初夏の陽気と真冬の寒さが週替わりに訪れる目まぐるしい天気が続いた3月が過ぎ去り、気が付けばもう春本番の4月。
前週雨が続いて危ぶまれたが、明けてみると川の水位は悪くなさそう。今週は好天が続く予報とあってそろそろ本格開幕を期待して本流釣行に出掛けることに。ということで2025年4月8日(火)、今シーズン3回目の本流へ。いつものようにお昼頃着いてみると、水はやや多めながらクリアで悪くない雰囲気。前回の初日と同じくらいか。天気がいいだけに南風が強めだけどキャスティングに支障をきたすほどでもない。
しばらくすると中型のメイフライがちらほら飛びはじめたが、期待に反して一切反応なし。移動して2か所目も異常なし。夕マヅメは1か所目のポイントに戻ってみた。昼間シャックを結構見かけたのでヒゲナガに期待してドロッパーにそれっぽいフライを結んで釣り下っていく。
しかし、、、相変わらずガガンボは多いもののヒゲナガの姿は見かけず、期待の夕マヅメも不発っぽい。途中大物がヒットしたけどすぐにフッと軽くなった。この感触は、、、
こういう証拠が残ってくれると未練が残らないのでありがたい。さてそろそろ18時、今日もダメだったか。ポイントももう終わりなのでこれが最後の1キャスト、と投げてみるとまさかのヒット!
またウグイかと思って油断しているとなかなかの手応え。鋭い動きはウグイでもニゴイでもなく大ヤマメか!慌ててラインを巻き取ってリールファイトに突入した。しかし、寄せてきたところでぴょい―んっとジャンプしたその姿は、、、
残念ながらヤマメではなくスモールマウスバスでした。。。35㎝ほどのまずまずのサイズ。見るとドロッパーのヒゲナガフライがガッチリと口に掛かっていた。スモールもヒゲナガ食うみたい。がっかりだけど、いいファイトを楽しめたし何も釣れないよりましか。
ということでこの日もヤマメは釣れないまま18時過ぎに納竿。この時間になってようやくヒゲナガが飛びはじめたけど、もう暗くなってから釣りをするほどのやる気もないのでさっさと車に戻って車中泊体制に入ったのだった。
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2日目の2025年4月9日(水)、この日も引き続きいい天気が続く予報。とは言えやはり勝負はお昼前後だろうとゆっくり準備して8時ごろから釣り始める。しかし日が昇ると今度は北風。これも前回と同じパターンだけど、それ程の強風ではなく遥かにまし。
ただ北風が吹くとよくないんだろうか、水位は変わらないのに昨日と違って虫っけもなく雑魚のアタリもない。この日も18時頃までやってみたけど全く無反応のまま終了となってしまったのだった。
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3日目の2025年4月10日(木)、今日までは持ちそうだけど天気は下り坂の予報。そのおかげで朝の冷え込みも弱くて期待したいところだけど、昨日までの感触から本流はまだダメそう。ということで今日は渓流でお茶を濁して帰ることに。
そうしてやって来たのは好きな雰囲気の里川風の流れ。そろそろ釣り上がりにもいい季節だろうと14番のドライフライを結んで釣り始めたものの、ここでも全く反応なし。もう4月だというのに、まだ早いとでもいうのか、と訝しみながら堰堤を越えるとプールの淀みで散発だけどライズが。
まあカワムツだろうな、と思いつつ一応ライズスポットに投げてみるも無視。飛んでいるのはガガンボと18番くらいのメイフライ。14番のフライではカワムツと言えどさすがに無理か。と思っているとまさかのヒット!
てっきりカワムツかと思っていたけど意外にもヤマメ。放流ものだけどようやく今シーズンの初日が出ました。ちょうどここが放流スポットなのかも。しかしそんな気前のいい魚は他にはいないようで、やがてライズもなくなったので再び釣り上がっていく。
今シーズンは初心に帰って3フィートほどのショートティペット・リーダーを試している。ナチュラルドリフトは難しくなるが、ロングティペットよりも断然テクニカルな釣りになっておもしろい。何よりキャスティングが軽快になって釣れなくても楽しいものだった。
そうこうしているうちにようやく2匹目がヒット。流れの中から飛び出してきたのは野生化したきれいなヤマメ。天然ものではないかもしれないけど稚魚放流か発眼放流されたものだろう。小さいけどほんのり赤みが差した魚体はほれぼれするほど美しい。
その後1匹バラシてそろそろ上がろうかと思ったいたところ最後にもう1匹追加。こちらもわりと速い流れに着いていたけど如何にもな放流ものだった。2時間半ほど楽しんだところで今回の釣りは終了とした。
その後はまたまたもらえたじゃらん限定ポイント消費のため、某所で温泉と昼食のセットを楽しんで帰宅したのだった。そろそろ桜が満開になりそうな山形も気になるところだけど、なかなか天気が安定せず出発時期に悩む。もう少し近場で楽しもうかなあとも思案中。