2021年4月21日水曜日

ようやく渓流釣りも開幕~2021年山形遠征記1(10日目)

 2021年4月14日(水)、予報に反して朝まで降り続いた雨。

おかげで川は増水。車中泊地の傍らを流れる月光川も茶色く濁った水が溢れんばかりに流れている。やはりしばらく本流は無理そう。ゆっくり準備して今日は渓流に向かうことにした。


まずやって来た月光川のとある支流、やや茶色っぽく色づいているものの、水量はそれほどでもなく十分釣れそうな雰囲気。結構好きな里川風の渓相で期待が膨らむ。ここはウェットフライで釣り上がることに。


8番のロイヤルコーチマンに10番のブルーダンといういつもの組み合わせ。しかし期待に反して全く反応がない。道路沿いでどこからでも川に降りられる渓相、すでに釣りきられているのか。とはいってもまだ4月半ば。この辺りは4月解禁なのでそんなここともないだろう。


少し上流に移動してみたものの相変わらず反応はないい。ここは諦めて別の支流に向かった。ここも雨の影響はほとんどないような流れ。カゲロウのハッチもあって釣れそうな雰囲気。


とあるポイントに差し掛かったところでフライに反応した魚の姿が。流れの最後の石に着いている魚。ドロッパーのロイヤルコーチマンに興味を示しているものの食いつくには至らない。それではと、ドロッパーが水面を出てからもリードフライを最後まで流すとやはり食いついてきた。


釣れたのは18cmくらいのヤマメ。小さいながらお腹はでっぷりと太っている。幸先いいスタートに気を良くして釣り上がる。よさそうなポイントで魚が浮上するのが見えたのでアワセてみたものの空振り。しつこく流しているとようやくヒット。釣れたのは、、、


20cmくらいのニジマス。ヤマメとばかり思っていたのでがっかり。ちょっと拍子抜けしたものの、さらに釣り上がる。そしてまたヒット。


今度もニジマス。まだパーマークが残る15cmくらいの魚。ここは湧き水の流れっぽいのでもしかしたら自然繁殖しているのかもしれないけど、こういう流れでニジマスが釣れると白けた気分になってきた。ちょうどお昼を回ったこともあり、昼食のインスタントラーメンを食べて大きく移動することに。


今度は日向川の支流にやってきた。ここはカゲロウが飛んでいた先程までとは異なり、景色はいいものの風も強くて寒々とした流れ。石が小さくてポイントも絞りづらいけど、水量的には釣りはできそうなのでやってみることに。しばらく釣り上がったところで待望のヒット。


痩せてはいるけどかっこいいヤマメ、23cm。ドロッパーのロイヤルコーチマンに来た。この時期こんな虫が飛んでいるわけではないけど、不思議といつでも釣れるのがロイヤルコーチマン。さっきのニジマス2匹もロイヤルコーチマンだった。


しかし後が続かず。徐々に流れが絞られてきて、やがて樹林帯に入って本格的な山岳渓流になりそうな流れ。この天気ではこれ以上突き進む気になれず、ここで脱渓することにした。今シーズン初めての渓流釣り。改造したエアーライトの釣り心地はなかなか上々で満足いくものとなった。


本流に戻ってみるも、日向川はまだ水が多すぎ。ということで今日の最後は再び月光川に戻ってきた。ここは水量は多いながら、水は完全にクリアに戻っている。しかし午後から晴れの予報はやっぱり外れてまだ曇り空。風も強くて寒い。


一度何かのアタリがあっただけで終了。それほど重量感はなかったのでたぶんヤマメかな。それでももう少し水位が落ちれば可能性がありそうなので、この日も月光川の河川敷で車中泊して明日に備えることにしたのだった。