2025年2月6日(木)、この日もスリランカ西海岸の町プッタラムのWestern Palaceで朝を迎えた。
昨夜は借りた液体式蚊除けと蚊取り線香のダブルで臨んだものの、まだ蚊が飛び回っていて数か所蚊に刺された。なかなか手ごわいやつらだ。それでも煙いのを我慢して蚊取り線香をベッドサイドに移動させることで無事朝を迎えることができたのだった。6時頃起きると、昨日のおやつの買い置きがあるのでそれとコーヒーで朝食にした。以前マータラで食べたクラウカンと、どら焼きみたいなやつ。どちらも甘さ控えめで食べやすかった。2つで100ルピー。
さて、今日はここから南東に130kmほど下った内陸の町キャンディに移動する。昨日確認したところ、キャンディ行きは9時頃発とのことだったが、もっと早めに出たいので7時にホテルを出発。
バスターミナルに行ってみると、やはり次のキャンディ行きは9:20発とのこと。そこまで待ちたくないので、頻発しているクルネーガラ行きに乗って乗り換えることにした。
すぐに出発しそうなバスに乗って7:20プッタラムを出発。
クルネーガラまでは320ルピーだった。
町を離れると交通量が極端に減って渋滞知らずのスリランカ。
それでも各駅停車の鈍行バスのため、85kmほどの距離を2時間半掛けて9:55クルネーガラに到着。
すぐにキャンディ行きのバスが見つかって、間髪入れず10:00クルネーガラ出発となった。クルネーガラからキャンディまでは180ルピー。
クルネーガラは前回も来ているが、これまで田舎ばかり回っていたからか交通量の多い大都会に思えた。
前方に見えるのがクルネーガラの名物、大仏が鎮座するクルネーガラロック。前回は頂上まで登ったのがいい思い出。
クルネーガラを離れると、
バスは徐々に山の中に入っていく。
再び交通量が増え始めるとキャンディはもうすぐ。ちょうど列車が追い越していった。
11:35キャンディに到着。今回は町の北側に宿をとるつもりなので、バスターミナルよりだいぶ手前で降りた。
そして向かったのは幹線道路沿いですぐ目の前のBurmese Rest。ここは僧院のような雰囲気だが、Lonely Planetに紹介されていて普通の旅行者も泊まれるらしい。名前の通りミャンマー系の仏教施設のよう。
聞いてみると、バス・トイレは別だが明るくて風通しのいいシングルが1000ルピーで即決。僧院だけにきれいに管理されているし、バスもトイレもこのクラスの宿にしては格段にきれい。これで1000ルピーは破格。
バス通りに面しているけど、中庭もあって町中とは思えないほど静かで雰囲気もいい。荷物を置いて、早速昼食がてら散策に出掛ける。
キャンディは南部丘陵地帯の山あいにあるスリランカの古都。7年前に来たときは適度な賑わいがありつつも、もう少し閑静だったような気がするが、やけに交通量が多くて騒がしい。
メインストリートを南下していくと突き当りにあるのがキャンディ湖。
その横にはスリランカ人参拝者で賑わっている仏歯寺が。これは入り口で、
本堂はずっと奥にあるんだろう。
角にある巨大なコロニアル建築はクイーンズホテル。
それにしても、人も車も多いキャンディ。
混雑具合いはコロンボ以上な気がする。
中心部のロータリーは地下道を通って渡ることになる。
中は吹き抜けになっていて、オシャレかつ明るい雰囲気。
とりあえず食堂を探しながら中央市場付近を歩いていると、
いつの間にか歩道がそのまま袋小路の細長いレストランになっており、
店員に勧められるままここで昼食をとることになった。何だか罠にはまったみたいな気分。普段私が入る食堂に比べるとややハイソな雰囲気だが、まあたまにはいいか。久々にライス&カリーのチキンを注文。
でっかい鶏肉が乗ったライス&カリーが出てきた。ここのはご飯もおかずも温かく、各おかずの味付けもはっきりしていてうまかった。これなら600ルピーでも納得せざるを得まい。
続いてキャンディの中央市場を見学。外から見るとデカいけど、
中はロの字型の回廊になっている。
そこそこ賑わってはいるけど、
やっぱりスリランカの市場はそれ程見応えはないかな。
外には果物の露店が並ぶ。
マンゴーを買おうと思ったけど、1個220ルピーもしたので止めておいた。
近くのキャンディ駅に寄ってコロンボ方面行きの時刻を確認しておく。
さすがに幹線路線だけあって便数は多い。
それにしても交通量が多いキャンディ。
キャンディってこんなんだったかなあ、と訝しみながら歩いていると、
中央市場から大通りを挟んで北側にようやく見覚え、というか来覚えのある路地を発見。
そうそう、これこれ。
入り組んだ細い道が続く昔ながらのバザールの雰囲気。
記憶していたよりも小ぢんまりとしたエリアだったけど、
やっぱりこういうところのほうが断然落ち着く私。
その一画にある小さなカフェでお茶休憩。
強烈な日差しの中を歩き回って疲れた体に甘い紅茶が染み渡る。ここはライム入りのプレーンティーが40ルピーだった。
ここでは線路が遊歩道代わり。
コロニアルな建物が並ぶ表通りに戻って、
そろそろ帰ろう。部屋は西向きなので午後は暑いが、風通しがいいので結構快適。
シャワーと洗濯をこなし、コーヒーを飲みながらのんびりと午後のひと時を味わう。そして18:50頃夕食へ。
昼間見つけた斜め前の路地にある小さな軽食屋に入ってみた。
ライス&カリーもあったが、パラタ3枚にチキングレービーとダルで200ルピーとのことで、それにフィッシュフライ100ルピーを付けることにした。
フィッシュはアジのフライでうまかったが、全体的にはまあ普通。パラタ(パロッタ)に関しては、南インド・タミルナードゥほどの満足感は得られていないここまでのスリランカ。ただこれで300ルピーなら納得感はある。
別の店でお茶を飲んで帰ろうと思って店を出たものの、目ぼしいところが見つからず。さっきの店に戻るのも面倒なので、やや物足りない気分だけどそのまま部屋に戻った。さて、ここは元々壁が塞がっていない構造だけど蚊帳があるので大丈夫だろう。今夜は安心して眠れそう。