2024年8月31日土曜日

ファンダールからギルギットに戻る~インド・パキスタン旅行2024(22日目)

 2024年8月24日(土)、不覚にも昨日バスに乗り遅れたせいでファンダールで3回目の朝を迎えることとなった。

今日は5時頃出るというギルギット行きのバンに乗るため、目覚ましを掛けて4時に起床。


精算は昨夜のうちに済ませてあるのでそのまま荷物をまとめて4時半に出発した。


まだ真っ暗なファンダール。天気がいいようで空には星がきれいに見えた。幸いこの時間も電気が来ていて、軒先に電球が灯っている店があったのでそこでバスを待つ。


すると西側の山の中から明かりが下りてくるのが見えた。あれがバスだろうか、と思っていると早くも4:45に到着。ギルギット行きだという。5時〜6時と聞いていたが、早めに出ておいてよかった。どうやらここファンダールが始発の様子。


ただ、一旦ファンダールの集落の端まで走って数人の乗客を拾った後、よくわからないけどUターンして元のSada Bahar前に戻った。ここで集まっていた乗客を乗せ、ほぼ満員。明るくなってきた5:20本出発となった。


日の出前のチャシ集落を望む。


帰りは川側の席に座りたかったが、またもや山側の席を充てがわれた。


それでも車窓からのどかな眺めを楽しみながらのドライブとなった。


日が昇り、徐々に標高も下がってだんだん暑くなってくる。


今日はここ数日でも一番天気がよさそう。


すると思ったよりもだいぶ早く、あっという間の9時過ぎにガクーチに到着。


やはりマイクロバスに比べるとハイエースは速い。


賑やかなガクーチのバザール。もう一回焼き肉を堪能したかったなあ。。。


この辺りに来るとまだ濁流のギルギット川。


ガクーチの先、橋の袂のジャンクションで工事待ちの停車。ここからファンダールまで103km。


先日釣りをしたシンガル川。ここでもニンフを試していたら、また違った結果になっていたかも。少し悔やまれるが、いつかまた戻って来るとしよう。その先でまた工事か何かで停車。


行ってみると、何とトラックが川に横転!恐らく対向車との行き違いの時路肩が崩落したんだろう。幸い運転手は無事のよう。


ロープを渡して救助しようとしているが、怪我をしているのか容易には動けない様子。やっぱりこういう事も割と頻繁に起きているんだろうなあ。


そうこうしているうち、11:50ギルギットに到着。ファンダールからギルギットまでは1200ルピーだった。行きより120ルピー高くついたけど、速かったのでよしとする。


やっぱりまだ暑いギルギット。服を脱いでTシャツ1枚になってバザールへ。


早速声を掛けられて写真を撮る。


中国産の種を売る露店。


ギルギットにはMCB Bankがあるので立ち寄ってみると、セディナのマスターカードで無事キャッシングできた。


いつものNew Green Hotelに向かう。


1200ルピーで泊めてもらっているツイン。今日はこれが最後の一部屋だという。早めに着いてよかった。


昼食はホテルの前の通りにいくつかあるシクケバブの露店の一つに入った。ここは英語が全く通じず見た目で選んでみたが、


チキンかと思っていた奥の白っぽいやつはハツか何かの臓物系。ゴムのような弾力で、噛むのに一生懸命で味わう暇なし。手前のはたぶんビーフでまあまあ。


150ルピーと激安だったが救い。インドルピー換算だと50ルピー以下。


食後は以前も立ち寄った軽食屋でチャイ休憩(50ルピー)。


こちらは路上の靴屋。写真の機械は糸の代わりにワイヤーで縫う手動ミシンだった。


帰りにマンゴーを買って帰る。こういうたくさんの種類が並ぶ八百屋、果物屋が皆無だったファンダールから戻って来ると、目にもうれしい光景。500g150ルピー。


ターリ(定食)のようなものが見当たらず、ほぼ肉とパンのみという食事が多いパキスタン旅行では果物が貴重なビタミン源となる。そして旅行中の大きな楽しみでもある。部屋に戻って水浴びと洗濯を済ませ、早速午後のひと時を味わった。約80円の至福。


夕食は今度こそ先日大当たりだったマトンゴーシュトを食べようと、早く閉まりそうなのでいつもより早めの18時半頃出掛けた。しかし、、、既に閉店済み!昼間やっているのを確認していたのだが、どうやらもう売り切れてしまった模様。こんなことなら昼飯に行っておくべきだった。。。


仕方ないので新規開拓しようとぶらついてみたところ、マーケット入口の三差路から少し奥まったところに開いている飯屋を発見。入ってみると、ダルマーシュ、ミックスベジなどの野菜系メニューをまくしたてる中、ゴーシュトというのが聞き取れたのでそれにしてみた。


しかし出てきたのは薄めのシチューのようなもの。聞いてみるとビーフだと言う。柔らかく煮込まれた牛肉はまあまあだが、期待していたものと違ってがっかり。せっかくギルギットに戻ってきたというのに、昼食に続いて残念な食事になってしまったのだった。


ここはどちらかというとチャイメインの店みたいだったので、チャイを飲んで店を後にした。全部で400ルピーと、満足度からするとやや高め。それにしても、残り少なくなってきたパキスタン飯の機会(と言ってもまだ10日ほどはあるのだが)を2回も連続でハズしてしまうとは。。。


ケバブの煙が漂うギルギットのメインストリートをうなだれながらトボトボ歩く。気を取り直してマンゴーでも食べて、今日は朝が早かったのでとっとと寝ることにしよう。ということで、ギルギット再訪を誓いつつ床に就いたのだった。