2024年9月7日土曜日

ペシャワールからラワルピンディへ~インド・パキスタン旅行2024(29日目)

 2024年8月31日(土)、早いものでこの旅も4週間が経過。

パキスタン滞在可能日数(30日)も残り少なくなってきた。最後は行きと同じ、ラワルピンディとラホールで過ごすことにして、今日はラワルピンディまで移動する。昨夜は相変わらず蚊にやられながらも、涼しかったおかげでブランケットを被って寝たので大事には至らずに済んだ。


5時半頃目が覚めたので、月末ということもあり資産の集計などを行い、7時過ぎに朝食に出掛けた。この日は青空が広がるいい天気のペシャワール。


昨日と同じ、砂糖入りの丸いナン(20ルピー)を買っていつもの軽食屋へ。


涼しい朝、道端のカフェでポットの紅茶を飲んでいると何となく優雅な気分になってくる。


チャイ60ルピーで合計80ルピーの贅沢な時間。そしてこんな時間を過ごせるのもあと数日と思うと何ともいえない切ない気分になってくる。


部屋に戻って荷物をまとめ、8時前にチェックアウトして出発。昨日チケットを買いに行ったペシャワール・カント駅に向かう。


やはり昨日出たところは正門ではなく、その先のこちらが正門だった。通常ならオートリキシャやタクシーの出入りが激しい駅前だけど、これではとても駅前には見えない。


8:20駅に到着。


私が乗る予定の列車はここが始発のようで既に入線済み。


手書きの車両番号。今回はエコノミークラスだけど指定席だった。


今回も1席ずつ向かい合わせの側でゆっくり寛げそう。


かなりガラガラの状態でほぼ定刻の9:01ペシャワールを出発。ラワルピンディまでは600ルピーだが、お釣り不足で580ルピーにディスカウントしてもらっている。


線路前商店街を通過。


しばらく進むと左手に大河川が見えてきた。少し上流でスワート川と合流したカブール川。カブール川の茶色い水とスワート川の青白い水が合わさりながら流れているのがわかる。


さらに進むとカブール川が合流したインダス川を渡る。


インダス川もこの辺りに来るとさすがに大河の風格が漂っている。


8月末ともなるとこの辺りでも暑さは大分和らいて、気持ちのいい風に吹かれながらの鉄道旅となった。


ヤギの群れ。


ロバ車が田舎の小道をのんびり走る。やはり鉄道のほうがバスよりも車窓の変化に富んでいて飽きない。


そうこうしているうち、定刻より20分遅れの12:40ラワルピンディ駅に到着。


ここで次のラホール行きのキップも買っておいた。


3週間ぶりくらいのラワルピンディ。ペシャワールはそれほど暑くなかったので、それなりに季節も進んだのかと思いきや、こちらはまだまだ暑い!それでも3週間前よりはマシだが。


とりあえず目に付いた食堂で昼食にする。何があるか聞いてみると、ダル、サブジ、ムルギ、キーマとのこと。ムルギって聞いたことあるけど何だったかなあ、と思いながらムルギを注文。


そうだ、ムルギってチキンのことだった。ということでチキンカレー、たぶんチキンコルマというやつだろう。ここのもコクがあってうまい。ただ値段は400ルピーやや高め。グレービーが余ったのでハーフにしておけばよかった。


その後はチャイ(50ルピー)で一服し、旧市街コミッティチョーク近くまで歩く。


相変わらず交通量が多くて忙しないラワルピンディ。


そんな中を土砂を積んだロバがのんびり歩く。


そしてやって来たのは前回も泊まったHotel Gulzar。私のことを覚えていてくれてスムーズにチェックインできた。


部屋は狭めだけどこれが1500ルピーはかなりお得。外は暑いけど、ここは建物が大きいので中は割と涼しいのもありがたい。


さて、落ち着いたところで手持ちのお金では足りなさそうなので、散歩がてら近所のMCB銀行にキャッシングに出掛ける。


ラワルピンディの旧市街はバイクと車の路駐に屋台もたくさん出ている上、ひっきりなしにバイクと車が通るのでまっすぐ歩けない。


MCB銀行は人気なのか、ATMの前には長蛇の列が。少し待って10000ルピーキャッシング。


しばらくほっつき歩いて、カワで一服したい気分だったけどここはもうパンジャブ。チャイ(60ルピー)で我慢して部屋に戻った。


いつものように水浴びと洗濯をこなし、19時過ぎに夕食へ。前回は一度も夕食を食べることができなかったラワルピンディ、ぶらぶらあるき回って何を食べようか悩んだ末、結局ホテル前の交差点にあるシクケバブの店に入った。


ビーフ1本につくね✕2、それにここはタンドーリロティとルマリロティを選べたので、今回は鉄板で薄く焼いたルマリロティを付けた。


ビーフは柔らかくてジューシー、まるでステーキのよう。つくねはスパイシーで香ばしい串焼きのハンバーグ。どちらもうまかったが値段は360ルピーとやや高め。ケバブが安かったギルギット・バルティスタンが懐かしい。


帰りに先ほど見つけた見た目はデニッシュ、形はでっかいドーナツのようなパンを明日の朝食用に買っておく。40ルピー。部屋に戻って久しぶりにコーヒーを飲んでこの日は終了。