2023年7月21日(金)、この日はラージャスタン州のビカネールという町で朝を迎えた。
この時期砂漠の国ラージャスタンと言えど雨季なので多少はマシかと思っていたけど予想以上の暑さ。Sansiddhi G.H.の狭い部屋ではファンを回しても熱い空気を掻き回すだけで気休め程度にしかならない。そんなこともあってあまりよく眠れず、何度か目を覚ましつつうだうだ過ごしているうち、気がつくと7時半を回っていた。起き出して朝食に出掛ける。さすがにこの時間でも駅前に出るといろんな屋台が既に営業していた。
ラージャスタンの朝の定番ポハの屋台もあったけど今回はパラタ(中に具を入れて焼いたチャパティ)にした。サブジとチャツネが付いて30ルピー。もう1枚食べようかと思ったけど急に便意を催してきたので慌ててホテルに戻った。
今日はもう1日ビカネールに滞在するのだけど、Sansiddhi G.H.は部屋のクオリティーからすると高すぎるのでホテルを変える。9時にチェックアウトして昨日のうちにアゴダで予約しておいたLittle Prince G.H.に移動。
こちらは駅からは少し離れた、細い路地が入り組んだ住宅地の中にある。看板も出てないし、予約サイトで予約する以外、自力で見つけるのはまず無理なホテルだろう。
中庭を囲んだ大きめの民家の一部をゲストハウスとして提供しているような雰囲気。
バス・トイレ別の部屋が330ルピー。旅行者向けなので駅とかバスターミナル周辺にある安宿に比べると部屋もバス・トイレも格段にきれい。エアコンなしなので暑いのは変わらないだろうけど。
しばらく休憩して町の散策に出掛けた。ビカネールは古くてかっこいい建物が多く残っていてて町歩きが楽しい。
ここが恐らくビカネールの中心コテゲート(Kote Gate)。
ぶらぶら歩き回っていると段々昔の記憶が蘇ってきた。
踏切りの遮断器が下りると昔は牛車、馬車、それにラクダ車などがズラーッと並んだものだが、今回は殆ど見かけなかったのがちょっとさびしい。バイクとオートリキシャだらけだけど、車が少ないのがまだ救いか。
賑やかな方へ当てどもなく歩いていく。
暑過ぎるので頻繁にチャイ休憩を挟む。ラージャスタンのチャイにはほぼカルダモンが入っていてうまい。
向こうに見えてきたのはビカネールのシンボル、ジュナガール・フォート(Junagarh Fort)。
3回目だけど未だ中に入ったことはなし。
お昼を回ったが、暑過ぎて食欲がない。
それでも午後からは曇ってきて涼しい風が吹くようになり、多少はマシになった。
古そうな建物の内側は昔ながらのバザールのような雰囲気。
駅まで歩いて、昨日の夕方とは別の80ルピーターリ屋に入った。
ここもおかずは3種類。うまいけどクオリティーは昨日のほうが上かな。
チャパティのお代わりを頼むと甘い蜜のようなものがかかったチャパティが出てきた。蜂蜜かなあ。これは最後にデザート代わりに食べた。結構うまい。納得の80ルピーだった。
再びゲートをくぐってホテルに戻った。ビカネールは居心地がいいのでもう1泊しようとホテルの人と交渉していると、成り行きで夕食を作ってもらうことになってしまった。しかしターリが300ルピーとか高すぎるので、200ルピーで作ってくれとお願いすると、