2022年6月29日水曜日

バラシ病は続く~2022年山形遠征記3(10日目)

 2022年6月21日(火)、今日も晴れの予報ながら曇り空の温かい朝。

いつもならこの時期、日の出とともに起き出して朝食前に一流しするところだけど、今シーズンに限っては全くやる気が出ない。夏至のこの日もすっかり明るくなった5時過ぎに起きてゆっくり準備。6時半頃からようやく釣り始めた。


まずはウェットフライでスタートしたものの全く手応えなし。ダメだ、ここにはサクラマスは居ない。ストリーマーに換えて2流し目はイワナ狙いに切り替える。すると狙い通り、ちょっとした分流の流れ込みでヒット!しかも大型魚の手応え。

最初の強烈な絞り込みに耐えると魚はスルスルとこちらに向かって泳いでくる。これはイワナに違いない。リールでは間に合わないのでストリッピングでラインを手繰り、魚が止まったところで急いでラインを巻き取った。よし、これはいける!魚を浮かせるためロッドでプレッシャーをかけようとすると、、、

ポローンっとフライだけが帰ってきた。えっ、マジで、、、また?通常チューブフライでサクラマスを狙うときは6番のダブルフックを使っているのだが、この時はフライのバランス改善を狙って少し変形させた8番のダブルフックを使っていたのだった。

その話は機会があれば改めて書くとして、フックが原因かも、と思って急いで6番に交換。しかし反応はそれっきりだった。あ~あ、また肝心なときやらかしてしまった。サクラマスではなかったと思うけど、全然釣れない今シーズンでは貴重な一匹。

あれが獲れていれば今頃随分すがすがしい気分になっていただろうのに。。。しかしいつまでも悔やんでいても仕方ない。イワナの反応があったことを前向きに捉えて次を狙っていく。次のポイントでは流れ込みの速い流れの中ですぐにヒット!


20cmほどのヤマメ。小さいけど久々にキャッチできた魚。その後またすぐに25cmクラスのヤマメがヒット。これは写真を撮る前に逃げられた。意外にもヤマメにもストリーマーが効くようだ。これまで釣ってきた西日本の河川では、6月も中旬を過ぎると虫のハッチがなくなってストリーマーが効くようになる。

ただこの辺りではまだセッジだけでなくメイフライもちらほら飛んでいるのでウェットフライの方が釣れるとばかり思っていたのだが。。。次のポイントでも速い流れでヤマメっぽい反応があったけどブッキングせず。流石に日が高く昇ってしまうと反応がなくなり、11時過ぎに一旦休止とした。


木陰に移動して昼食休憩。実はこの時間が一日の中で一番好き。心地よい風を浴びながら食べる食後のおやつ最高!いつまでもこうしていたいけど、せっかくこんなところまで来ているので今日は昨日から考えていた通り渓流釣りに行ってみることに。


14時頃到着。やって来たのは去年何度か入った里川風情の流れ。葦が生い茂るいかにもヤマメが居そうな川。ここは12番のドライフライでいってみる。すると程なく小さなヤマメがヒット。10cmくらいの小物だけど写真を撮る前に逃げられた。次はまともなサイズ。


と言っても18cmくらいだけど。同じ瀬で今度は良型っぽい吸い込むようなライズ。ただこちらはアワセが早すぎたのかフッキングミス。その後釣り上がるもしばらくいいポイントがなく、反応がなくなったけどようやく良型がヒット!

4番ロッドを絞り込む引きを堪能し、ネットを差し出そうとしたところまたしてもポローン。あ~あ、ここでもいい魚はバラしてしまうバラシ病は治ってないみたい。その後10cmくらいのヤマメを追加したところで脱渓しやすい場所があったので終了とした。


16時半頃本流に戻る。午前中やらなかったやや上流域を釣ってみる。今日はこのままストリーマーで通してみることに。すると一ヶ所目は一度アタリがあったけど乗らず。そして最後のポイント。ここでも最初のアタリは乗らなかったけどようやくヒット!


ただ残念ながらそれほど重量感はない。25cmほどのヤマメ。その後20cmほどのヤマメも追加したけど大物の反応はなし。念のためウェットフライに換えてもう一流ししてみたけど小物が突っつくようなアタリがあっただけ。やっぱりもうストリーマーの季節になってしまったのか。


結局今日は本流でも渓流でも肝心な魚はバラしてしまったけど、最後は何とか連続キャッチ。これでバラシ病克服となってくれればいいのだけど。明日はう一度イワナ狙いでストリーマーで攻めてみようと思うけど、それだとサクラマスは釣れる気がしないのが悩ましいところ。


0 件のコメント:

コメントを投稿