2023年8月4日金曜日

ブージ2日目〜北インド周遊旅行2023(18日目)

 2023年7月28日(金)、今はグジャラート州北西部のカッチ地方と呼ばれる地域の中心地、ブージに滞在中。

この辺りはグジャラート州でもラージャスタンから続くタール砂漠にある乾燥地帯なのだが、ラージャスタンほどには暑くなく、ファンを回して寝ていると明け方は寒いくらいだった。


6時頃起きて7時過ぎに朝食へ。泊まっているVRP G.H.の周りは軽食屋だらけなのだが、7時を過ぎても営業している店はほとんど見当たらない。食べられそうなところを探してホテルの前の大通りを歩いていくと、この時間この通りは盛大な青果市場になっていた。


車が通れるくらいのスペースを残して中央分離帯にまで露店が出現。昼間は道の両側だけになるので、これは朝だけの仕様のよう。一通り歩いて目に付いた軽食の屋台を覗いてみた。パタンでも見かけたイカ天のような見た目の食べ物を注文してみた。


ファフダという名前らしいのだが、これはほぼスナック菓子。後で調べてみるとひよこ豆の粉を練って揚げたものらしい。何とかとミックスにするか聞かれたけど単体にしてみたのだが、どうやら1個だけ添えてくれた甘いジャレビとミックスで食べるのが定番らしい。


確かに単体で食べるとほぼスナック菓子なので食べ応えがなかった。しかし値段は40ルピーと思ったより高め。これはハズレだったかな。まあ、1回は食べてみないとわからないのでよしとしよう。


食後に別の店でチャイを飲む。ここではカップとソーサーで出てきた。地元の人は猫舌なのかみんなソーサーに移して飲んでいるけど、飲みにくそうなので私はカップから直接飲む。うまかったし量もそこそこだったけどこちらも20ルピーと高め。


今日はブージの町を歩き回ってみることにする。まず向かったのはGoogle mapの写真で良さそうに見えたチャタルディ・ブージ(Chhatardi Bhuj )という遺跡のようなものを見に行ってみる。場所は昨日降りたバスターミナルの近く。


しかし行ってみると門が閉まっており中には入れず。工事というか整備している人が居たので修復中だったのかもしれない。諦めて次へ。次はシャラド・バーグ宮殿(Sharad Baug Palace)に行ってみたのだがこちらもまさかの休館日。金土が休みとのこと。


まあそれほど興味がある訳ではないのでいいけど。もしかするとチャタルディ・ブージも金曜は休みなのかも。この日は、というかこの時期はいつもそうなのかもしれないけど、晴れていたと思ったら急に暗くなって結構激しい雨が降りだす。何度か軒先を借りて雨宿りさせてもらった。


そして次は湖をグルっと回ってプラグ・マハール(Prag Mahal)らしきところにやって来たのだが、写真を撮っていると係員に注意された。指差す方を見ると、許可なき撮影は罰金5000ルピーとあった。そそくさと退散。


名所観光はこのくらいにして、この辺りは市場エリアっぽいので市場見物に切り替えようと細い路地を歩いていくと、


見覚えのある建物。どうやらさっきは裏口から入ってしまったようだ。こちらが正門で入場料はインド人も外国人も50ルピー。それなら文句はないので払って中に入った。


メインのホール。


インドライオンの剥製があった。これでライオン保護区があるギル国立公園に行く手間が省けた!もともと行く気はなかったけど。


これはマハラジャが乗る人力車か。


飾られている古い写真とか、


絵は見応えがあったけど、


全体的にはそんなに大したことはなかったかな。


この時計塔に登りたかったのだが、残念ながらここは立入禁止だったし。


50ルピーなのでこんなもんか。


プラグ・マハールを出ると路地にあった屋台でチャイ休憩。


ここも20ルピー。どうやらチャイは20ルピーというのがブージの標準っぽい。


その先が市場エリアになっていた。この建物の中も青果市場のようだが、


この時間帯はほぼ終了していた。


独特の衣装を着た少数民族っぽい人達もちらほらいておもしろいのだけど、面と向かっての写真は気が引けたので遠慮しておいた。


ホテル前の大通りに戻って昼食にする。ここはSai Dining Hallのはず。漬物セットのようなものまで出てきて豪華なターリ。味もまずまず。ただ値段も高めの120ルピー。ブージは何かにつけて物価が高めな気がする。


さて、この辺りで町歩きは終わりにして部屋に戻ろうかと思っていたのだけど、先程行ったプラグ・マハールにあった城砦の写真が気になったので調べてみると、ホテルの屋上からも見える丘がそれで歩いても行けそう。幸い今日は曇りがちで暑くないのでこのまま行ってみることに。


ブジオ・ヒル(Bhujio Hill)という場所。ゴミの向こうに見える山がそれ。


30分ほど歩いて麓に到着。ここから未舗装の脇道に入っていく。


サンダルで来てしまったけど大丈夫だろうか?


すぐに舗装された遊歩道になって一安心。


しかし結構ガタガタの階段も。


途中で雨が降り出したので、写真に見えるお寺でしばらく雨宿りしてからまた登った。


いよいよ頂上が近付いてきた。


麓から20分ほどで到着(雨宿り休憩込み)。


ここからはブージ市街を一望する絶景が!


尾根に沿って城壁が続いているのがわかる。


写真ではわかりにくいけど、辺り一帯の丘陵地を城壁がグルっと取り囲んでる。


晴れてきた!こっちがブージのダウンタウン。


ここはタダだし見応えがあるので超オススメ!私はサンダルで来てしまったけど、行くなら靴を履いてきたほうがいい。


登りはともかく下りはサンダルだとちょっと危険。


山を降りたところでここから町まで2.5kmほどあるのだが、この兄ちゃんが途中まで乗せてくれて助かった。ありがとうございます!ホテルに戻って水浴びと洗濯を済ませ、しばらく休憩した後19時過ぎに夕食へ。


これはさっき登ったブジオ・ヒルを泊まっているVRP G.H.の屋上から見たところ。それはさておき、あちこち歩き回ってはみたものの、どこも決め手に欠ける感じで決めきれず、結局ホテルの近くのわりと繁盛しているお店に入ってみた。後から調べるとたぶんMaharaja Pav Bhajiというお店。


ただ英語のメニューがなく、店員に言われるままナンとかカンとかが80ルピーというのをスパイシーで注文することに。すると出てきたのがこれ。


ああ、これはムンバイ名物のパウバジ。ムンバイには行ったことがないし、いつか食べてみたいと思っていたので悪くない選択だった。ただ、まあうまいことはうまいけど、パンをちょっとスパイシーなトマトソースに浸けて食べるだけといえばそれまで。


特別うまいわけではなかった。パンを2個追加して100ルピー。これならグジャラーティ・ターリを食べたほうが満足度は高そう。今日の食事は全般的にちょっと満足度低めだったかな。こういうときはマンゴーを食べるに限る。マンゴー食べてもう寝よう。