先月行ってきた沖縄自転車旅の装備類をまとめました。
まずは集合写真。右から、メインの収納はフレームレスのバックパック。今回はGoliteというメーカーのJam2womenモデルを使用。10年以上前に購入したものでもうとうに廃番になっている40Lくらいのフレームレスパック。
ザックの下敷きになっているのがスリーピングマット。
LIFE SPORTS ポリエチレン発泡ロールマット・シングル
確か上のリンクにあるマットを80㎝にカットしたもの。リッジレストのまがい物だけど、リッジレストよりも薄い分軽いのが特徴。80㎝カットで100g。ちなみにリッジレストは80㎝で165g。
気温が5℃以下になりそうなときはリッジレスト、それ以上のときはLIFE SPORTSで使い分けている。スリーピングマットは肩からお尻までカバーする80㎝で個人的にはまったく問題ないと思っている。脚の下にはザックを敷けば問題なし。
沖縄では気温が10℃以下になることはまれだし、ビーチでキャンプすることが多いのでホームセンターで売っている8㎜の銀マットでも十分で、それなら80㎝で80gほどになる。ただ普段使ってなくて出すのが面倒だったので今回はLIFE SPORTSにした。機能的には十分で、パッキングする際はこれをロール状にしてバックパックの内側に沿わせ、フレームにする。
その左側の上から、今回のために新調した自転車用ポンチョと雨具の下の代替として持っていったモンベルのウィンドパンツ。ポンチョはこれを買ってみた。
自転車用だけにハンドルまですっぽり隠れる大きさで重量は334gとまあまあ軽量。ただ今回は運よくほとんど雨に会わなかったため使う機会がなく、使用感は不明。風には弱そうだけど、フィンガーループとか、前カゴに引っ掛ける用のクリップなどちょっとしたギミックもあり、マイルドな条件なら普通の雨具よりも良さそうかなとは思う。
ウィンドパンツは雨具兼メインのズボンを洗濯したときの予備パンツとして準備。あまりかっこよくはないけど、単体で使用してもそれほど違和感はなく、そのまま買い物とかも行ける。もちろん防水ではないので雨具としては気休め程度。ポンチョの下としてはたぶん十分かな。
その下がテント代わりの自立式シェルター、ヘリテイジのクロスオーバードーム。
現在は素材が更新されて代替わりしている。特徴は自立式シェルターでフレームを合わせても約670gと軽量なところ。どこでも素早く立てられるし、透湿性も良好で通常のコンディションだとほとんど結露もない。
ただ素材が15デニールと薄いので、やはり耐久性には不安がある。基本的にグランドシートを使用しているので底面はそれほどでもないけど、常に接地している四つ角部は20泊くらい使用している現時点で小さな穴だらけ。
せめてボトムの素材は多少重くなっても透湿性のない30デニールくらいの素材にしてくれればかなりよさそうなんだけど。あと、やはりシングルウォールで極薄素材なので雨には弱い。今回はよかったけど、雨が続くようだと確実に浸水する。
今回はGO TO トラベルキャンペーン中だったこともあり、雨天が続くようならホテルに駆け込むつもりでこれにした。結果的にはほとんど雨に会わずに済んだけど、やっぱりダブルウォールのほうが安心かな。次回行くとしたらアライテントのトレックライズ0を持っていこうと思う。
その下がシェルターのフレームとフライロッド。フライロッドはMaxchatchというメーカーの9フィート7番、7ピースのパックロッドを持って行った。
安物だけどアメリカ製ロッドみたいには強すぎず、結構お気に入り。ただ、たぶんかなりの高弾性素材を使っているみたいで、今回はフライをぶつけてしまったところ簡単に折れてしまった。これはまた買い直すか思案中。
その左側の列上の青いのがシュラフと防寒着を入れたサック。シュラフはイスカのエア150。私のは初期モデルのBOXコンストラクションなのでちょっと重い(385g)けど意外と温かい。経験上0℃までは対応可能(ちょっと寒いけど)。
これよりも軽量なエア130というのもあるけど、ジッパーを開放して掛布団モードで使用できるので150のほうが汎用性が高いと思う。防寒具は沖縄では出番なしだけど、行き帰りと実家滞在に必要なのでモンベルのEX.ライトダウンジャケットとかそんな名前の軽いダウンジャケット(133g)を持って行った。
その下がクッカーとストーブ。クッカーはエバニューのチタン製900L(133g)。ご飯を炊くには適さないけど、ラーメンを作るにはぴったりで主に登山用に愛用している。今回は外食メイン、たまにインスタントの沖縄そばを食べる用なのでちょうどよかった。
あと、普段トランギアのアルコールバーナーとの組み合わせで使っているので気づかなかったけど、250gのガス缶がぴったり入るように作られている模様。さらにこれも愛用しているメジャーリングカップというプラスチック製のコップ(20g)もぴったり収納できた。
ストーブはちょっと悩んだ末、重量を重視してプリムスのP-114というモデル(64g)を持って行った。これもすでに廃番で、後継品のP-115はさらに軽量化されている。
一昨年のバックパッキング旅ではカセットガスが使えるイワタニのジュニアバーナーを持って行ったけど、274gと圧倒的に重い(それでもたぶんカセットガスが使えるストーブとしては最軽量だと思うけど)。歩きだとキャンプ用のガス缶が手配しにくいけど、今回は自転車。
あらかじめ調べたところ、那覇の都心部で確実にキャンプ用のガス缶が手に入るところは見つからなかったけど、豊見城のスポーツデポ、宜野湾のアウトドア館などで在庫があるのを確認。今回は豊見城のスポーツデポで入手した。
あとカトラリーはシートゥーサミットのアルミ製スポーク(9g)。今までいろいろ使ったけどこれが一番使いやすくて軽い。ストーブの収納袋に突っ込んで持ち運んだ。
その下がギアボックスと呼んでいるメッシュポーチ。ヘッドライト、ラジオ、モバイルバッテリー、ファーストエイドキット(絆創膏、ダクトテープ、タイラップなど)を入れている。普段の山登りやサイクリングではナイフとかトランギアのストーブ、ゴトク、風防なんかもここに入れているけど今回は除外。
その下のポーチが釣り具入れ。軽量なフライリール(オリムピック・カーボンフライ9320)、フライボックス1個、各種ティペットなどを収納。
一番左の列の上が自転車に付けるフロントバッグ。私が買ったものはすでに売ってみないみたいだけど、たぶんこれが同じもの。
全く使いやすくはないけど、この手のものはベルクロで脱着するものが多い中、これはクイックリリースバックルで取り付けるので付け外しが楽なのが特徴か。これをハンドル内側に取り付けるのがお気に入り。
これまでのサイクリングでは上記の釣り具のポーチと携帯食などを入れていたけど、今回は水運搬用に導入。ダホンのボードウォークでは水運搬用にミノウラのマルチゲージMC-2000というのをちょっと改良して使っている。
過去記事:自転車用マルチケージを大型ペットボトルホルダーとして使う~MINOURA MC-2000の紹介
今回、ボトルゲージ用のダボ穴がないルノーウルトラライト用にどこでもケージホルダーというのを買ってみたけど、事前にテストした結果、2Lの水を運ぶには保持力が足りなかった。
なのでこれには自転車用ボトルとして使っている650mlのペットボトルを取り付けた。そしてフロントバッグに1Lのペットボトルと450mlのペットボトルを収納。
メインコンパートメントにぴったり収まった。これで常時2.1Lの水が運べるので私的には1泊キャンプするには十分だった。このほか予備にエバニューの900mlのウォーターキャリーを2つ持った(1個は泡盛運搬用として常時稼働)。あとこのフロントバッグのサイドポケットに自転車の携帯工具やパンク修理キットを収納。
その下がブルートゥース接続の携帯キーボード。これも使いにくいこと甚だしいけど、まあないよりはまし、くらいのもの。
過去記事:スマホ用格安Bluetoothキーボードの使い心地
その下のグレーのポーチに入っているのが輪行用バッグとして使っている大型トートバッグ。狙い通り大活躍だった。
過去記事:ルノー ウルトラライト7の輪行バッグ
このほか、写真には写ってないけど着替え(Tシャツパンツ各1、靴下2、タオル)、洗面キット、パックカバー、折りたたみみ傘、空気入れ、100均の携帯ナップサックなどを持った。そして下に敷いているのがタイベックをカットしたグランドシート。自転車に積載した全体図はこんな感じ。
14インチのルノーウルトラライトではこのくらいの積載が限界かと思う。自転車はちょっとパーツを付けたり交換したりはしているけどほぼオリジナルの状態。その中でもキーポイントはタイヤのバルブ変更。もとの英式ではあまり空気圧を高められないので、このスタイルだと後輪のリム打ちパンクが多発する。
ただ14インチ用はスポーツ自転車用の仏式や米式バルブのチューブはほとんど流通してない模様。そこで今回は上記のバルブアダプターを使ってみたけど、これが大正解。細くて薄い1.35インチのタイヤでも一度もパンクすることなく2週間を過ごすことができた。仏式でもいいかもしれないけど、米式だといざとなるとガソリンスタンドでも空気を入れられるのでより安心。
ただ想定外だったのが、携帯用に買った空気入れが使えなかったこと。14インチではタイヤの直径が小さすぎて、アダプターを付けるとうまく空気入れのノズルを取り付けることができなかった。なので据え置き用に購入していた空気入れを持って行った。
写真左が据え置き用に買ったKnoelifeのフットポンプ。これはゲージが付いていて空気圧を管理できるので、結果的には正解だったかも。それでも重量は210g。携帯用としても十分で使いやすいし結構おすすめだけど、残念ながらアマゾンではもう販売してないみたい。