2023年3月14日火曜日

カリカットからマンガロールへ〜南インド周遊旅行2023(31日目)

 2023年3月7日(火)、ケララ州カリカット(コーリコード)のParklane Dormitoryで朝を迎えた。

今日はインドの西海岸をさらに北上してマンガロールという町まで行く。鉄道の時刻は9時過ぎなので慌てる必要はないのだが、ここは12時間制のドミトリー。

昨日は18時過ぎにチェックインしたところ、チェックアウトは7時でいいかと聞いてみるとOKだったので7時までは居られる。雰囲気からすると8時でも問題なさそうだけど、一応6時頃起きて荷物をまとめ、7時過ぎにフロントに荷物を預けて朝食に出掛けた。


まだ少し風邪の症状は残っているものの、幸いお腹の調子はすっかり元に戻っている。少し辺りをぶらついてみたものの、やはりこの時間から開いている店は殆どなく、結局すぐ隣りにあるHotel Sweekerに入った。アッパムを注文。


するとアッパムだけが出てきてソースやグレービーは付かない様子。仕方なく勧められたエッグカレーも追加。どうやらケララはサンバルチャトニー文化圏ではないようだ。アッパムはイドリに近い軽い食感のパンケーキ。


エッグカレーは非常にスパイシーなのだが、辛いわけではなく、なんと表現したらいいのか、カルダモンやミント系のスパイスやハーブが利いた、ホットではなくクールなスパイシーさ。アッパム3枚で65ルピー。食後に屋台でチャイ(10ルピー)を飲んでホテルに戻った。


荷物を受け取り8時前に駅に向かう。コーリコード駅はParklane Dormitoryからはほんの目と鼻の先。カリカットに滞在する予定のバジェット派の旅行者は最初からここを目指して来るのがいいかもしれない。12時間制というのがやや中途半端だけど(もちろん倍払えば24時間滞在可)。


列車は40分遅れの9:50コーリコード駅に到着。


今回も2等座席でマンガロールまでは115ルピー。今回はベンチシートタイプの車両だった。


前回もそうだったけど、ケララに入ってからはタブレット端末を持った車掌が検札に来て、席番と名前をチェックしているのでインドの列車にしては車内が非常にスッキリしている印象。


お昼を跨ぐので昼食に揚げ菓子3種類を買っておいた。どれも1個10ルピーで30ルピー。日本だとこんなに甘くて油っこいものにはなかなか手が出せないが、インドだと割と平気で食べてしまう。単に安いというのもあるかもしれないが。


1つ手前の駅まで40分遅れで進んでいたので、当然終点のマンガロールにも40分遅れで着くものと思っていたところ、意外にも挽回して定刻の13:15マンガルールセントラル駅に到着。インドの列車は遅れがちだけど挽回能力も結構凄い。残り6、70kmで40分挽回はちょっとやり過ぎの気もするが。


さて、ここマンガロールからは、体調不良も重なって居心地が良かったとは言えなかったケララ州を出てカルナータカ州に入った。マンガロールも凹凸の多い地形なのか坂道が目立つ。まずは駅前の通りを坂を登って北に進み、町の中心らしきところを目指す。


マンガロールにはインドの地方都市らしからぬ大きな建物が並ぶ。


そして感じたのはインドにしては道がきれいでゴミもほとんど落ちていない。それに屋台や路面販売がほとんどない。妙に小ざっぱりとした印象。


さらにルンギやドーティなどの巻きスカート姿の男性もほとんど見かけなくなり、代わりに靴を履いている人を多く見かけるようになった。タミルでは裸足の人も普通にいたというのに!いきなり別の国に来てしまったかのような戸惑いを覚えたのだった。


それはともかくホテル探しに掛かる。目に入る安そうなロッジを手当たり次第に当たっていく。するとほとんどがフルとか空室があっても高過ぎではあるものの、カリカットのように外国人お断りという感じではなさそう。


そんな中5、6軒目くらいに入ったNew City Lodgeでボロいシングルルームが400ルピー。見た感じ300ルピーが妥当な気がするけど、マンガロール自体宿代が高そうなのでここで妥協。


部屋だけはいつものインドに戻った感じ。町歩きは明日に回すことにして今日はもう部屋でのんびり過ごすことに。と言ってもほぼブログの旅日記更新で終わってしまうのだが。


18時過ぎに夕食を兼ねて散歩に出掛ける。New City Lodgeの前の路地を歩いていくと、そこには見慣れたいつものインドの光景が広がっていた。


やはりインド臭というのはそう簡単に消せるものではないらしい。ただそのすぐ後ろでは絶賛再開発進行中。数年後には路地裏にかろうじて残っている雑踏もなくなってしまうのかもしれない。


夕食はホテル近くのAkkamakka's Meals Hotelに行ってみた。19時過ぎに入ってみると、先客なしの薄暗い雰囲気に少々ビビったが一応営業中。フィッシュしかないとのことで、見せてもらったフィッシュフライの中からサバっぽいのとイワシっぽいのを選んだ。


サブジ1品のシンプルなミールス。サバかと思ったのはバングダと言っていたけどアジだった。細い方はおそらくイワシで間違いない。アジがやや水っぽかったのに対してイワシは非常に香ばしくて美味。もう1匹追加したほどだった。


ただここもケララと同じでご飯がいまいち。炊くというより茹でているんだろう、ブヨブヨしていてあまりおいしくない。フィッシュフライを3つ食べておいて何だけど、150ルピーと値段はやや高め。〆のチャイを飲みたいところだったけど、見当たらないので諦めてホテルに戻った。

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