2024年9月15日日曜日

3年半ぶりのシリグリ~インド・パキスタン旅行2024(37日目)

 2024年9月8日(日)、この日はラクナウから西ベンガル州北部の町シリグリに向かう寝台列車で朝を迎えた。

昨日からまたお腹を壊して何度となくトイレに駆け込む羽目になったが、幸い夜中頃をピークに下痢は徐々に治まっていった。


そんなわけでほとんど眠れなかったが、朝にはお腹の中のものが全部出きったようですっきりした気分にはなった。ただまだ油断は禁物。朝食は抜くことにして、7時半頃回ってきた車内販売のチャイ(10ルピー)を買って水分と糖分を補給しておく。


この列車はインド北西部のジャンムーから、ほぼ東の端のアッサム州グワハティまで、2400kmを2泊3日で走る超長距離列車。さすがのインド国鉄もこの距離だとかなり遅れるようで、今のところ4時間ほど遅れて運行している模様。後半戦で挽回してくれることを願うばかり。


お昼頃になるとようやくお腹が減ってきたので、朝食用に買っておいたバナナで昼食にした。チキンビリヤニもあるけど全く食べる気にならず、そろそろイタミもきになるのでもったいないけど捨てた。


さらにマンゴージュースを追加。600mlで50ルピーというので止めようとしたら40ルピーになった。病み上がりの体に染み渡る。マンゴーそのものの味でおいしかった。


その後うんざりするほどの時間をやり過ごして16:50ようやくシリグリ近郊のニュージャルパイグリ駅に到着。


自己最長、丸々24時間の鉄道旅となった。しかしこれだけ乗っても運賃はわずか495ルピー、それに手数料が加算されて約535ルピー(964円)と激安なのでインド国鉄はありがたい。


北口から出てシリグリに向かう。


乗り合いの電動オートが40ルピーで行くというので乗り込んだ。


やはり今はヒンズー教のお祭りの時期のようで、各所からパーカッション部隊の音が聞こえ、町中の装飾も目立つ。


25分ほどでシリグリに到着。いつものBharati Lodgeに行ってみると、向いのマーケット入り口に以前はなかったヒンズー教寺院が出来ていて大混雑している。ヒンズー教ピューリスト、モデイー政権の差し金か?


そのBharati Lodge、以前400ルピーだった部屋が600ルピー値上がりしているのはいいとしても、いざチェックインしようとすると、その部屋は予約済みだったとか言い出した。オーナーが変わったのか、外国人を泊めたくないんだろう。仕方なく他を当たることに。


数カ所は外国人不可のようで断られたが、幸い近くのSmritikana Guest House & Lodgeに泊まれることになった。


最安のダブルが460ルピーに税金が55ルピー加算されて515ルピー。バス・トイレとは別に洗面台もあるし、タオルと石鹸も付くし、この値段だったらBharat Lodgeよりマシ。次回からはここを定宿にしよう。


さて、手早く水浴びと洗濯を済ませると、ようやく体調も回復してきたので夕食へ。シリグリと言えば私的名物のフライドチキンモモ。しかし以前は広場になっていて、夜になると屋台が集まっていた一画には先ほどのヒンズー教寺院が出来ている。さらにこの日はまともに歩けないくらいの大混雑。


はてどうしたものかと思っていると、屋台は全部向いの道路沿いに出ていて、すぐに見覚えのある親父の屋台が見つかった。早速フライドチキンモモを注文。しかし出てきたのは、


普通の焼き餃子。以前は多めの油で焼いたモモに、さらに野菜とソースを加えて炒めたものだったのだが。。。これはこれで非常にうまかったのだけど、ちょうどお祭りシーズンで忙しくて簡略化バージョンだったのか、あるいは定番メニューから外れてしまったのか。モモ6個で50ルピーと値段も安かったのでまあいいか。


まだ本調子ではないのでこれで止めておこうかとも思ったけどやっぱりまだ食べ足りない。別の屋台でベジチョーミン(40ルピー)を追加。


やっぱりシリグリの夜はフライドチキンモモとチョーミンのセットに限るなあとようやく満足。


食後のチャイ(10ルピー)を飲む。


デザートにマンゴーを買って帰ろうと思ったが、1kg250ルピーとバカ高かったので諦めて、人酔いして若干気分も悪くなってきたのでおとなしく部屋に戻った。それでも何とか体調回復が間に合って久々のシリグリ飯を満喫できたし、遥々24時間掛けてやって来た甲斐はあったかな。