2025年2月11日火曜日

アヌラーダプラからプッタラムへ~スリランカ旅行2025(22日目)

 2025年2月4日(火)、この日もスリランカ北中部内陸の町アヌラーダプラで朝を迎えた。

トランプ関税が発動されて荒れ気味の米国株式市場、指値を入れておいたので気になって、朝方ちょくちょくチェックしつつうとうとしているといつの間にか7時を回っていた(結局指値は刺さらなかったが)。


起き出してすぐに朝食へ。もう迷わずMakkah Hotelに直行。


アヌラーダプラで私の胃袋を支えるMakkah Hotel。朝と昼は青っぽい花柄のシャツを着たおばさんがいつも私を担当してくれる。


今日はピッタラロールスとインディアッパ春巻きの組み合わせにした。スパイシーなピッタラロールスの後の甘いインディアッパ春巻きがうまい。ティーを付けて190ルピー。


さて、スリランカ滞在も残り1週間となったが、前半飛ばしすぎたせいでコロンボまでの距離もあと僅かになっている。次はここから110kmほど南下したクルネーガラという町に行くつもりだったのだが、地図や画像を見ているうち、クルネーガラは前回立ち寄っていてあまりパッとしなかったのを思い出した。


鉄道の時間も中途半端だし、今日は予定を変更して時間があれば行こうと思っていたプッタラムという町に行ってみることにして8:00にホテルを出発。旧市街のバスターミナルに向かう。バスターミナルに着くとちょうど出発しているバスがあったのだが、写真を撮ろうとしていると乗り遅れた。


その後すぐにやって来た次のバスに乗り込んで出発を待つ。プッタラムはアヌラーダプラから南西方向80kmほどのところにある海岸の町。


このバスはプッタラムやその南のリゾート地ニゴンボなど、西海岸経由でコロンボまで行くバスのよう。


1時間ほど待って9:15アヌラーダプラを出発。アヌラーダプラからプッタラムまでは360ルピーだった。


途中で流しの歌手が乗ってきて歌いだす。前回は生演奏の楽団が乗ってきていい演奏に感心した記憶があるが、この人はカラオケ。音が大きすぎてうるさかった。それでも結構チップはもらっていたが。スリランカのポップスはインドよりもラテンとかレゲエの影響が強い印象。


そうこうしているうち11:00にプッタラムに到着。バスターミナルには入らず、路上のバス停で降ろされた。


プッタラムはラグーンを挟んで伸びるカルピティヤ半島にリゾート地を抱えるが、それ自体にはあまり見どころはなさそうな小さな町。ただ、町に活気があって少し歩いただけで好きになった。


この時計塔のあるロータリーが町の中心のよう。一画にはパブリックマーケットもある。


ホテルの選択肢は少なそうなので、まずはそのマーケットの裏手にあるWestern Palaceというビジネスホテル(商人宿)風のホテルに行ってみた。かつてはそれなりのホテルだったんだろうけど、今は廃墟ような雰囲気が漂う。


それでも一応営業はしていて、聞いてみるとくたびれたシングルが2000ルピー。高いなあと思って1500で打診するとすんなりOKになったのでここに決定。


荷物を置いて昼食がてら散策に出掛ける。Western Palace前の通り。この辺りにはバイク修理屋や部品屋が固まっている。


プッタラムは一見してムスリムの多い町。


雑然としているけど賑やかなプッタラムのメインストリート。


食堂は結構あるのだが、なぜがオンリーパラタの店が多くて3軒目でようやくライス&カリーのある店にたどり着いた。G.T.C.Hotelという店。


チキン、フィッシュにビーフもあるというので今回はビーフにしてみた。メインディッシュの他に4種類のおかずと、デカいボールでライスもでーんと出てきた。好きなだけ盛り付けて食べる。


スパイシーで濃厚なビーフカレーはそのままでは味が濃すぎだが、他のおかずと混ぜるといい感じになった。肉も柔らかく煮込まれていて美味。ここの葉っぱものの和え物は甘めの味付け。それがいいアクセントになる。


食後にプレーンティーを追加。これだけ食べるといい値段になりそうだが、壁のメニューはシンハラ語で読めないけどどれも500ルピー以下。大したことにはならないだろうと安心して会計すると、440ルピーといい意味で裏切られて大満足。


食後はまず、メインストリートを突き当りまで歩いて海辺に行ってみた。


対岸にカルピティヤ半島が横たわるラグーン。


なのでビーチはなくてゴミゴミしている。北側には風力発電の風車が並んでいるのが見える。


その横にはやはり魚市場。


イワシのエラを見せながら「トップクオリティだ」と言って本気で売りつけようとする。旅行中なので調理できないんだ、と言って納得してもらったが。


こちらは気さくに撮影に応じてくれた、カニメインの店の人。


魚市場の先は行き止まりだったので、一旦そこから北東に続くマンナールロードに出て、


再び海岸沿いの道に出てみたけど特に見どころはなさそう。


モスクの横を通ってマンナールロードに戻る。


その角にあるのがプッタラムのジャマーマスジット。


今度は戻ってパブリックマーケットを見学。


スリランカの市場にしては賑わっているほうかな。


写真撮ってもらえと立たされた店番の少年。


さて、プッタラムも日差しが強過ぎて辛いので、散策はこのくらいにして部屋に戻った。シャワーと洗濯をこなしてコーヒータイム。外は暑いけど、ここは建物がデカいおかげで部屋の中はファンがいらないくらい涼しくて快適。


夕方になるとホテルの主人がコンセントに挿すタイプの液体式蚊除けを持ってきてくれた。ここも欄間状に隙間があるので蚊取り線香必須かと思われたが、これで大丈夫そう。


その後19時頃夕食へ。昼間見つけたモスク近くのBaba Hotelという店に行ってみた。フライドライス、コットゥ、アッパなどもあったが消去法でパラタを選択。


するとダルと(たぶん)チキングレービーの他に、チキン、鶏レバーカレー、それにフィッシュがでてきたのでフィッシュ(写真の一番左)を食べてみることに。


フィッシュはカレーではなく、デヴィルドと呼ばれる酢豚のような炒め料理だと思う。パラタは焼き立てで触れないくらいアツアツ。デヴィルドフィッシュもピリ辛で実にうまい。食後にはここの人気メニューのようだったレモン入りプレーンティーを追加。


値段は600ルピーとパラタにしては高くついたけど、デヴィルドフィッシュなんてそんなに食べる機会もないのでまあよかろう。ただ人気のお店のようで、店内は大繁盛でてんやわんや。もう少し落ち着いた雰囲気で食べたかったところ。