが抑え込まれると同時に大きな魚がジャンプ!
ドッボーン、ドッボーンと2回3回とジャンプを繰り返す。今回結んでいるのはドロッパー、リードとも4番のフライだ。これは獲れると思ったのもつかの間、フッとラインが軽くなった。
ラインを手繰り寄せて確認すると、黒いフライを結んでいたドロッパーが根本からなくなっていた。結び方が甘かったのだろうか?せっかくのチャンスだったのにやってしまった。うなだれながらもドロッパーを作り直し、再び釣り始める。
すると岸寄りで根掛かり。そう思った瞬間一気に対岸に向かって走り出した。速攻でバッキングまで持っていかれる。今度の魚はジャンプはしないが走るタイプの魚のようだ。さっきよりも大きそう。
十勝川での経験が頭をよぎり、魚に主導権を渡してなるものかとパーミングしながらブレーキを掛けて止めにかかる。しかし止めることができないまままたラインが軽くなった。
確認するとフライは2つとも付いている。フッキングが甘かったのだろうか?さすがに2回連続バラシでがっくり。。。悔しいけどどうしたらいいのかわからない。あのサイズ、制御不能でまた掛かったとしてもキャッチできる気はしない。
しかし掛かる魚のサイズは選べない。とにかく場数を踏んでいくしかないだろう。気を取り直して再び釣り始めると今度は本当の根掛かり。これでドロッパーとリードの2本とも失った。
時刻はすでに17時半を回っている。夕方は別の場所に移ろうと思っていたけど、一旦車に戻って少し休憩し、もう一度このポイントを釣ってみることに。18時頃から2回戦開始。
小型のアメマス、ニジマス、ヤマメが釣れるものの、大型魚の反応はない。そろそろポイントも終わりかというとき、まあまあ手応えのあるアタリ。
釣れたのは33cmのブラウントラウト。この日はこれで終了。トロフィークラスを2回連続でバラしてがっかりではあるけど、何となく釣り方に手応えは感じられた。幸い北海道滞在日数はもう少しある。次回は何としてでも釣り上げたい。