2020年10月19日月曜日

思わずテントを衝動買い!~自転車ツーリング用テントの選定理由を後からじっくり考えてみる(その1)

 先日アマゾンで2000円以上送料無料の小物を買う際、何か他に必要なものはないかと物色していたところ、思わず物色対象を広げすぎてしまい、自転車ツーリング用のテントを衝動買いしてしまったのでした。

ただ最近はいい世の中になっていて、テントと言っても数万円する時代ではないんですね。

とは言えセミリタイア中の私にとっては決して安い買い物でもない。なので今回は衝動買いしてしまったテントの購入を正当化すべく、後からちゃんとした理由付けをしようと思う次第です。


そんな私、自転車ツーリングに関しては初心者も同然ですが、学生時代のバイクツーリングに始まって山登りや車道歩きも含めたバックパッキングにはうん十年の経歴があります。テントに関してもいろいろ買ったり売ったりしてそれなりのこだわりがあります。

現在もいくつかのテントを保有中。山登りに関しては、十分な耐風性のあるフロアレスシェルターやシェイプドタープ、ツェルトなどがあるので最早テントは使わなくなりましたが、以前はそれ用に使っていたアライテントのトレックライズ0。

主に暑い季節の歩き旅を想定して購入したビッグアクネスのフライクリークUL1。さらに、これはテントではないけど、スノーハイキング用のシェルターとして購入し、使用していたヘリテイジのクロスオーバードーム(これは一応防水だけど本格的な雨では浸水する)など。

その中で、最近始めた自転車ツーリングではトレックライズ0を使うことが多かった。理由はそんなに軽いわけではないけど、そこそこ耐候性がいい点。歩きの旅では道具はできる限り軽いほうがいいけど、自転車の場合そこまで重量の影響はないので。

ただ不満点もあった。一番は通気性がいまいちな点で、組み立てはスリーブ方式でわりと簡単ではあるけど、フライと本体のクリアランスが狭くて結露が発生しやすい点。自転車ツーリングだったら、もう少し重くてもいいので通気性がいいテントが欲しいと思っていたのだった。

そこで、そんな私にとって自転車ツーリング用のテントに求めるスペックをランキング形式で書いてみた。

  1. 自立式であること
  2. そこそこ軽いこと
  3. 狭すぎず広すぎないこと
  4. 長辺側に出入り口があること
  5. 釣り下げ式であること
  6. 本体がメッシュではないこと
  7. フライシートがポリエステル製であること
  8. フライシートの色が地味なこと
まず1番。登山であれば北アルプスであれ、南アルプスであれ、どんな地面にでも打ち込める、アライテントやMSRから出ているアルミのソリッドステークがあれば自立しなくても問題ない。ただ、自転車ツーリングではそもそもペグダウンできない場所に泊まることも多いので自立式は必須と思う。

この点に関しては上記3つはほぼ満たしている。フライクリークは完全な自立式ではないものの、ペグダウンできなくても快適な就寝スペースは確保できる。次に2点目。自転車旅は徒歩旅行ほどではないにしろ、軽いに越したことはない。概ね2㎏以下か。その点についても3つとも全く問題なし。

そして3番目、暑い時期にしかキャンプしないなら広すぎても問題ないけど、寒い時期だと狭いほうが暖かくていい。それにテントを張るスペースも少なくて済む。理想は幅100㎝以内、長さ200~220㎝。この点でも上記3つは合格。

4番目の長辺側に出入り口があるのは意外に重要。慣れの問題もあるかもしれないけど、短辺側に出入り口があるあるテントは出入りしにくくて意外にストレスになる。この点がネックなのがビッグアグネスのフライクリーク。

このテント、本体+フライシート+ポールの最小重量が850gと非常に軽いので歩き旅では重宝するけど、自転車ツーリングではもう少し重くても利便性を重視したい。続いて5番目の釣り下げ式である点。

この点に関してはフライクリークは合格だけどトレックライズ0が不満な点。設営にやや手間取るのと、上記の通りフライと本体の間の通気性がいまいち。自転車ツーリング用にテントを新調するとしたらもしかすると一番重視したいところかもしれない。

次の6番目。日本製のテントではほとんど見かけないけど、アメリカのメーカーでは結構見かける、インナーテントが全部メッシュ、あるいは上部半分メッシュのテントがある。暑い季節にしかキャンプしないならいいけど、日本の冬には寒すぎそう。

なので開閉できる大きめのメッシュパネルは必要だけど、本体の全部もしくは一部がメッシュというのは避けたい。この点では本体上半分がメッシュのフライクリークがアウト。その次の7番、ポリエステル製云々はそれほど重要ではないけど、そうであれば越したことはないと思っている。

まずポリエステルは吸水性がないので濡れても重くなりにくく、渇きやすい点。さらに、数日間張りっぱなしにしておくような状況において、ナイロンに比べて紫外線に強いので安心できる点。後者に関しては、個人使用で実感できるレベルまで使い込むことができるかどうかは不明だけど、それに越したことはないとは思う。

そして最後に7番目の色。自転車旅では野宿が多いので、フライシートはダークグリーンとかグレーなどのステルスカラーがいい。ここまでの条件を満たす市販のテントはほぼモンベルのクロノスドームの1拓になってしまうのだけど、色がいまいち。

ネットざっと調べた結果、現在自転車ツーリング用テントというとモンベルのクロノスドームが一番人気っぽい。ただ、モンベルは雨具とダウン製品は評価しているけど、それも含めて毎年のように仕様変更するおかげで、買ってもいつもいまいちな気分が残るというのが個人的な印象。そんな中見つけてしまったのがMountain Conquerorのテントだったのだ。。。(続く)

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