2024年1月2日(火)、シアンタール2泊目の朝、今日は6:40発の列車でメダンに向かう。
5:20にスマホの目覚ましをセットしていたが、5時前に目が覚めたので起きて朝食代わりにインスタントのコピススを飲むと、荷物をまとめて6時にホテルをチェックアウトして出発した。まだ薄暗い中歩いて5分ほどでシアンタール駅に到着。
発車30分前の6:10から改札が始まり、ちゃんと一人ひとり切符のバーコードをスキャンしてからホームに入る。思いの外小ざっぱりとしたきれいな駅だった。
列車はどこかの中古かもしれないけどこちらもきれいで新しめの車両。
客車は4両編成で全部エコノミークラスだがエアコン付き。そのエアコンはシャープの家庭用のようなものが何台か天井付近に設置されていた。
中古車両に後付け?といっても私は席なしなので連結部付近にある入口近くに陣取った。定刻の6:40シアンタール駅を出発。
同じように席なしの人が他にも何人かいたがそれほど混雑はしておらず、出発すると地べたに座れるくらいの余裕はあった。途中まではかなり正確に運行されていて驚いたが、対向列車との行き違いで逆方向の列車が遅れたんだろう、後半は10分くらいの遅れで進行。
ようやくメダンまであと1駅というところで席が空いて座ることができた。
物売りが回ってくるんじゃないかと期待していたけどそれもなく、結局10分遅れの9:53メダン駅に到着。あまり新鮮味はない鉄道旅だったけど、このくらいだったら席なしでもそれほど苦痛ではないかな。
これがメダンのシティー駅。
メダンはスマトラ島最大の都市で着くまではちょっと身構えていたのだが、近代的な大都市ではあるけどそんなに忙しない雰囲気ではなくて一安心。
というか拍子抜けするくらいのんびりとした雰囲気。まだ正月休み中なのかもしれない。駅から2kmほど南に下ったMasjid Raya付近に安宿が固まっているようなので歩いて向かった。
そうしてたどり着いた1軒目のHotel Tamara、バス・トイレ付き、エアコンなしのダブルが100000ルピアだったので即決。
ボロくてそれほど清潔感はないけど外に面した窓はあるし、
テスラの電気扇風機もある!イーロン・マスクとは関係なさそうだが。。。
しばらく休憩してから11時半頃に昼食に出掛ける。
近所を歩き回ってひなびた雰囲気が好みのおかず屋に入った。ここはほぼ魚で専門店みたいな店で、今回はイカンバカール(焼き魚)を選んだ。焼きサバに酸っぱ辛いソースをかけたようなもの。
ここは副菜はシンプルだけど辛さ、味付けが私の好みにぴったりで非常に美味。値段も15000ルピアと良心的。インドネシアは好物の魚料理が安くてうまいのがいい。この点では間違いなく東南アジア最強。
食後はぶらぶら散歩がてら、
Pasar Halatという市場にやって来た。
しかしここもまだ正月休みモードなのか、閑散としていて今ひとつ。
茶店でコピを飲んで戻ることにした。コピも標準的な5000ルピア。
帰りにまた揚げ菓子屋台でおやつを購入。丸い揚げドーナツが1個1000ルピアで3個購入した。
これがホテルの向かい側にあるメダン最大のモスクMasjid Raya。モロッコ様式の建築なんだとか。ただ割と厳粛な雰囲気があり、履いている7部丈のズボンでは入れて貰えそうにないので今回は中には入らず退散。
その後はホテルに戻ってのんびり過ごす。Hotel Tamaraはなかなかよくて、コスパではパレンバンのMess ATに次ぐレベルだけどモスクが近いので頻繁に聞こえてくるアザーンがうるさいのが難点。
19時半頃に夕食へ。まとまった屋台街が見当たらないので、歩き回った末こちらもひなびた雰囲気の露店に入った。鶏の唐揚げを選定。
ここもシンプルだけど味はいい。値段は15000ルピアと普通。これまで回ってきた田舎町に比べるとメダンは少し高いかな。
帰ってから昼間食べなかった揚げドーナツをデザートに食べて満足。明日は早朝のアザーンで起こされることになるんだろうな。