2023年7月18日（火）、マクロードガンジ3日目の朝。
昨夜はこれからどうしようかと考えだすと眠れなくなり、結局ほとんど眠れないまま朝を迎えることになった。それでも6時頃には起き出して7時頃朝食へ。
この日は最初からチベタンブレッドを買いに行く。今日はおじさんが売っていた。15ルピーの小ぶりなものが白いのと黄色いのの2種類ある。昨日は別のものだとは分からず黄色いほうを買ったのだけど、今日は食べ比べてみるため2つとも買ってみた。
チャイ（15ルピー）を買って早速食べてみる。恐らく材料の粉が違うんだろう、白い方は若干モチモチ、黄色い方はややサクッとした食感。まあ大した違いはないけど、どちらかというと黄色い方が好み。
一旦部屋に戻って、今日は郊外のバグス村にでも行ってみようかと思っていたところ、雨が降り出したのであっさり中止。部屋に籠って今後の旅のプランを練り直すことに。
ここからはマナリ方面に行きたいのだけど、昨日確認したところダラムサラからマナリ方面へのバスは出ておらず、行くとしたらマンディで乗り換えることになりそう。マナリ方面へのバスが元々なくなったのか、道路事情で運休になっているのかはわからないが。そのマンディに行く便も昼行便は5時発のみ。
さらに調べてみると、マナリからレーまでの道は開いたらしいけど、今度はマンディからマナリまでが不通になっている様子。恐らく数日以内に復旧はするだろうけど、今年はインドでも大雨が続いているらしく、またいつ土砂崩れが起きるともわからない。
少なくとも8月まではヒマーチャル方面への旅行は延期した方がいいとの情報もあった。憧れのラダックではあるけど、こんな状況で無理して行かなくても、また機会を改めて行けばいいかなあと思えてきた。
それなら、全然違う方向だけどこちらもいつか行きたいと思っていたグジャラート州に行ってみようかと思い立った。グジャラートはパキスタン南部と国境を接するインド西部の地域で、場所的にはラージャスタンの南、ムンバイの北辺りに位置する。
ここからラージャスタンを縦断してグジャラートを目指すのも面白そうに思えてきた。ということでラダック行きは中止してグジャラートを目指すことにしました。この旅行記のサブタイトルも北インド・ラダック旅行から北インド周遊旅行に変更！
今回グジャラートについてはもちろん全く調べてなかったのだけど、幸い泊まっているLoling G.H.に2001-2年度版の地球の歩き方があった！これでおおまかな旅のプランは立てることができそう。雨が小康状態になったところで昼食へ。
今日は昨日見つけたナムギャルゴンパの近くにあるKelsang's Kitchenという店に行ってみた。ここは地味で小ぢんまりとした、個人的に好感が持てる雰囲気の店。
入ってみるとメニューはなく、スモールモモ（餃子）とビッグモモ（包子）、それにヌードルのみとのこと。ヌードル（トゥクパ）はマトンしかないとのことでマトントゥクパにした。
これは味はまずまずボリューム十分で当りだった。値段も150ルピーとマクロードガンジにしては良心的な方だろう。午後からは再び土砂降りの雨となり、引き続き引きこもり。結局この日はほぼ一日中雨だった。雨が弱まった18時半頃夕食に出掛ける。昼間チベット食だったので夕食はインド飯にした。
ホテルからも程近い小さな食堂へ。何ができるか聞いてみると、チキンターリとベジターリがあるというのでベジターリを注文。
出てきたのは思っていたより随分まともなターリ。おじさんが一人で切り盛りしているんだけど、ちゃんとチャパティも焼いて出してくれた。味も悪くないし、150ルピーくらい取られそうだなあ、と思っているとまさかの80ルピー。コスパでは間違いなくマクロードガンジNo.1！
天気が悪いので〆のチャイ省略。私の旅は「食事よければ全てよし！」。ホテルに戻って昨日の残りのマンゴーを食べると、意外に充実した一日を終えたのだった。
