2021年6月17日(木)、現在釣っている寒河江川、昼もダメ、夕方もダメとなれば朝しかないか、とこの日も4時前に起き出し、4時過ぎから釣り開始。
ヒゲナガに期待して大きめのフライで釣ってみる。確かにヒゲナガは1匹飛んでいたものの、まとまったハッチは終わったのか反応なく終了。朝食は後回しにして、次はいつも釣り人の姿がある人気ポイントに入った。しかしここも無反応。
この日はどんよりとした曇り空で寒いくらい。釣り日和ではあるので諦めずに精力的にポイントを回っていく。日が昇ってからは小さめのウェットフライに変えてみたけど全くダメ。
次第に雲が晴れてきていつものように晴天に。ポイント開拓などもしつつ、ストリーマーに換えて探っていくも外道のアタリすらなく午前中は終了。いや~何でこんなに釣れないんだろうか?いつものように木陰に移動して昼食。
その後は今日は買い物の日なので寒河江のツルハドラッグで買い出し。再び木陰に戻り、買ったスナック菓子を食べながらさらに休憩。午後の部は16時頃から開始した。
この時期の16時はまだ真っ昼間と変わらない陽の高さ。ただ午後からは下流から吹き上げる強い風のお陰で投げにくいけど暑すぎず気持ちはいい。午後からはこれまで回ったポイントをシンキングライン+ストリーマーで攻めてみる。
ただやはり全く反応はない。夕マヅメを前に、このままこれまでのポイントを回ってもらちがあかないと思えてきた。ここなら釣れるという決定的なポイントを見つけられずにいるのだ。時刻はまだ18時前。ここは新しいポイントを探すべきだ。
そう思って車を走られていると、強烈に気配が感じられるポイントを発見。ただ、そこにどうアプローチすればいいのか。何とか車を停める場所を見つけ、長い距離を歩いてようやくたどり着いた。
このポイント、魚がいれば反応が得られずはず。小細工はせず、実績のあるいつものフライにいつもの釣り方で行く。この時期では個人的に最も信頼している8番のフライをリード、ドロッパーに結び、キャスティングミスしないようにだけを心がけながら釣り下る。
そうしてやって来た核心部、ここ、と思っていたスポットでは反応は得られなかったものの、そのまま慎重に探っていくと、リトリーブする手が押さえ込まれた。やっぱりいたか。最初の絞り込みをいなしてランニングラインを巻き取る。
そしてファイト開始。魚は意外とすんなり寄ってきた。もう少し疲れさせたほうがよさそうに思えたものの、ここは魚に本気を出させる前に勝負したほうがいいと判断。ネットを準備するとすかさず掬ってネットイン!
は~、苦労したけど全てが報われる一瞬。ほんのりと婚姻色が出たサクラマス61cm。予想通りまだ体力満々で、ランディングしてから暴れまくってうまく写真が撮れなかったけど何とか撮影完了。
すっかり荒れ果てたように見える寒河江川、それでも魚は力強く上ってきているんですね。釣れてくれた魚に感謝しつつリリースした。このポイントはまだ可能性はありそうだけど、ここは明日に取っておこう。久々に充実感に浸りつつ釣り場を後にしたのだった。
11日目にしてようやく本命をキャッチ。今回はかなり苦労した。正直今回ばかりはボウズも覚悟していただけに本当にうれしい。これで一応今回の目標達成ではあるけど、昨年大物をバラした赤川でリベンジしたい。それに明後日土曜日は本当に久々の雨の予報。ということでもう少し粘ります。