2020年8月21日(金)、東大鳥川の畔で朝を迎える。
かなり上流部だと思うのだが、朝からバンバン車がさらに上流に走っていき、なんだか覚めた気分の朝となった。なかなか起きる気にならず、惰眠をむさぼって起きたのは7時半ごろ。朝食を済ませて8時過ぎに川に降りた。昨日の長いティペットを結んだままだったのでこの日もドライフライでスタート。12番のドライフライで釣り始めた。すぐにヒットしたもののバラシ。しかし間髪を入れずにまたヒット。
今度はキャッチできた。15cmほどのイワナ。やはりプレッシャーが少なければそこそこ魚影は濃いようだ。それ以降もコンスタントに反応はあるものの、出しているラインが長い割りに魚が小さいせいかバラシの連続。このセクションは1匹のみで終わった。
一旦上がって今度は下流に歩いていく。すると見覚えのある景色。昨日夕方脱渓した場所にたどりついた。これはちょうどいいい。今度はウェットフライに替えて釣り上がる。するとバラシも減ってそこかしこからイワナが飛び出してくる。
リードのシルバーサルタン、ドロッパーのロイヤルコーチマンどちらも同じように釣れる。まあせいぜい20cm、アベレージ17、8cmといったところだけど、ほとんどのポイントから反応があり、数釣りを堪能した。
以前、イワナは大物から抜かれていくため、シーズンが深まるにつれて型が小さくなる、というのを聞いたことがあるけどまさにそんな感じなのだろう。今度は少し上流に移動し、同じような型を数匹追加して午前中は終了。
昼食を食べて、午後からは昨日の夕方に入った枝沢をもう一度釣ってみることに。14番のドライフライに替えて釣り上がる。さすがに昨日釣れたポイントからは反応がないものの、昨日アワセ切れで釣り損ねた場所でヒット。
20cmほどのイワナ。思ったよりも小さいな。それに昨日切れたフライも付いてないし、もしかしたら別の魚かも。その後はコンスタントに、というほどではないものの、ここぞという場所から反応はあるのにここでもバラシの連続。
そろそろ戻ろうかと思い始めた時、ちょうど突破できそうにないゴルジュ帯に差し掛かったためここで引き返すことに。結局ここでは最初の1匹のみで終わった。ドライフライのときはもう少し柔らかいロッドを使った方がいいのかも。
車に戻ってコーヒーを飲みながらしばし休憩した後、そろそろ麓にもどることにする。まだ17時前だけどこの日は雲が出てきていい雰囲気。あまり可能性は無さそうだけど本流をやってみる。水位も下がり、濁りもだいぶ取れてきたけど1ヶ所目はなにもなし。2ヶ所目はいつものようにチビヤマメのみで終了。やっぱり赤川本流はもう無理か。