2023年4月25日(火)、3日吹き続けていた強い西風がようやく収まった穏やかな朝。
ただ、快晴の朝だけに冷え込み、気温は恐らく今回の釣り旅最低の2℃だったとか。なのでいつも通り5時過ぎに起きたものの、すぐに動き出す気にはなれずゆっくり準備。日が昇って少し温かくなった7時頃から釣り開始。最上川は急速に減水が進み、心なしか水色もよく見える。フライでも何とかなりそうないいコンディション。これまでは緩めの流れを重点的に釣ってきたのだが結果は出ていない。
これだけ減水が進めばもう少し早い流れに入ってきているかも、と考えて今日はやや速めの流れを狙ってみることに。しかし、釣り始めるとこの時使っていたインタミボディーにタイプ6ティップのラインはどうも流に合っていないような感触。
しばらく釣り下った後、次のキャストの前にラインを交換しようかと思ったその瞬間、リトリーブする手が押さえ込まれた。グングンと首を振る感触、それほど重量感はないけどサクラマスに違いない。しかし、、、最初の絞り込みに耐えてランニングラインを巻き取ろうとしたところ、フッとテンションが抜けた。
ガクッ、、、フッキングしなかった。この時使っていたフック、一応釣り始める前に針先を確認して研ぎ直してはいたものの、もう何度も根掛かりしては研ぎ直しでいい加減交換したほうがよさそうと思いながら使っていたもの。また肝心なときにやってしまったのだった。
すぐさまフックを交換したものの、当然時すでに遅し。ただラインやフライの選択は間違っていなかった。気を取り直して釣り下っていくと、今度はスイング中にコツ、コツと2度ほどアタッたもののこれも乗らず(これはサクラだったかどうかはわからないが)。
もう一度ポイントの頭に戻って、ラインをタイプ3にしてもう一流ししてみたけど今度は反応なし。時間を置いたほうがよさそうなので午後にでももう一度やってみるとして移動。しかし、朝は穏やかだったこの日も10時を回ると昨日とは逆の南東の風が吹き荒れ始めた。
お昼を挟んで何ヶ所か回ってみたけどそれ以降反応なし。最後に朝一のポイントをもう一度やってみたけどやはり反応はなく、力尽きて15時前に納竿とした。明日は未明から雨の予報で、しばらく最上川本流の釣りは無理だろう。ということで今回はここで帰路に就くことに。
最後の大チャンスをものにできず悔いが残る結果になってしまったが、昨日釣れたので気分はもちろん悪くない。私にとっては難攻不落の最上川だけど、今シーズン少しは前進できた気がする。また来年頑張るとして、この日は大峠を超えて喜多方の道の駅 まで移動して車中泊とした。