2020年7月21日(火)、この日も4時前には目が覚めたものの、起きられず4時20分起床。
朝イチは昨日最初に入ったポイントに向かう。昨日は小物の反応しかなかったが、流れ的には大物が着いていてもおかしくないいい流れだった。
朝イチは昨日最初に入ったポイントに向かう。昨日は小物の反応しかなかったが、流れ的には大物が着いていてもおかしくないいい流れだった。
5時前から釣り開始。6番のドロッパーに8番のリードといういつもの仕掛け。ポイントの頭から釣り始めるも反応のないまま進む。そんな中、まだ流れが速く、核心部はもう少し下流と思って油断していたとき、突然リールが甲高い音を立てて逆転する。ラインを保持せずにスイングさせていたフライを魚がテイクしたのだ。
魚が完全に止まるまで我慢、と自分に言い聞かせながら待っていると、瞬く間にバッキングラインが引き出されていき、ついにスプールの軸が見え始めた。フラットビームが50m、バッキングラインは150mは巻いているというのに。
これはヤバいとさすがにスプールを押さえた。幸い魚の下るスピードはやや遅くなっていた。それでもまだ下流に下ろうとする魚をなんとか押さえたものの、全くこっちに寄ってくる気配がないため、自分が下ってラインを巻き取っていく。
さらに走ろうとする魚を止めることはできず、パーミングしながら少しずつ走らせてはラインを巻き取るのを繰り返す。そうしているうち、ついに魚が上流を向いた。チャンスとばかりに急いでラインを巻き取っていく。
これだけラインを出されたら最早ラインテンションを維持するのは不可能。必死にラインを巻き取りながら、ついにバッキングとランニングラインの繋ぎ目がトップガイドに入ったとき、すでにラインが軽くなっているのに気づいた。いつの間にかバレた模様。
まあ、バッキングラインが尽きるまで走られた時点で、これは獲れないだろうとは思っていたけど。見てみるとドロッパーのフライの結び目が切れてフライがなくなっていた。いつの間にバレたんだろう?もしかすると、魚が反転してこちらを向いたと思ったのはラインが切れたからだったのか。
それにしてもとんでもない魚だった。一気に200m以上走っても衰える気配を見せず、抵抗し続けた。間違いなく60cmオーバー、もしかしたら本当に70cmオーバーだったかもしれない。やっぱりラインを保持せず魚に主導権を取られたのがいけなかったのだろうか。
しかし、フックアウトではなくラインブレイクしたということはフッキングは問題なかったのだろう。ティペットはフロロの2号を使っているけど、まさか日本国内で魚に切られるようなことがあるとは思っても見なかった。
悔しいけど今の私には釣り上げることができない魚だったとしか言いようがない。もう一度チャンスはほしいけど、今度はもう少し小さい魚でいいというのが本音。それくらいすごい魚だった。
その後同じポイントで42cmのニジマスが釣れたけど、最早子供をあやすようなものだった。何度もジャンプを繰り返す十勝川らしいニジマスだったけど、妙に冷めた気分で流れに帰した。まあそれでも昨日より若干サイズアップしたのでよしとするか。
当然悔しさはあるものの、まだまだ未熟なのを思い知らされ、ある意味清々しい気分でもあった。もっともっと経験を積むしかない。とりあえず車に戻って朝食を取り、気持ちを切り替えて次のポイントに向かう。
次は昨日の夕方に入ったポイント。昨日は時間がなくて探りきれなかったが、下流にまだまだ釣れそうなポイントが続いているのだ。釣り下っていくと小物が掛かったけどバレた。さらに釣り下ると待望のヒット。それ程大きくはないものの、粘り強いファイトで楽しませてくれる。
釣れたのはさっきと同じく42cmのニジマス。大きな尾びれが印象的だった。ただ、なんとなくニジマスっぽくない雰囲気。
オスのニジマスだとは思うけど、何となくカラフトマスっぽい雰囲気に見えた。その後さらに下流で30cm台後半くらいの魚を掛けたけどバレてここは終了。
ここからはポイント探索。車を走らせながら川に降りられる場所を探す。そうしてやって来たのは瀬が続くなかなかよさそうなポイント。しかしすでに時合いが過ぎたのか小物の反応しかなかった。
ここでお昼になったので車に戻ってインスタントラーメンの昼食。そして今日は風呂の日なので温泉に向かう。とその前に、ウェーダーが浸水してきたので応急処置をしておくことに。
私はブーツフットタイプのウェーダーを愛用していて、ここのところは阪神素地のエントラントウェーダーを使っているのだけど、どうもこのウェーダー、ブーツと素地の繋ぎ目部分が弱点のようで、使い続けているとそこが擦れて徐々に漏水するようになる。
いつもなら帰るまで我慢して、帰ってからじっくり修理するところだけど、今回はまだ2週間以上ある。
ということで帯広市内のホームセンターに寄ってセメダイン・スーパーXを購入。
続いてお風呂は少し戻って釣り場にも近くて安そうな芽室町の温泉鳳乃舞というところに行ってみたものの、ちょうど定休日。しかたなく帯広市内に戻って白樺温泉というところに行ってみた。
ここは450円とまずまずの料金ではあるけど、シャンプーやボディーソープなどはない。これで300円くらいだったら大満足だけど、この値段なら普通の感じ。ただ泉質はヌルヌル系でなかなか。
私的にはあまり評価ポイントではないけど、色々な浴槽があったので好きな人にはいいかも。平日の昼間なのにそこそこの人出があって結構人気みたい。それでもゆっくり浸かることができた。
風呂上がりはせっかく町中に来たので、明日の予定を前倒しして食料の調達を済ませ、川に戻る。ウェーダーの応急処置等をしつつ、予備のウェーダーを履いて夕方5時頃から夕方の部を開始。
いくつかポイントを見て回ったものの、これっといった場所は見つからず、この日の最後は今日の昼前に入ったポイントをじっくり攻めてみることに。しかし、よさそうにいある流れからは小型のニジマスが数匹姿を見せただけで終了。
天気は今夜から雨の予報。お湿り程度の雨であれば絶好のコンディションになりそうだけど、降り方次第ではしばらく釣りは無理になるかも。まあ、考えても仕方ないのでさっさと寝ることにしよう。