2023年12月18日月曜日

MYOGその4:バグビヴィー(海外旅行用)

 多くの人には全く用がないものだとは思うけど、海外旅行で個人的に重要視しているアイテムが蚊除け。

最近は押すだけベープを持ち歩いているけどやっぱり効果は限定的。隙間があって蚊が入り放題の部屋では残念ながらあまり効かない。

なので現地で蚊取り線香を買って使うのだけど、蚊が多い地域ではそれでも防ぎきれないときがある。そんな時に必要になるのが蚊帳。安宿でもホテルによってはあらかじめ設置されているところもあるけど、ないときは自前の出番になる。

これまで一人用の蚊帳(ボトムなし)、ボトムありの蚊帳と使ってきたけど、ミシンを手に入れたのでもう少し軽くて自分の理想に近いバグネットを自作することにした。というのも、アジアの安宿で気になるのは蚊だけではないのだ。

それは南京虫。滅多に遭遇することはないけど、そんな南京虫がいるベッド、部屋に当たってしまうと気持ち悪くてもう寝るどころではなくなる。これまでは南京虫がいるベッドに当たったとしても、幸い刺されたことはないのだが。。。

そんな南京虫対策として、ボトムがメッシュではなくナイロン生地になってる蚊帳が欲しかった。アマゾンで探してみたところ、なかなかよさそうなものがあったので買ってはみたのだけど、ちょっと私が求めるものとは違っていた。

Ailgely シングルトップインナーテント 超軽量 メッシュテント

わかってはいたけどやっぱりちょっと重すぎる(と言ってもペグなしだと266gと結構軽い)のと、メッシュが細かすぎて、恐らく暑い時期にはファンの風が通らず寝られそうにない。ここはやっぱり自作するしかなさそう。

9KM DWLIFE リップストップ ナイロン生地 40D 1.5m × 2m ブラック 

基本的なフォルムは縫いやすそうな、上記のバグシェルターに近いAフレーム型で作ってみることにした。材料は、ボトムは以前も小物作りで使ったことがある40デニールのリップストップナイロン生地。

蚊帳 モスキートネット 四隅蚊帳 三つ開口 吊り下げ (ブラック)

蚊帳のメッシュ部分は素材を買うより安そうだったので、部屋に設置する用の蚊帳を買ってみた。これは希望通り粗めの目のネットだけど、いざ作ろうとするとこれがかなり苦戦。びよんびよんに伸びるメッシュと伸びないナイロン生地を縫い合わせるのは至難の業だった。

しかもサイズが大きいので、縫い進めていくと同じサイズに切り出したはずが、必ずメッシュが大幅に余って思い通りの形になってくれない。途中からはもうやけくそになって、現物合わせで何とか縫い進めていくことに。


そんなこともあって細部の納まりとか末端処理はめちゃくちゃだけど、一応それなりの形のものができあがった。ボトムの四隅と頂点2か所にタイアウトを付けたので、これらをうまく固定できればちゃんと機能しそうだけど、できなかったらタダのナイロンシーツ。


ファスナーは、シュラフカバーなどで使われている表裏どちらにもプルタブが付いている長いものが欲しかったけど、探してみたけどそんなものどこにも売ってない。それどころか、1m以上の長いファスナーも、布団のシーツ用の白いやつしか売っていないのだ。


そんな中ダイソーで1.1mのファスナーが110円で売っていたので助かった。中国製でやや動きが重いけど贅沢は言っていられない。プルタブ表裏2枚のタイプのスライダーだけ売っているのを見つけたけど、ばら売りはなくて送料も掛かるので諦めた。


よくよく考えてみるとファスナーの操作をするのは基本的には内側からだけなので、仕上がりの見た目はともかく内側向けに付ければ機能的には問題ないと気付いた。部屋では狭すぎて張れないので、あとは現地でぶっつけ本番で使ってみるしかなさそう。


ボトムの生地が2mなので仕上がり寸法は理想よりもちょっと小さめ。仕上がりは縦190㎝、横70㎝、高さ50㎝くらい。メッシュが軽いおかげか重量は上記メッシュインナーテントの半分ほどに仕上がった。スタッフサックも同じメッシュ素材で自作。


  • 本体:126g
  • ドローコード、スタッフサック込み:137g

果たしてちゃんと蚊帳として機能してくれるのだろうか?最低限南京虫除けとしては働いてくれるのを期待したい。というわけで何とか間に合ったのでとりあえず今回のインドネシア旅に投入してみたいと思います。できれば使わずに済むに越したことはないのだけど。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿