2025年1月31日金曜日

バドゥッラからエッラへのショートトリップ~スリランカ旅行2025(11日目)

 2025年1月24日(金)、この日はスリランカ南部丘陵地帯のバドゥッラで朝を迎えた。

6時頃には目が覚めたものの、まだ暗いので音楽を聴きながらしばらく微睡む。7時過ぎに朝食へ。


バドゥッラは山あいの町なので、朝は半袖Tシャツ1枚だと寒いくらい。


近くのViharagoda Clock Towerというロータリーにある軽食屋に入った。今日は南インドのワダ、マサラワダようなドーナツにしてみた。スリランカではワダはワデーというらしく、小さいほうはパリップワデーというらしい。


南インドではサンバル・チャトニーと一緒に食べるのが普通だが、スリランカのは味がついていてそのまま食べるみたい。ただ、同じ軽食のエラワルロティやピッタラロールスに比べると満足度は低め。2個ずつ食べてティーを付けると200ルピーだった。


帰りに向かいのAvasayaという仏教寺院を参拝。


狛犬もいるけどリアル狛犬も待ち構えている。


ここから先は帽子土足禁止。


中に仏像が安置されている本尊。その裏にステューパがあるけどここからは先端しか見えない。


前回この町でゾウを見た記憶があったけど、ここで飼われているんだな。


さて、昨日調べたところちょうどいい8:50発の便があったので、今日はここから鉄道で隣町のエッラに行ってみることにした。バドゥッラからエッラまでは、南部丘陵線でも景色がいい区間として有名なところ。


まだ時間があるので駅前にある公設市場を見学してみると閑散としていてかなり寂れた雰囲気。駅周辺は、中心部の発展から取り残されているような感じ。


8:15バドゥッラ駅に到着。人気の区間だけに、駅前には大型バスが何台か停まっていて賑わっている。バドゥッラからエッラまでは3等で60ルピーだった。


と思ったら、ほとんどの客は定刻8:00発のElla Odysseyに乗るようだ。そちらは遅れて8時半頃出発していった。私が乗る普通列車は既に入構済みだが、こちらはガラガラ。


3等はテーブル付き向かい合わせのボックス席。前回はここからキャンディまで乗ったのだが、進行方向左側の席では景色が今いちだった記憶がある。なので今回は右側の窓席を確保。


対行列車の到着を待ち、こちらも少し遅れて8:15バドゥッラを出発。


やはりこの区間、概ね左側が山側、右側が谷側となる模様。


途中まではバドゥッラ川沿いを走る。


橋を渡って、


いくつかの小さな谷を越えていく。


エッラの一つ手前のDemodara駅では大量の観光客が待ち構えていた。


急に混雑してきて一気に興醒め。


そしてお待ちかね、一番の見どころNine Arches Bridgeを渡る。車内もさることながら、


見物客もすごかった。


1時間ほどの鉄道旅を楽しみ、10:15エッラに到着。前回より遥かに楽しめた。この区間の景色を楽しむなら、始発駅のバドゥッラから乗って右側の窓席に座るのが吉。


駅を出て正面に見えるのはたぶんエッラロックと呼ばれる岩山。


エッラはLonely Planetでお勧めされていて前回も来たのだが、欧米人観光客だらけで辟易し、そのままとんぼ返りでハプタレーに戻った記憶がある。それ以来Lonely Planetのお勧め地には近づかないようにしている。


そんな訳でエッラには特に興味はないので、適当に茶畑の中などを散策。


昨日バスで通った線路下のトンネル。


この辺りがエッラのメインストリート。30分ほどぶらついたところでそろそろ帰ろう。


しばらく待ってやって来たバスに乗り込む。運転手席横の席に座れた。エッラからバドゥッラまでは130ルピー。


11:40、50分ほどでバドゥッラに到着。昨日歩いた町の北側にあるSenanayake公園前で降りた。


この公園にはキャンティーンがあるのでそこで昼食にしようと思っていたのだが、軽食しかないみたいなので止めておく。


バスターミナル近くの繁華街にやって来た。


突き当りにモスクがあるモスクロード沿いにいくつか食堂があったので、そちらに行ってみることに。


A.S. Food Styleという店に入ってみた。


モスクのそばだけにムスリム系の食堂だが、給仕は全員女性だった。ライス&カリーのフィッシュ450ルピーを注文。ライス&カリーにムスリムらしい濃厚なフィッシュカレーが出てきた。


ライス&カリーはおかず2品にチリソースと物足りない感じだけど、独特の甘酸っぱい味のおかずもあって悪くなかった。フィッシュカレーも好物の青魚系でgood。


帰りにもう一度ゾウを見ようとお寺に行ってみると、


ちょうどお出掛けの時間のよう。象使いがやって来て合図すると、片方の前足を少し持ち上げて、それを階段みたいにしてスルスル乗車、いや乗象。


繋がれていた鎖が外されると、自分で手繰って象使いに渡している。


そして出発!


ちょうど私と同じ駅方向に行くようなので私も着いていった。途中八百屋で野菜の差し入れを受け取って食べると、その後店員と鼻で握手。ものすごく賢いみたい。


私は宿近くのカフェでお茶休憩。


ここはプレーンティーが40ルピーと安かった。帰りに大量の草を抱えたゾウが戻っていくのを見かけた。どうやら食料の買い出しだったみたい。


後は部屋に戻ってシャワーと洗濯を済ませ、外は雨が降り出す中コーヒーを飲みながらのんびり寛ぐ。と言ってもほとんどこの旅日記作成で潰れてしまうのだが。。。


18時半頃夕食へ。雨の中傘を差して出掛ける。今日はわりと近場の、昨日の昼に入ったAR Food Centreに行ってみることに。


この時間でもライス&カリーがあったので、今回はチキンを付けた。でっかいチキンの入ったチキンカレー。


よく観察すると、ここの料理にはホールのマスタードシードが多用されている。南インド同様テンパリングにはクミンシードではなくマスタードシードを使っている模様。食後にティーを付けると600ルピーと思ったよりも高かったが、気にしないことにしよう。それより明日の朝には雨が上がってくれればいいのだけど。。。