2020年10月20日火曜日

ついに待望のメッキをキャッチ!~銚子周辺釣行2020年10月その1

 盛り上がる気分とは裏腹に全くつれない私の海フライ釣行。

それでも新しいラインを買ったり、改造ラインを作ったり、フライを巻いたりしていると試したくてうずうずしてくる。まあ、今シーズンは関東での海フライは初めてなのでしばらくはポイント調査を第一に、釣果は気にせずやっていこうと思っている。

さて、以前は何をするにも最高の時期だと思っていた10月だけど、近年は天気がなかなか安定しない印象。先週もはっきりしない天気で、山登りやサイクリングはやめておいてやっぱり釣りに行くことに。

これまで茨城県北部、九十九里~外房北部を回ってみたもののいまいち。そこで今回は近場ではまだ行っていない銚子周辺を探ってみることにした。ということで2020年10月13日(火)、今シーズン3回目となる海フライ釣行に出発。


今回も9時半ごろ自宅を出発。銚子といえば利根川の河口部だが、途中で見えた利根川はここのところ降り続いた雨の影響か、泥水を湛えてメコン川のようにとうとうと流れていた。濁りは大丈夫だろうか?


お昼前に最初の釣り場に到着。車内でインスタントラーメンの昼食を食べて釣り開始。この日は北東の風が強いので、左手側から風を受ける場所を選んで釣り始めた。ここは幸い利根川の泥水の影響はないようで水は澄んでいる。


タックルはこの日もエリアブースターの6番にタイプ4のシューティングヘッドを乗せ、カウントダウンしながら主に縦方向を探っていく。フライはパイロットフライの5㎝くらいのクラウザーミノー。

しかし反応がないままカウントダウンの釣りを続けているとキャストミス。すぐにラインを回収していると魚がついてくる!波立っているので魚種はわからないけど、フッキングには持ち込めずUターン。

そうか、表層だったのか。すかさずキャストし直してすぐにリトリーブを始める。リーダーがトップガイドに入る直前までリトリーブし、さらにロッドを立てながら最後の誘いをかけるとコツンと当たったものの、フッキングせず。

ラインをインタミのフルラインに換えてみたりしてしばらく粘ってみたものの、それ以降反応がなくなり場所を移動することに。メッキっぽかったけど、何だったのだろう?次は追い風になる場所に入ってみた。すると海でフライロッドを振っているのが珍しいのか、フライもやるというエサ師に声をかけられた。


メッキを狙っているというと、ここではメッキを釣ったことも狙ったこともないとのこと。今はイワシが大量に入ってきていてサビキでバンバン釣れているらしい。ただ、釣れているという堤防先端部は人が多すぎてフライロッドは振れそうにないのでひと気も魚っ気もない場所でがんばってみる。

やっぱりメッキはいないのか。まあ、イワシでもアジでも何でもいいので釣れないかなあ。この場所は深すぎてタイプ4のヘッドで60秒沈めても根や藻に引っ掛かる感触はない。タイプ4で探るのは手返し悪すぎ。

案の定反応がないまま、日が傾き始めた。ここは風が強すぎて気力も体力も消耗が激しいので、風裏になりそうな場所に移動してみることに。

しかし目を付けていた漁港はコロナの影響で全面的に立ち入り禁止。非常事態宣言下ならわかるけど、今はもうコロナに便乗して釣り人を排除しようとしているとしか思えない。たぶん全国的にこういう場所が増えているんだろうな。

仕方なく車を走らせているとフライロッドを振れそうなちょっとした磯場を発見。ちょうど先行者が片付けをしているところだったのでそこで釣ってみることに。しかしここは濁りがきつくてフライでは厳しそう。


やはり何の反応もない。さらに別の場所に移動しようと思ったけど、立ち入り禁止だったり濁りがきつかったりしたら時間がもったいないので最初の場所に戻ることにした。お昼とは別の場所に入って釣り開始。相変わらず風は強いけど、ここでも左手側から風を受けるポジション取りをしてなんとか釣りにはなりそう。


夕マヅメで魚が浮いてくることを期待して表層を攻める。クラウザーに反応がないので思い切って12番のフライに交換してみる。これはエビにも小魚にも見えることを期待して巻いた、ラビットファーをウイングにしたクレージーチャーリーのバリエーション。

するとようやくヒット!めちゃくちゃ小さいけど待望のメッキだった。10cmくらいでほとんど引かなかったけどうれしい1匹となった。やっぱり居るんだな。


しかしあとが続かず。メッキは群れていることが多い印象だけど、ここではすごく小さな群れなのか。粘っているとようやくヒット!


今度はこれまた小さいセイゴだった。暗くなってくるとさらにヒット!


今度は若干サイズアップしたセイゴ。といっても20cmくらい。もうメッキの時合いは終了してセイゴの時合いになった模様。ただこの日はそれまでだった。


この時期17時半にはもう真っ暗。海水浴場の駐車場っぽい所に移動して車中泊とした。