2025年1月21日(火)、この日はスリランカ最南部マータラで朝を迎えた。
泊まっているBest Hotelの部屋には既に何匹も蚊がいたので電気蚊取りマットをセットして寝たところ、わりと快適に眠ることができた。6:50起床。今日はここマータラから海岸沿いを東に進んでハンバントタという町まで行く予定。ハンバントタは中国に借金のカタとして港の運営権を奪われた、いわゆる「債務の罠」で有名な町。まあそれは置いておいて、かつてアラブ人が開拓したムスリムの港町らしい。
途中まで鉄道で行くこともできるのだが、乗り換えが面倒なのでバスで行くことに。ここからバスターミナルまでは少し離れているので、朝食は途中で取ろうと7:30ホテルをチェックアウトして出発。
座って食べられそうなパン屋があったのでここで朝食にする。ピッタラロールス(エッグパフ)と、ちょうど昨日会ったスリランカ人がおすすめと言っていたクラウカン(Krawkan)という食べ物があったので試してみる。
クラウカンは赤茶色の小さな穀物の粉を練って、ココナッツフレークと黒砂糖の餡を挟んで蒸したスイーツとのこと。控えめな甘さが美味。
それにプレーンティーを付けて175ルピーと異常に安かった。どういう値付けかわからないけど、計算を間違えているのかもしれない。
マータラ川を渡ってバスターミナルに向かう。
スリランカではみんなわりと几帳面に横断歩道を渡るので感心する。さらに驚くことに、インドで交通量の多い大通りを渡るのは命懸けだが、スリランカでは横断歩道で待っていると車が止まってくれる!
マータラのバスターミナル。
うろうろしているとすぐに声を掛けられ、ハンバントタ行きならあれだ、と教えられたバスに乗り込んだ。ハンバントタの先のティッサマハラマヤ行きのバス。
わりとガラガラのまま8:05マータラを出発。途中で客を拾ってすぐに満員になったが。マータラからハンバントタまでは300ルピーだった。
海岸近くを走る路線だが、海沿いの道はほぼなし。田園地帯を進む。
渋滞もなく順調に進んで10:15ハンバントタに到着。早速ホテル探しに掛かる。
バスターミナル裏手のバザールストリート。町一番の繁華街だと思うけど、びっくりするくらいのんびりとした雰囲気。
ハンバントタは「イスラムの港」という意味らしいけど、確かにムスリムの姿が目立つ。ここまで来ると観光客はほとんどいないし、高い建物がない開放的な雰囲気は結構好み。
ただホテル探しのほうは難航。Google mapを頼りにHome Stayに行ってもやっていなかったり、宿泊施設のマークのHotelに行ったらただの食堂だったり。そんな中ROOMSの看板が出ているSanalee GHに行ってみると、ダブルベッド+シングルベッド広い部屋が2500ルピー。
ここを2泊する条件で2000ルピーに値切って決着。この部屋が1000円ちょっとなら悪くない。荷物を置いて、昼食がてら散策に出掛ける。
宿の向かいにある大きなモスク。明日はアザーンで起きされることになりそう。
とりあえず海に向かって歩いて、
海辺に魚市場があったので覗いてみる。
もうほとんど終わりかけかな。
ここはサメしか残ってなかったけど、カニもあるよ、と見せてくれた。みんなムスリムみたいでフレンドリー。
隣には青果市場。
こちらも閑散としている。
魚市場のすぐ奥が漁港になってる。
ここのボートは幅が広めの普通の形。
魚市場の様子。
漁港の横にはハンバントタビーチが広がっている。南西海岸に比べると波も穏やかだけど、リゾート客は来ないみたい。そこがまたいいハンバントタ。
さて、昼食はバザールストリートにあるS.D.Hotelに入ってみた。家族経営っぽい小さな食堂。どこもそうだが、チキン、フィッシュ、エッグがあるというのでフィッシュを選択。
17歳の高校生。右の子は店の手伝いをしていたのでここの娘さんっぽい。
全部別皿で出てきた。
地元客には1プレートで出しているのに、旅行者仕様なんだろう。後でマッルン(野菜炒め)も出てきた豪華なライス&カリー。
魚の出汁よく出たフィッシュカレーに、微妙に苦味が効いたおかずもあってうまい。熱々だし、今回食べた中では一番かもしれない。これで450ルピーなら大満足。
食後にお茶を飲もうとカフェっぽいところに行ってみると、何とお茶はないとのこと。ミルクがあるとのことでそれを頼んだ。ここはカフェではなく、ダヒー(ヨーグルト)屋のよう。
粉ミルクに砂糖を入れたホットミルク。これはこれでなかなかうまいものだった。80ルピー。さて、ハンバントタにはもう1泊するので今日はこのくらいにしておいて、ホテルに戻ってシャワーと洗濯。履きっぱなしだったズボンも洗っておく。
その後はコーヒーを飲んでのんびり過ごし、18:40頃夕食へ。バスターミナル裏のSaman Hotelという食堂に入った。ライス&カリーもあるというので注文すると、
肉魚系のないプレーンなライス&カリーが出てきた。それでもおかずは4種類あってどれもうまいし充実感はある。スリランカ料理は野菜をふんだんに摂れるのがうれしい。食後にプレーンティーを付けて340ルピー。
帰りに水を買っておく。1.5Lで120ルピー。これは前回も驚いたのだが、スリランカの食堂では水道の水をそのまま飲み水として出す。もちろん地元の人でもそれは飲まず、ボトルの水を買っている人もいるが、私は気にせず飲んでいる。ただ、だからと言ってホテルの水道の水が飲めるかは分からないので結局買うことになるのだが。。。