2023年11月28日火曜日

阿久根市から熊本の津奈木町へ~南九州自転車旅2023年11月(13日目)

 2023年11月20日(月)、この日は阿久根市海岸の某所で朝を迎えた。

昨夜は日が沈むと風も治まり、野宿だけど快適な一夜を過ごすことが出来た。とは言えそこは野宿、明るくなる前に発たなくてはならない。


5時過ぎに起きて食パンとコーヒーの朝食を済ませ、まだ真っ暗の中撤収に掛かる。


ようやく東の空が白み始めた6時過ぎに準備完了。寒いのでダウンジャケットを着たまま出発した。ただまだ真っ暗なので、昨日も寄ったAZに移動。


ここは24時間営業の不夜城。こういう時はほんとに助かる。


店内をぶらぶら物色し、少し食料を補給して明るくなった7:20に出発。今日も国道3号線を北上する。


阿久根市街を抜け、峠を越えると鶴の飛来地として有名な鹿児島最後の町出水市に入る。


出水市はほぼで平坦で道も広くて快適だった。


そしてやって来たのは米ノ津港。まだ日が昇りきらずに寒いけど、風は微風の釣り日和。早速空いている堤防先端に入って釣り始めた。


何がいるのかわからないので中小ストリーマーのドロッパーシステムで探っていく。しかし干潮ということもあってか浅くて釣りづらい。地元の人によるとここではチヌやアジが釣れるらしい。事実別の人が良型のチヌを揚げているのを見たけど、私の方はさっぱりで、アタリもカスリもせず敗退。


先に進む。


ちょうど10時に2週間弱過ごした鹿児島を出て熊本県に入った。


水俣市に入るとアップダウンが増えた。ただそれ以上に、大型トラックが増えて走りづらい。


10時半道の駅みなまたに到着。かなりオシャレな雰囲気の道の駅だけど全般的に高めで惹かれるものはなし。同じ敷地内に水俣病資料館があるので行ってみようかと思ったけど、残念ながら今日月曜日は休館日だった。


水俣市街を進む。この辺りは交通量が多くて辟易したが、大型トラックは水俣インターの方に流れるらしく、その後は交通量も落ち着いて快適になった。


新水俣駅横を通過。


その辺りから急に山あいののどかな雰囲気になった。


そしてお昼前にたどり着いたのは津奈木町のみよしという食堂。ここは凄かった。おばちゃんが一人で切り盛りしているのだが、私が到着した11:50頃の時点でもうてんやわんや。私の後にやって来た4人組はもう材料が足りないと断っていた。その後1人客3、4人が入った時点で12時過ぎには売り切れ。


ここの名物はチャンポン700円。私的南九州の定番となったチャンポンとご飯(小100円)の組み合わせにした。野菜たっぷりボリューム満点のチャンポンで大満足。スープもしっかりしていて待たされた甲斐があった。


津奈木町からは国道3号線を離れて海沿いの県道56号線に入った。


ここは舗装もよくて車もほとんど通らない最高の道だった。


風も穏やかでぽかぽか陽気の小春日和。


旧赤崎小学校跡。銀杏の木の向こうに見える赤尾島は、干潮時には陸続きになるらしい。


時おりハッとするような光景が目に飛び込んでくる。


そうしてたどり着いたのは三ツ島海水浴場。ここはキャンプ場というわけではないみたいだけど、トイレのほか炊事棟もあって無料でキャンプができる。


北風が防げる木立ちの脇にテントを設営。ココアを飲んで一服し、釣具を持って温泉に出掛けた。


天気がいいのでソーラーパネルでモバイルバッテリーを充電しておく。


ひとっ走りしてやって来たのは計石温泉センター。ここも公衆浴場で、シャンプーやボディーソープはないけど入浴料200円と激安。この辺りは温泉が安くて助かる!


そう広くはない浴槽が一つのシンプルな温泉。無色透明でややぬるめ、じっくり浸かっていられる塩っぱい温泉だった。いや〜気持ちいい。


帰りにちょこっと釣りをしようと思っていたのだけど、日も傾いてきたので釣りは明日にしよう。テントに戻って洗濯を済ませ、ラジオを聴きながら焼酎で晩酌。


この日の夕食はとび魚を使用したアゴ唐揚げちぎり!さて、長かったキャンプ生活も明日ここでもう1泊して終了。幸い天気には恵まれそうな予報となっている。最後に釣りでもう一花咲かせたいところだけど、そうもいかないんだろうなあ。。。


  • この日の走行距離:73.2km

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