2023年7月16日(日)、この日はパンジャブ州北部のパタンコートという町で朝を迎えた。
昨夜は蚊取り線香を点けて、さらに扇風機を最大限回して風を浴びながら寝たため蚊の襲撃は免れることができた。6時頃起きるとどうやら外は雨が降っている模様。雨が弱まるのを待って7時頃朝食に出掛けたものの、まだどこもこれから開店準備といった感じで開いておらず、仕方なくチャイ(10ルピー)だけ飲んで部屋に戻った。牛も軒下で雨宿りするのんびりとした朝のパタンコート。
パタンコートは小ぢんまりとしていてわりと好きな雰囲気の町だけど、蚊が多くてホテルの居心地がイマイチ。それに如何せん食事がパッとしない。ラダックにはスリナガル経由でも行けそうにないので、とりあえずマナリ方面に進むことにして、今日はダラムサラまで移動することに。
ダラムサラは郊外のマクロードガンジにチベットの亡命政府が置かれ、ダライラマが住んでいることで有名なところ。チベット人が多くておいしいチベット料理が食べられそうだし、標高が高いので涼しそう。特に興味があるわけではなかったけど、しばらくラダックには行けそうにないので暇つぶしにはよさそう。
ということで7時半頃ホテルをチェックアウトして出発。すぐ横のバスターミナルに行ってみると、次のダラムサラ行きは8:30発とのこと。まだ時間があるのでバスターミナルの売店兼軽食屋で改めて朝食にする。
初めて見る煎餅のようなクッキーのような揚げ物を食べてみた。これは甘くも辛くもない微妙な味。不味くはないけど特においしいものでもなかった。これ2枚にチャイを付けて20ルピー。
バスは8:40パタンコートを出発。ダラムサラまでは意外に高くて200ルピー。
雨のせいで川はどこも濁流と化している。
途中ジャスール(Jassur)辺りから徐々に標高を上げて山岳地帯に入っていった。
12:00ダラムサラのバスターミナルに到着。ここでバスを乗り換えてすぐにマクロードガンジに移動する。
12:30ダラムサラ発、マクロードガンジまでは20ルピー。さらに山道を登っていく。
13:00マクロードガンジ着。
ここは標高2000mちょっとの山の中腹にある。何もないバススタンドから少し歩くと、
いきなり観光地!何となく縁日のような浮かれた雰囲気が漂う。シムラーとかと同じでインド人にも人気の避暑地なのかもしれない。もう少し落ち着いた雰囲気を期待していたのだけど、ちょっと当てが外れた感じ。
ローカルな雰囲気のチベット食堂で昼食を食べたいなと思っていたのに、オシャレなカフェとかレストランしかないので先に宿探し。目を付けていたLoseling G.H.に行ってみると、ツインの部屋が450ルピー。
全然悪くないのだけど、念のためシングルルームはないかと聞いてみると同系列だというLoling G.H.を紹介してくれた。こちらはバス・トイレ別だけどシングルが何と250ルピーで即決。椅子と机に分厚い掛け布団もある!
落ち着いたところで昼食がてら町の散策に出掛ける。マクロードガンジは山の中腹に作られた立体的な町でなかなかおもしろそうではあるけれど、やっぱり生活感が希薄な観光地。
庶民的な食堂に入りたいのだが見当たらないので、屋台風のチベット料理屋でYellow Laphingとか言うスープヌードルを注文。
期待に反して冷たいスープが掛かった挽き肉入の麺。不味くはないけど特にうまくもなく、お茶碗1杯くらいの分量なので3、40ルピーくらいかと思っているとまさかの80ルピー!これは大ハズレ。
物足りないので別の店に行こうかとも思ったけど、入りたくなるような店が見当たらずそのまま部屋に戻って水浴びと洗濯を済ませた。ここは気温が25℃ないくらいで涼しいのだけど、幸い給湯器があって熱いお湯がふんだんに出るので助かった。
19時頃夕食に出掛けた。飲食店は至るところにあるのだが、どこも決め手に欠ける感じなので近場のTsampa Cafeというチベット料理店兼カフェに入ってみた。メニューはどれも私的物価感覚からすると1.5から2倍。ベジトゥクパ120ルピーを注文した。
具沢山の見た目とボリューム感はいいけど、味の方は。。。丁寧に作り込まれているようではあるけど、スープに出汁というか味がない。麺はブヨブヨ。本家チベットのトゥクパはもしかするとこういうものなのかもしれないけど。
口直しにチャイを飲んで部屋に戻った。マクロードガンジにはチャイの屋台もあまりなく、オシャレなカフェ以外だとこういう店で飲むことになる。ここは大きめのカップで15ルピーとまあ良心的だった。せっかくいい部屋が見つかったけど、何かにつけてちょっと微妙なマクロードガンジであった。