2021年5月18日(火)、未明に再び雨が降ったものの、明るくなる頃には止んで、雲間に青空も覗く朝。
5時前に起き出し、朝食は後回しにしてまずは昨日アタリがあったポイントに向かう。昨日と同様シンキングラインに大きめのチューブフライで探ってみるも、小国川の水位はすでに元に戻っており根掛かりが頻発。早くもプチ増水モードは終了したようだ。一旦車に戻って朝食をとり、念のためもう一度ウェットフライに変えて流してみたもののヤマメの反応もない。
さて今日はどうしよう?各河川の水位を確認してみると鮭川の水位が昨日の増水からいい感じで下がってきている。これで濁りさえなけれあ最高かも。と思って昨日に続いて鮭川に向かった。
8時頃鮭川に到着。恐る恐る川を見てみると、、、濁りはキツめながら悪くない雰囲気。さらに天気は晴れてきて無風。最高のコンディション。上流のポイントから探っていくことに。まずはウェットフライで探っていく。
ただこの水の雰囲気はウェットフライではない感じ。それに上流域を釣るには水位が高すぎ。この水位でよさそうなポイントを思案する。するとあるポイントが思い浮かんだ。早速中流域のそのポイントに向かう。
ここは実績はないものの鮭川では一番好きなポイント。タックルを変えてシンキングラインにチューブフライで攻めてみる。そして釣り下ってたどり着いた核心部、リトリーブする手が押さえ込まれ、激しい首振りの振動が伝わってきた。
これは間違いない。最初の突っ込みに耐えてフラットビームをリールに巻き取りファイト開始。手応えからそんなに大きくはなさそうなので早めに勝負。一気に寄せて無事ネットイン!
このグングンというサクラマス独特の引き、そしてネットインした瞬間の安堵感、何度経験しても堪らない。53cmとやや小振りながら、苦労した末にようやくキャッチ。ポイントにフライの選定と読みが当たって嬉しい1匹となった。
そのポイントの残りを釣って午前中は終了。昼食を挟んで次のポイントに向かう。今日は絶好のコンディション。時間を無駄にしたくない。この水位で釣れそうなポイントを思いめぐらし、渇水時には釣りにならないとあるポイントが思い浮かんだ。
行ってみると案の定なかなかいい流れ。しかし異常なし。さらに中下流域のポイントを探っていく。ただそんなに甘くはないのがこの釣り。それ以降全く反応はない。ただ1匹釣れたことで心に余裕ができる。
対岸の山では藤の花が見頃を迎えていて癒される。昼過ぎからは雲が広がり、17時頃からは再び雨が振りだした。早めにこの日最後のポイントに向かう。今日の最後は午前中釣ったポイントで今度はウェットフライを試してみる。
水はほとんどクリアになってとてもいい雰囲気ながら異常なし。雨が強まってきたこともありこの日は18時過ぎに納竿。昨日の雨は恵みの雨となってくれた。今夜はこのまま雨の予報。明日朝には止みそうだけど、期待と不安が交差する夜を迎えた。