2024年4月27日土曜日

強風の鮭川~2024年山形遠征記1(13日目)

 2024年4月20日(土)、雨混じりの風がビュービュー吹き付ける荒天の朝。

いつものように5時頃には起きたものの、こんな天気では車から出ることすら億劫になる。ただ今日は土曜日、うかうかしていると釣る場所がなくなりそう。ということですぐに川に向かったが、鮭川の目ぼしいポイントはすでにどこも車からが停まっている。


何だかやる気がなくなり、釣りは後回し。今日は20日のウエルシアデーということで、先に買い出しを済ませることに。Google mapで調べてみると、最寄りのウエルシアは8時から営業開始とのこと。ゆっくり朝の準備を整え、まずは新庄に向かったのだった。


その後鮭川に戻ると、ようやく日が射してきたものの、そのせいか更に風が強まってきた。まともにキャスティングなんかできないくらいの風だが、釣り以外他にやることもないので仕方なく空いているポイントを釣っていく。


風が水面に叩きつけて水しぶきを上げるほど。案の定何もないまま2か所ほど回ったところでお昼を迎える。車に戻って昼食を済ませると、もう川に出る気が萎えてくる。全く釣れそうな気配はないが、釣りをしない限り釣れる可能性はゼロ。何とか自分を奮い立たせて再び川に戻る。


この風ではまともに投げられないので、いつもより短めのラインで届く範囲だけを釣っていく。例え10mしか投げられなくても、魚にフライを発見してもらえさえすれば拒まれることはないはず。そう信じて、ままならない状況にイライラしながらも淡々と釣り下っていった。


すると日が傾いてきて賑わっていた川も静かになった頃、それは突然やって来た。ついにヒット!これは懐かしいサクラマスの感触。しかし最初の鋭い絞り込みに耐えてランニングラインを巻き取ろうとすると、魚がスルスル寄ってきてテンションが掛からない。

あれっ、もしかしてまたイワナ?慌ててストリッピングでラインを手繰り寄せると再びグングン引き出した。急いでラインを巻取り、魚を浮かせると青白く光る魚にひと安心。それほどのサイズではないので一気に勝負。一度ネットに収まった魚が飛び出して焦ったが、二度目で無事ランディング。


今回も苦労したが、その全てが報われる瞬間。諦めなくてよかった。47cmと小ぶりだけどそんなのどうでもいい。この時期に釣れる銀ピカの魚はやはり格別。2021年以来3年ぶりの鮭川サクラマスとなった。


その後はまだ釣れるかも、とポイントの残りを釣ってみたけどそれ以降は再び沈黙の鮭川。17時半頃納竿とした。今年も出会えて本当によかった。昨日感じた徐々にサクラマスに近づいているんじゃないかという予感、まさか本当に当たるとは。。。


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