2021年5月26日水曜日

雨の日向川にて~2021年山形遠征記2(11日目)

 2021年5月19日(水)、曇り空で温かい朝。昨夜の雨は大したことはなかったようで、鮭川は減水が進んでいる。

5時頃起き出して6時前から釣り開始。今日も上流域から探っていく。昨日は大きめのフライを沈める釣り方が正解だったけど、この日はやや減水気味。


ウェットフライで釣るかストリーマーで釣るか悩ましいところ。ただ昨日ウェットフライで釣ってダメだったのでストリーマーでやってみることに。しかし、中流域まで数ヵ所流してみたものの反応なし。


最後は初めてのポイントに入ってみたけど異常なし。ここで鮭川には見切りを付け、気になっている日向川に行ってみることにした。日向川は前回サクラマスとブラウントラウトを釣っている、私にとっては癒しの川。水位はいい感じで減水している模様。ということで移動開始。


途中ツルハドラッグで食料の補給を済ませ、11時半頃日向川に到着。まずは昼食を食べていると雨が降りだした。やる気が削がれてそのままコーヒーを飲みながらしばらく待ってみるも止む気配はなし。仕方なくカッパを着て釣り始めた。


水色は最高、水温は11℃ほどとやや低めながらまずまず。ただまだ水が多すぎ。スイッチロッドにウェットフライのタックルで臨んだものの、全く釣れそうな気配が感じられないため、車に戻ってストリーマーのタックルに変えてポイントに戻った。ただやはり水位が高くて十分には攻めきれず。


次のポイントに移動。前回4月は下草が焼き払われて楽だった川原歩きも雑草のジャングルに阻まれて難航。なんとか川べりにたどり着いて釣り開始。このポイントは来るならここ、というスポットが絞りづらくて漫然と釣り下っていく。


するとヒラキに近いところでものすごい衝撃が。強烈な絞り込みに大物を確信。水面で狂ったように暴れまわるのをロッドティップを水中に突っ込んでやり過ごし、主導権を取られないように慎重にやり取りする。

一度リーダーがトップガイドまで入ったところで再び物凄い勢いで流芯に向かって突っ込んでいく。ただ今回は何となくバレる気がせず落ち着いて対処できた。その後は魚を水面に出して空気を吸わせ、弱らせる。そしてようやくネットイン!


丸太ん棒のような太さでずっしり重い。この分厚い魚体、写真では伝わらないけど物凄い迫力。測ってみると65cmと自己ベストを更新!


これもオスで、このサイズになると写真で見たことのあるアトランティックサーモンのような風格が漂っている。ただ使っていた6番のダブルフックは簡単に外れた。危ないところだったかもしれない。それにしても昨日に続いて嬉しい一本となった。


心地よい倦怠感に包まれながら残りのポイントを釣るもさすがに反応なし。さて、もうかなり満足はしたものの、
今日も釣れそうな雰囲気。休まずに次のポイントに向かった。


ただここもまだ水が多すぎて思うように攻められず。日向川はまた明日にして、今日は隣の月光川で締めることにした。月光川はサクラマスの気配は希薄なものの、ヤマメは釣れそうな雰囲気。ただやはり水が多くてアタリすらない。


雨が強くなってきたこともあり17時過ぎに納竿とした。それにしても、2日連続でしかも自己記録更新の大物。充実感に浸りながら車中泊体制に入ったのだった。