2025年2月1日(土)、早いもので今年もあっという間に1ヶ月が過ぎで今日からもう2月。
この旅もそろそろ後半戦に入ろうかという時期を迎えている。コロンボからセイロン島を反時計回りにグルっと巡り、地理的にはもう2/3以上を消化して現在は西海岸北部に位置するマンナールという町まで来ている。泊まっているSun GHは沼のすぐ横にあり、隙間も多いので蚊取り線香を焚いて寝たところ、思いの外快適に眠ることができた。ただ、ここマンナールはまだかなり北部に位置するのだが、気候的にはもう南西部と同じ乾季の地域になるのか(スリランカは大まかに南西部と北東部で気候が異なる)、暑いので扇風機を点けたまま寝たところ、体が冷えて下痢になってしまった。
朝6時頃起きるとトイレ駆け込んだ。まあ食中りではなさそうなので大丈夫だろう。月初ということで資産のチェックなどを行い、7:10頃朝食に出掛けた。近くのベジレストランに入る。
ここはイドリがあったのでワデーとイドリにした。かけるカレーは違うけどほぼ南インド式の朝食。手前の薄黄色のカレーはキリホディといって、スリランカでは何にでも付いてくるカレー。南インドのサンバルに相当する位置づけか。
アツアツでおいしかったけど、食後にティーを付けると300ルピーと結構な値段になった。インドだとせいぜい60ルピー、スリランカルピーにして200ルピーくらいで食べられそうなものだが。やはりスリランカは物価が高めに感じられる。
さて、今日はここから日帰りでタライマンナールというところまで出掛けてみることにする。タライマンナールはちょうど2年前に訪れたインドのラメーシュワラムと、アダムズブリッジと呼ばれる岩礁帯で点線状に結ばれているところ。特に何があるわけでないけど、ラメーシュワラム行ったならこっちにも行っておきたいところ。
8時過ぎにバスターミナル向かうと、タライマンナール行きは既に停まっていた。
乗り込んで待っていると8:30マンナールを出発。タライマンナールまでは150ルピーだった。
マンナールからタライマンナールまでは30kmほどの距離だが、
途中よくわからない停車が何度かあり、
1時間20分掛かって9:50タライマンナールに到着。なぜかタライマンナールの手前で幹線道路離れて線路を渡り、細い道に入ってタライマンナール駅の裏側に着いた。
仕方なく線路を渡り、駅を通って表側に向かうことに。ちょうどバスで揺られてお腹の具合が悪くなってヤバかったのだが、駅にトイレがあって事なきを得たのだった。
最果てのタライマンナール駅。物寂しい雰囲気が漂う。たぶん今でもコロンボとの間を1日1往復はしていると思う。
線路はここで終わり。
なるほど確かに表通り側には集落も何もない。
少し歩くと突き当りから桟橋が伸びている。
砂浜から突き出したタライマンナール桟橋。
残念ながらここからインドは見えず。
以前はここからラメーシュワラムまで船便があったという。旅情を誘われる航路。
現在は2023年からジャフナ近郊とインドのナガパッティナム(Nagapattinam)というところを結ぶ船便が再開されたらしいけど詳細は不明。
あるならいつかは乗ってみたいルート。コロンボからインドの東海岸を通ってコルカタまで陸路+海路で、なんておもしろそう。
桟橋の反対側は漁村になっている。
タライマンナール灯台。
漁師に写真を撮ってくれと頼まれると、
ついでにボートを引っ張って海に降ろすのを手伝わされる羽目に。
めちゃめちゃ重い。10人掛かりくらいで独特の掛け声を掛けながらボートをずらしていく。
ようやく水際に到着。
インドまで行くぞー、と言いながら漕ぎ出して行ったのであった。。。
帰りは集落内を通って駅裏のバス停に戻る。
タライマンナールモスク。
駅前の食堂でお茶を飲みながらバスを待つ。
プレーンティー40ルピー。
するとやって来たのは行きに乗ったのと同じバス。まさかもう1往復してきたわけではないだろうから、どこかで時間潰しをしていたんだろうか。
ちょうど1時間後の10:50タライマンナールを出発、150ルピー。
帰りは無駄な停車がなくスムーズ進み、
11:50マンナールに到着。
ちょうどお昼の時間なので昼食にする。
昨日の夕食と同じWeligama Hotelに入った。ライス&カリーのフィッシュを注文。
今日はフィッシュカレーが出てきた。魚は好物の青魚系。おかずやフィッシュカレーのグレービーも追加してくれた上、値段も320ルピーと良心的で大満足。さて、午後になると日差しが強すぎて外を歩き回るのは辛いので、部屋に戻ってのんびり過ごす。シャワーと洗濯を済ませると、
部屋のすぐ前の沼で釣りをしてみることに。見ていると小魚のほか、15〜20cmくらいの黒っぽくて尾が赤い魚が結構いるのだ。東向きで朝は日向だけど午後は日陰になってちょうどいい。
私はフライタックルを持っていかない場合でも、旅行には一応釣り道具を持ち歩いている。ダナイブロスのインジェクターというコンパクトなのべ竿に、ニンフを付けてウキ釣り(ドライフライ用にテンカラっぽい仕掛けも持ってきている)。
これでフライを替えながらしばらく粘ってみたものの、ゴミが引っ掛かるばかりで全く釣れず。意外と簡単に釣れるんじゃないかと思っていたけど、そう甘くはなかった。
諦めて18時半頃夕食へ。今回は新規開拓で、バスターミナルの奥にある食堂入ってみた。Saajith Hotelという店。
この時間はパラタかストリングホッパー、後はスナックくらいしかなさそうなので今日もパラタにしておく。他の客もほとんどみんなパラタを食べている。
四角いパラタ(パロッタ)。それにここはノンベジレストランのようで、ダルとチキングレービーが出てきた。カレーは冷めているけど、パラタは出来たてでうまい。パラタ3枚にティーを付けて190ルピーと激安。少し物足りない気分だけど、お腹の調子が微妙なので今日はこのくらいにしておこう。