2021年4月10日(土)、この日も朝は冷え込んでのんびりスタート。
6時半頃起床、ゆっくり朝食を済ませて7時半頃から釣り開始。この日の天気は曇りのち夕方から晴れ。この時間はどんより曇っている。ただ風がないのでそれほど寒くはない。まずはいつものポイントからスタート。水温は4℃と低め。水位はさらに下がって浅くなり、このポイントはちょっと望み薄の感じ。異常なしで終了。次のポイントに向かう。
ここは水位が下がって釣れそうな雰囲気は増してきたものの、やはり魚が着くにはちょっと物足りないポイント。それでも長い区間釣り下れるので釣り応えはある。しかしやはり反応なし。
そして次、ここも釣れそうというよりも釣りができるということで入るポイント。当然のように何もなし。今日は土曜日なのでもう少し他に釣り人がいても良さそうなものだけど、全く見当たらない。この時期の赤川、この辺りはポイントとして認識されていないのだろうか?
やはりこの時期この水位では釣れる気がしない。飽きてきたので川を変えようか。とりあえず今回の本命、最上川本流を見に行くことにした。あらかじめGoogle mapで目をつけていた場所に行ってみる。
車を走らせていると釣り人の姿がちらほら見える。どうやら釣りにはなりそうな状態。川に降りてみると、濁りはだいぶ退いていて問題なし。ただ、風が強くて寒く、ポイントが絞れないこういう大河川を釣るのはどうも気分がのらない。
ここは温かくなる予報の週明けに釣ることにして、昨年から気になっていた小河川の日向川に行ってみることに。鳥海山から流れ下る日向川、小規模河川ながらサクラマスはそこそこ揚がっている模様。昨年は水が少なすぎて断念したのだった。
着いてみると記憶よりも随分小さい川に見えたけど、水はクリアで悪くないコンディション。サクラマスはともかく、ヤマメが釣れそうな流れが広がっている。車を停められる場所を見つけてとりあえず釣り下ってみることに。
しばらく釣り下ると2つの流れがぶつかる絶好のポイントに到着。5月だったらイブニングに的を絞るところだけど、この時期だとどうだろう?やはり気温が上がった午後の今か。心地よい緊張感の中釣り下っていく。
核心部、そろそろリトリーブを開始しようとラインを掴むとモゾっという違和感が。竿で訊いてみるとグングンと頭を振るサクラマス独特の感触。小さいポイントで魚は走ろうとはしないので慎重に間合いをつめる。最初はおとなしく寄ってきた魚も水面近くにくると暴れだす。
ここで焦りは禁物。鋭い突っ込みをいなしながらプレッシャーをかけ続けて魚を疲れさせる。頃合いを見計らってネットを差し出すと、今回は一発で決まった。パールホワイトに輝く極太の一本。
長さは57cmとアベレージサイズながら、幅と体高が半端ない。写真にはその迫力が全然撮れてないのが残念でならない。それはともかくようやく出た今シーズンのファーストフィッシュ、いやーうれしい。とりあえず今回の旅のミッションはクリア。うれしいとともにホッとした瞬間でもあった。
その後もさらに釣り下ってみる。サクラマスが着きそうなポイントがもう2ヶ所ほどあったけど反応なし。最後のポイントは良さそうだったけど対岸にルアーマンが入ってきたのでここで一旦車に戻って移動することに。
次に入ったポイントは瀬が続くポイント。この時期では期待薄だけどとりあえずやってみる。ここは15cmくらいのヤマメっぽい魚をバラしただけで終了。ここで上がろうとも思ったけど、先程気になったポイントを対岸側から釣ってみることに。
しかし反応なし。最後のポイントにはまた別のルアーマンが入っていた。実績ポイントなのか。しばらくすると移動してくれたので釣ってみるも異常なし。時刻は17時半。この日はそろそろ納竿とした。
この時間雲がとれて露になった鳥海山を眺めながら車に戻った。ヤマメもで釣れてくれれば、とやって来た日向川だけど、来てみて大正解だった。明日ももう少し頑張ってみよう。