2020年11月5日木曜日

ムジナ平から白砂山へ~ぐんま県境トレイル白砂山山行2020年10月(2日目前編)

 2020年10月27日(火)、ぐんま県境トレイルはムジナ平で朝を迎えた。

今回は2泊3日の計画で準備してきたものの、そうすると時間がかなり余りそうなため、今日中に白砂山まで往復して下山しようと思う。そのため早めに出発しようと、まだ暗いうちから起き出した。


朝の気温は氷点下。ただ、予想ほど下がらず暖かく過ごすことができた。といっても、昨夜は時おり強い風が吹きつけてタープの結露がシャワーのように顔に吹き付けた。そんな結露も朝にはバリバリに凍りついていた。


朝食は今回もカレーうどん。これにも天かすを追加してカロリーアップを図った。


6時前にようやく明るくなってきた。今日はいい天気になりそう。


食後はスティックタイプの甘いインスタントコーヒー。6時には出発しようと思っていたのに、コーヒーを飲みながらくつろいでいるとあっという間に6時半を回った。


急いで片付けて荷物をまとめ、メインのザックは避難小屋にデポしておく。


水、食料、雨具などをナップサックに詰め込み、結局いつもとあまり変わらない6:43ムジナ平を出発。


ムジナ平の背後にそびえる標高差200mはありそうな笹の山を登っていく。目の前の山はトラバースするのかと思ったらどうやら登るようだ。笹の急斜面を直登する。


なかなか迫力のある眺め。


眼下に避難小屋が小さく見える。


登り切ったところが大黒ノ頭だった。7:02着。


ここからいよいよこのルートの核心部、標高2000m前後の尾根歩きが始まる。無風で快晴という絶好のコンディション。昨日無理して登らなくてよかった!次は目の前の上ノ倉山を目指す。


7:11上ノ倉山に到着。


どこまでも続く尾根道。アップダウンはかなりありそうだが、ほぼ空身なので気分も体も軽くて気持ちいい。


忠次郎山を越えるとようやく今回のルートの全容が掴めてきた。たぶん右手の尖った山がこの辺りでは一番高いので白砂山か。


時おり樹林帯に入ったりする笹の尾根道。結構好きな雰囲気。


次は上ノ間山に登っていく。


正面に白砂山を捉えた。


上ノ間山が近づいてきて、


8:29到着。


白砂山も近づいてきた。コースタイム105分はちょっと大げさすぎると思う。


アップダウンを繰り返しながらどんどん進んでいく。


笹の急登。まだ午前中で体力も十分なので余裕はある。


まだまだ続く尾根道。


山の向こうに冠雪して銀色に輝く北アルプスが見えた!


9:12ようやく白砂山に到着。


北アルプスが迫るすごい眺め!


誰もいない山頂を独り占め。クリームオーを食べてエネルギー補給する。やがて野反湖側から誰かが登ってくる熊鈴の音が近づいてきたのでこちらはそろそろ出発することにする。9:26出発。余裕があればさらに尾根道が続く堂岩山まで行こうと思っていたけど次回に取っておこう。来た道を戻ることにする。


今歩いてきたばかりの道だけど、見える景色が全然違うので新鮮な気分で歩ける、体力が残っているうちは。


また上ノ間山に登り返す。


ようやくこの辺りの位置関係が掴めてきた。左手の真ん中が窪んだような山がたぶん苗場山かな。


さらに上ノ倉山を目指して進んでいく。


こちらは谷川岳方面。奥に銀色に光って見えるので、谷川岳もすでに冠雪している模様。


気持ちがいい道が続くけどかなり疲れてきた。


ようやくムジナ平の避難小屋が見えてきた。トラバースできればすぐなんだけど。。。


最後の登りを何とかこなして、


11:25ようやく上ノ倉山に到着。


大黒ノ頭からは笹の急斜面をどんどん下り、


11:42避難小屋に到着。なんとか午前中に戻ってくることができた。いやー、きつかったけど歩きごたえのあるいい道だった。後は消化試合みたいなものだけど、まだここからが長いんだよなあ。。。(つづく)