2020年12月13日日曜日

玄界灘でフライフィッシング

12月上旬の実家滞在中、釣りに出かけることにした。

沖縄旅行の終盤で無理やりフライロッドを復活させたのは、実家近くの海で釣りをしたかったからでもある。

私は福岡県出身だが、親が退職後、同じ福岡県内でも縁も所縁もないところに引っ越したため、今の実家は全く馴染みのない場所といっていい。

とは言え引っ越したのはもう10年以上前のことなので何度も実家には帰っているのだが、釣具を持ってきたのは初めて。徒歩だとちょっと厳しいけど今回は自転車がある。自転車があれば簡単に海に行ける場所なのだ。


ということで今回は玄界灘でフライフィッシング。子供の頃エサ釣りでは何度も釣りをしている玄界灘だけど、フライフィッシングはもちろん初めて。果たして何が釣れるのか?あるいは釣れないのか。


しばらく続いた冬型の気圧配置が緩んだとある日、前日洗車してきれいになったルノー・ウルトラライト7トリプルでやって来たのはこの辺りで人気があるというとある漁港。天気は悪くないけど風はやや強め。いくつかある堤防のうち、釣り人がいるのは一か所。釣り人は釣れているところに集まるのでまずは私もそこに入ってみる。


みんな外海に向かって竿を出していて、何か小型の青物がコンスタントに釣れている。イワシか?それに倣って私も外海側を攻めてみる。


ロッドはもちろん9フィート7ピース改め、約7.5フィート6ピースのこのロッド。唯一残っているリオのT-8をカットしたシューティングヘッドに小型のフライで釣ってみる。

カウントダウンで表層から底付近まで探ってみるも、全く反応なし。後で聞いてみたところ、エサ釣りで釣れていたのはサヨリだった。サヨリをフライで釣るのはちょっと厳しかったか。


しばらく粘ってみたけど全く反応がないので試しに堤防の反対側、漁港内を釣ってみる。するとすぐに何かがフライに触れた感触が。海藻かな、とも思いつつ再びキャストするとついにヒット!しかし極太ティップのせいか無念のバラシ。魚種は確認できず。しかしすぐにまたヒット。


小気味よい引きを見せてくれたのはメバル!そういえば、関東ではメッキやアジ、サバを狙っていたのですっかりこの魚のことは忘れていたけど、12月といえばもうメバルの季節。これまで夜釣りで釣ったことはあったけど、昼間でも深場を探れば釣れるのか。

その後も何度かアタリはあったものの、なかなかフッキングに持ち込めず。そうこうしているうちに、堤防の際にキャストしてリトリーブする手にゴリっといういやな感触が。これはライン根掛かり。

やってしまった、シューティングヘッドシステムでラインが根掛かるとかなりの確率でランニングラインが切れる。岸際なのでヘッドの接続部分は見えているのだが、手が届かない。無理やり引っ張ると案の定繋ぎ目が切れてジ・エンド。


今回の旅行で持ってきた3本のシューティングヘッドすべてを根掛かりでなくすことになった。やっぱり遠征時は予備にフルラインも持ってくるべきだったな。せっかく修理したフライロッドだけど、まあ1匹釣れたので治した甲斐はあったか。

自宅に戻ったらメバルもターゲットにしてまた海釣りに精を出すことにしよう。ということで、玄界灘での初フライフィッシングは消化不良のままで終わってしまった。しかしこれで帰省するときの楽しみができたので大きな収穫があったとも思うのであった。


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