2023年8月7日月曜日

ラージコート2日目〜北インド周遊旅行2023(21日目)

 2023年7月31日(月)、今日でこの旅も3週間経過となる。

日程的にはまだ折り返し地点に過ぎないのだが、最後の1週間はタイだし、インド出国はインド亜大陸の反対側のコルカタ。逆算すると意外と日程に余裕がないことに気付いた。


行き当たりばったりで旅していると戻れなくなりそう。グジャラートで過ごせるのもあと10日ほどか。この日も6時頃起きるとこれからのルートを考えたりしつつ、7時半頃朝食に出掛けた。外に出ると雨だったので近場で済ませることに。


バスターミナルの裏手にあたるこの辺りは軽食屋だらけなのだが、この時間開いている店はほとんどない。唯一開いていたこの店にした。グジャラートではよくある軽食屋で、先日食べた蒸しパンやファフダ以外でまだ食べたことがなかった揚げ物にしてみた。


葉っぱものが入ったようなゴータ(Gota)という揚げ団子とサツマイモの天ぷらのセット。イモの天ぷらはおいしかったけど揚げ団子は微妙。これで40ルピーは高いな。グジャラートの朝食は今のところ蒸しパンが最強。


食後のチャイを飲む。何かスパイスを入れているのか聞いてみたのだけど、全く英語が通じず聞き出せなかった。砂糖を増量してほしいと思われたみたい。元々激甘なのに、常連さんの中には自分で勝手に砂糖を摘んで追加している人もいるくらい。


部屋に戻ってネットでこの先の鉄道のチケットを手配した後、バスターミナルに行って明後日の夜行移動に備えてバスのチケットも手配しておく。グジャラートの州営バスのチケットもネット上で買えそうなのだが、日本のクレジットカードだと支払いの段階で弾かれそうなので、すぐ近くだし直接窓口に向かった。


州営バスのサイトで検索した結果を見せてこのバスを予約したいと言うとすぐに買うことができた。これでここからコルカタまでのルートがほぼ確定。その後はラージコートの町をぶらついてみる。


ラージコートの裏道はこの時期ところどころ冠水している。こっちが気を付けないとバイクやオートに水しぶきを浴びせられることになる。


まずは旧市街にあるカバガンディーノデロ(Kaba Gandhi No Delo)というところに行ってみた。


ここはマハトマ・ガンジーが幼少期を過ごした家とのことで、今は資料館になっている。


絵や、


写真でガンジーの生涯が紹介されている。以前映画を見たことがあるので見るだけで何となくは理解できた。


ガンジーの銅像。ガンジーってスキンヘッドのイメージだったけど、これを見ると禿げて後ろの方にしか髪が残ってなかっただけみたいですね。


こんな細い路地にある。満足感はない代わりにタダなのでガッカリ感もなし。


資料館を出てぶらぶら歩いていると、正面に渋い建物が見えてきた。苔むして雑草も生えているけど1階部分はまだ現役。


この辺りは道の両側に果物の露店が並んだ賑やかな通り。


更に歩くと野菜市場があったけどこちらはあまり活気がなかった。


さっきの通りに戻って逆方向に進んでみると、今度は前方に時計塔が。


この辺りは通りごとに扱う商品が異なるバザールエリア。ここは金物を扱う通り。


さっきの時計塔。


くぐって反対側へ。


ここからところどころ袋小路になっていて迷路のような路地を迷いながら歩いていくと、とりあえずの目的地としていたジャマーマスジットにたどり着いた。この辺りのムスリム系食堂で昼食にしようかと思っていたのだけど、この時間まだ開いている店は見当たらず。


向こうに門が見えたので行ってみると、


ヒンズー教寺院でその向こうは川になっていた。結構な急流の流芯に浸かっている水牛。その右横には水に浸かっている犬の姿も。


上流側をみると、岩盤帯の急流の脇に別のお寺っぽいが見えるので行ってみることに。


中洲に作られたヒンズー教寺院。


参拝客で結構賑わっている。


手前側はガートになっているが、中洲のほうは子供の遊び場になっていた。


反対側の急流脇では女性陣が洗濯中。


喉が乾いたのでサトウキビジュースで休憩。


濃厚だけど意外とさっぱりしていてうまい。20ルピー。


さて、そろそろホテル方面に戻りながら昼食場所を物色。路地裏で繁盛しているターリ屋を見つけたので入ってみた。ここは大当たり。じいさんとばあさんが2人でやっている小さな店で、ばあさんはひたすらローティを焼き、じいさんは給仕としてフル回転。


甘いダルも甘すぎず、他のおかずも丁寧に作り込まれていて絶品!これにチャースが付いてライスもあり。これで70ルピーはお得過ぎる。グジャラーティ・ターリでは今のところここがベスト。Google mapによるとたぶんHotel Annaproonaというお店。超オススメです!


大満足で戻っていると途中で急に土砂降りの雨。一応傘は持っているけどすぐに止みそうなので軒下で雨宿り。その後はチャイを飲んで部屋に戻った。さて、この日も19時過ぎに夕食に出掛けたのだが、その前にデザートのフルーツを物色。


昼間ぶらついていたときにマンゴーを見つけたので後で買って帰ろうと思いつつ、すっかり忘れてしまっていたのだった。そこはちょっと遠いので、まだ行っていないバスターミナルの東にあるガンダワディー・マーケット周辺を攻めてみる。


この辺りは服やバッグなどを売る店が連なる賑やかなエリアだが、そこから横に続く細長い市場を発見。ここは野菜や果物、服、雑貨など色んな店がひしめいている。しかし地理的な問題なのか、あるいはもう7月も終わりでシーズンもそろそろ終わりなのか、グジャラートに入ると急にマンゴーを見かける頻度が少なくなった。


ここでも果物の選択肢は限られていてあまり選べないので、以前試食してイマイチだったロンガン似の果物をもう一度トライしてみることにした。見ているとわりとよく売れていて人気みたいだし。聞いてみるとここは1kg40ルピーと安い。500g購入。名前は聞き忘れた。


その後夕食場所を物色しながらぶらついてみたけど目ぼしいところが見つからず、結局昨日見つけた夜だけ営業している屋台で食べてみることに。バスターミナル前の大通りに似たような屋台が数軒出ていてどこも結構繁盛しているのだ。その内の1軒の席についた。


ここはサブジ(おかず)が7種類もあり、見せてもらった中からミックスベジ選択。主食は普通のローティのほか、グジャラート特有のバジラロトラという少し厚めのパンも食べてみた。食べてみるとここは屋台だけど料理は昼間にちゃんと仕込んできているのだろう、味は抜群だった。


さらに外国人が珍しいのだろう、これも食べてみろと小皿で色んな料理を持ってきてくれた。その中でも左の小皿はナスベースのカレーで味はスパイシーな焼きナス。めちゃくちゃうまい。グジャラートの田舎でよく食べられている料理なんだとか。付け添えの漬物類も充実していて満足度の高い夕食となった。


チャースを付けたりすると結局80ルピーとそれなりの値段になってしまったが。ホテルに戻ってデザートの果物を食べてみる。これだけで20ルピー≒35円くらいと安いけど味の方は、、、やっぱりちょっと微妙。


強いて言うとまったりとした甘さに若干渋みのあるリンゴ。もう少し酸味が効いていたらパクパク食べられそうなのだが。結局全部は食べられず、残りは明日に取っておくことにした。