2023年10月13日金曜日

白岩小屋から雲取山を越えて笠取小屋へ~奥秩父縦走記2023年10月(2日目)

 2023年10月6日(金)、この日は雲取山の手前、白岩小屋のそばで朝を迎えた。

最低気温は4.5℃ほど。昨夜は日没後一時収まった風が再び吹き荒れ、一晩中ビュービュー吹きつけてきて気温のわりには少し寒い夜となったが、ここのところの冷え込みで急遽やや厚めの装備に入れ替えてきたおかげで事なきを得た。


明るくなり始めた5時過ぎに起き出して朝食の準備。この日の朝食はわかめと切り干し大根を入れた味噌ラーメン。さらに甘いコーヒーを飲んでから荷物をまとめ、6:27キャンプ地を出発した。この日は雁峠、余裕があればその先の雁坂峠まで行きたい。


まずは白岩山へ。すぐに急登が始まる。


6:44白岩山。次は雲取山を目指す。


あれが雲取山か。


7:38雲取山荘。平日だけどさすがに人が多いので、水を補給してサクっと進む。


そして8:01雲取山。今日はめちゃくちゃいい天気!


ここからはわずかに冠雪した富士山が。


ズームアップするとこんな感じ。ちょうど昨日、富士山が初冠雪したとラジオで言っていたところ。この辺りは少し風が強いくらいだったけど、ここからそう遠くない那須岳では遭難事故も発生した大荒れの天気だったみたい。


8:24三條の湯への分岐点、三条ダルミ。


この辺りは稜線の南側をトラバース気味に進む。


開けた平地の狼平。キャンプ適地に見えるけど、植生を痛めそうなので止めておいたほうがいいだろう。


次のいくつかのピークが連なる三ツ山はトラバースして迂回する。


10:02北天のタル。


南側が開けた日当たりのいい場所があったのでこの日最初の休憩とした。バナナチップで栄養補給。


20分ほど休憩して出発。本格的な紅葉はまだまだ先っぽいけど、早くも真っ赤に染まった木があった!ここのところの冷え込みで紅葉は急速に進みそう。


今回はできるだけピークは巻かずに尾根道を進むつもりだけど、わざわざ縦走路を外れてまで山頂ピストンするつもりもないので飛龍山はパス。


それにしても、延々と尾根からちょっと外れた斜面のトラバースルートが続いて嫌になる。


12:34将監峠に到着。


右手に見えるのは和名倉山に続く尾根か。よさそうなのでいつか歩いてみたい。


12:52山の神土。ここから尾根道と巻き道に分かれるが、巻き道はもう飽きたのできつそうだけど迷わず尾根道を進む。


13:20少し開けたところに座るのにいい倒木があったので午後の休憩。


午前中バナナチップ、午後黒糖かりんとうというのが最近の定番。


20分ほど休憩して出発。13:54唐松尾山。


まだそれほど歩いてないけど富士山が随分大きくなってきた。


これが黒槐山っぽいけどここは巻いていく。


15:07笠取山(尾根道)と水干し(巻き道)の分岐点。結構疲れてきたけどやっぱり笠取山方面へ。


そして15:23笠取山に到着。頑張った甲斐があるすばらしい眺め。


眼下に見える禿げたとろこが今日の一応の目的地、雁峠。


笠取山からは急斜面を一気に下る。写真だとそうでもないけど、こちら側から見ると登る気が失せるくらいの斜面。


15:41笠取小屋と雁峠との分岐点。


予定通り雁峠方面へ。


15:49雁峠の避難小屋に到着するも、ここもまさかの立ち入り禁止の廃墟状態。10年も経つといろいろ変わるもんですね。


そろそろいい時間なのでここ雁峠でキャンプしようと思っていたものの、当てにしていた水場への案内表示がなくわからない。周辺を少し見て廻ったものの、それらしい踏み跡もなくここでのキャンプは断念せざるを得なくなった。


次の水場、雁坂峠まで行く時間も体力もないが、幸い近くに笠取小屋があるので少し戻ってそちらに向かうことに。


先ほどの分岐点からは木道を歩いて笠取小屋へ。


16:23笠取小屋に到着。週末のみの営業なのか、この日は閉まっていた。ここまで車が入れるようで、目の前に立派な公衆トイレがあってやや興ざめ。


5、6組の先行者あり。ただまだ十分スペースはあった。水場は小屋の裏手を少し下ったところにある。


夕食はご飯にお気に入りの田中食品のふりかけ、それに味噌汁。それにしても、笠取小屋が近くにあってくれて助かった。今日は風もないし、トイレも水場も近いので穏やかな夜を過ごせそう。

この日の歩行ルート(ヤマケイオンラインで作成)