2024年8月12日(月)、相変わらず不調が続くパキスタン・ラワルピンディでの日々。
案の定昨夜は再び酷い下痢に見舞われて何度かトイレに駆け込んだ。ただ思ったほど酷くはなさそうで、夜中以降は静かに休むことができた。この日は6時くらいには起きたが、夜行バスでの移動が控えているので念のため朝食は抜くことにして、コーヒーを飲みながら旅日記の更新などをこなした。9時過ぎに散歩に出掛ける。まずは栄養補給のためチャイ(50ルピー)を飲んだ。
その後はまだ歩いていないところをぶらついてみる。先日は力尽きてたどり着けなかったが、この辺りが泊まろうと思っていたコミッティーチョーク。メトロの駅があるが、見ていると電車ではなく、2両連結のバスが走っていた。
レンガを運ぶロバ。
ラワルピンディではロバ車もよく見かけた。
賑やかなガンジマンディロード。
この通りは金物屋が連なるバザール。
小物や雑貨を扱う屋台で小さなナイフを購入した。LCCで旅するようになってからナイフは持ち歩けなくなったが、これで皮が剥きにくい果物も食べられる!次に飛行機に乗る前に捨てることになるのだが。
中央分離帯にインパクトを刺して座っているのは仕事を待つ日雇い労働者だろうか?
段々体調もよくなってきたので、混雑する細い路地にも突入する。
タオル屋の少年に捕まる。握手を求められて手を差し出したところ、タオルタオル言って離さない。写真撮らせて、と言うと手を離してポーズを決めてくれた。この手は使えそう!ちなみに横のサムズアップは別の大人。
マトン専門店。生首や足の骨付き肉が並ぶ。
ドライフルーツの屋台が並ぶ一画。今夜の夜行移動に備えて、非常食にレーズンを買っておこう。
1kg800ルピーと結構高め。200ルピー分買った。
続いて今日の昼食。やはりまだ油っこいパキスタン料理は危険そうなのでもうしばらく果物でしのぐことに。マンゴー500g(100ルピー)と、
モモ500g(100ルピー)を買って帰った。
買ってきたナイフ。中国製。言い値120ルピーを100に値切って購入。
今日の昼食。熟成が進んだおつとめ品クラスのマンゴーはやや甘みがキツすぎ。モモも傷がある安いB品だが、さっぱりしていて今の体調には合っていた。幸い泊まっているHotel Gulzarはチェックアウト時間が14時だったためゆっくり過ごし、13:40頃チェックアウトして出発。
ちなみにこのHotel Gulzar、初日は2000ルピーを1800に値切って泊まったが、2日目以降は別のレセプション担当者のときに支払ったところ1500ルピーだった。こっちが本来の値段だろうけど、パキスタンも外国人登録が面倒そうなのでまあいいだろう。
フォワラチョークから乗り合いのチンチー(50ルピー)に乗ってバスターミナルへ。
14:10到着。16時発のギルギット行きは思っていたより大型の普通のバスだった。少し遅れて16:20ラワルピンディを出発。ちなみに外国人は乗車時にパスポートとビザのコピーを10部提出する必要あり。
このバスには中国人が3人乗っていて、私の隣には25歳の若い一人旅の青年が座った。ほとんど英語が通じず、専ら彼のスマホでの音声通訳によるもどかしい会話となった。何でも彼はバスでパキスタンにやって来たらしく、さらにこれからアフガニスタン経由でイランに行きたいが、危険そうで迷っているとのこと。
どう思うか聞かれても、好きにしろ、まあ頑張ってくれとしか言いようがないのだが。。。わりと空いていたため、後で別の席に移って2席を使用することができたのは幸いだった。バスはしばらく有料道路を走った後、19時頃からは一般道に降りてノロノロとした足取りに変わった。
中国とパキスタンを結ぶ、かの有名なカラコルムハイウェイに入ったかと思ったが、ラワルピンディから180kmほど走ったマンセラから、意外にも西に湾曲しながらインダス川沿いを進むカラコルムハイウェイ(NH35号)ではなくほぼ北に直進するカガーン渓谷沿い(NH15号)を走るようだ。
そしてチラースというところでカラコルムハイウェイに合流する模様。そのほうが確かに近そうだが、最近整備されたルートなのだろうか。まあ特にカラコルムハイウェイにこだわりがあるわけではないので、こっちのほうが早く着くならそれに越したことはない。
20時半頃夕食休憩となった。さすがにもう大丈夫だろうと思うけど、今日は夜行移動だし無理は禁物。
無難なチキンビリヤニにした。これはご飯がパラパラであっさりめ、油加減もちょうどよくて久々にうまいビリヤニだった。
食後にチャイを追加。しかしこれだけで720ルピーも取られてがっかりな夕食となった。それはともかく、道は一応舗装されているものの、かなり揺れや振動が酷くて全く眠れそうにない。しかも私にとっては鬼門の夜行バス、何事もなく朝を迎えられればいいのだが。。。