2023年7月6日木曜日

有終の美~2023年山形遠征記4(7日目)

 2023年6月26日(月)、今シーズンのサクラマス狙いとしては最後となるであろうこの日、気合が入って自然と3:40頃目が覚めた。

まだ日は昇っていないが十分明るいのですぐに行動開始。


まずは本命ポイントに入って4時過ぎから釣り開始。水位は相変わらずの渇水状態だが水温は15℃といい状況。どういうフライがいいのか悩ましいところだけど、何となくフライボックスで目に付いた8番と10番のフライの組み合わせで行ってみる。すると程なくヒットしたのは、


ジャンプを繰り返す元気なニジマス。30cmくらいはありそうだけど今は取り込み中なので証拠写真だけ撮って素早くリリース。いよいよ核心部を釣っていく。しかし残念ながらそれ以降反応なし。やっぱりフライが合っていないのか?

今度は先週ヒットした10番のフライをそれぞれリードとドロッパーに結んでやってみる。しかし今度は小物の反応もない。もしやと思い、もう一回だけやってみることに。リードには毛色の違うフライを探して使いさしのフライを入れているボックスから、以前ヤマメ釣りに使った10番。

そしてドロッパーは1流し目と同じパターンの6番でやってみる。必ずしも小さいフライが効くような状況ではないかもしれないと思えたのだ。するとポイント終盤でリトリーブし始めたラインが押さえ込まれた。

うっそー、マジで?!と思ったけどこの感触は間違いなくサクラマス。ロッドを寝かせて最初の絞り込みに耐え、魚が落ち着いたところで急いでランニングラインを巻き取る。今日使っているのは9フィート7番のミニスイッチロッド。

その頼りなさに一瞬不安がよぎるが、しなやかさが功を奏して魚をうまくいなしてくれている。ゆっくりリールを巻くとさしたる抵抗もなく寄ってきた。さらに上流に行こうとする魚をやんわりとあしらい、魚が本気を出す前に勝負とネットを差し出すとすんなり入った!


よっしゃー 、最後の最後でまたキャッチ!均整の取れた58cm、多分オス。最後にミニスイッチロッドでサクラマスを釣るという目標も達成することができた。見るとドロッパーに結んだ6番のフライが口の角にガッチリ刺さっている。それにしても、最後に6番のフライを試してみてよかった。


状況的には先週と殆ど同じはずだが、先週釣れた2つの10番フライは効かなかった。さらに、8番のフライは無視されたのに同じパターンの6番にヒットするとは。。。今シーズンは魚が多かったおかげで色々と試すことができて貴重な経験ができたが、色々と謎が深まる結果にもなったのだった。

ただ、すんなりキャッチできたがだけに魚はまだ元気満々で、写真撮影もそこそこにゆっくりリリース動画を撮る間もなく川に戻っていった。一旦車に戻ったものの、今日も釣れる日かも、と思うと朝食を取る間も惜しくなって次のポイントへ。しかしやっぱりそう甘くはなく反応なし。


朝食を済ませてもう2か所やってみたけどダメ。8時前、早くも太陽が昇って容赦なく照りつけ始めたところで今回の山形での釣りは終了とした。今週後半からは雨が続く予報で、東北地方もいよいよ梅雨本番といったところ。雨の後水が落ち着けばまだまだ釣れる可能性はありそう。

ただ、婚姻色が出て何となく覇気がない魚にちょっかい出すのはもうこのくらいにしておこうと思えたのだった。想定以上の結果に充足感に満たされながら車を南に向けて走らせた。と言いつつ、まだ時間があるので途中の朝日川で少し竿を出してみることに。


初めてやって来た朝日川、思ったより大きい川で水量もあるのだが、フラットな流れが続いているのでドライフライでやってみる。しかし川幅が広い上に追い風気味の風が吹いており、なかなか思うようなドリフトが決まらない。

恐らく微弱なドラグが掛かっているのだろう、3回ほど出たけどちゃんと喰っていないようでいずれも乗らず。2時間くらいやってみたけどノーフィッシュで終了となった。少し後味が悪いけどまあいい、サクラマス釣れたし。さっぱりした気分で山形を後にしたのだった。

ただ、まだ帰らない。宇都宮の天気予報を見ると何とか持ちそうだし鬼怒川の水位もまずまず。最後の悪あがきで40cmオーバーの鬼ヤマメを狙ってみることに。と思っていると鬼怒川に近づいたところで突然土砂降りの雨。ワイパーフル回転を余儀なくされる展開に、諦めて帰ろうかとも思ったけど、鬼怒川に着く頃には止んでくれた。


17時頃到着。この日は5月末にいい釣りができたポイントをストリーマーで攻めてみることに。しかし残念ながら全く反応なし。やっぱりもう鬼怒川中流域のヤマメシーズンは終わってしまったのか?明日の朝だけやってみて、今シーズンの鬼怒川も終了としたい。


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