2025年8月24日日曜日

レコンピオからサングラへ~カシミール・ラダック旅行2025(34日目)

 2025年8月17日(日)、今日はここレコンピオからサングラ渓谷のサングラまで移動する。

6時半頃目が覚めると、外はシトシトと雨が降っている様子。移動日に雨とは気が滅入るが、準備しているうちに止んでくれた模様。7:40頃朝食に出掛ける。


今日は日曜のためか、いつもの軽食屋は閉まっていたので夕食で通っているPunjabi Dhabaに入った。


席に着くとこの時間はそれしかないんだろう、パラタか?と聞かれたのでパラタを注文。


ここのは油っけが全くない珍しいパラタだった。バターを塗ると香ばしくてめちゃウマ。食後にチャイを付けても50ルピーと安くて大満足だった。


サングラ渓谷方面のチットクル行きは9:30発なので、8:30にホテルをチェックアウトして出発。バススタンドに向かう。


バスは9:45レコンピオを出発した。サングラまでは102ルピーのところ、小銭が1ルピーしかなかったので101ルピーにしてもらった。


山を降りてサトレジ川沿いへ。


川沿いをしばらく下った後、カルチャム(Karcham)というところからハイウェーを離れ、支流のバスパ川に沿ってサングラ渓谷に入っていく。


そこから狭い谷の斜面を一気に登って渓谷上部へ。


切り立った崖沿いのスリリングな道を進んでいった。


自分では絶対運転したくない道。大型の対向車が来たら、ビビって固まってしまいそう。


11:30サングラのバススタンドに到着。こちらは生憎の雨模様。


まずは7年前に泊まったBaspa GHに行ってみたが、500ルピーから1000ルピーに値上がり。800ルピーまで下がったけど予算オーバーなので他を当たることに。


次に入ったHotel Raviは、窓はあるけどすぐ隣に建物があるというよくあるパターの、ジメッとしていて薄暗い部屋が600ルピー。


ちょっと今いちだけど、1泊しかしなさそうなのでここに落ち着くことに。


サングラはサングラ渓谷の中心地で、それなりの町ではあるものの、幹線道路からは外れた辺鄙な場所だけに賑わいはもう一つ。


この辺りでもチベット系食堂が目立つが、そういう気分ではなかったのでインド料理が食べられそうなPooja Dhabaというところに入ってみた。


英語が全く通じないので、他の人が食べているものを指差して注文。


ダルチャワル(ダルライス)。ダルもご飯もバンバン追加してくれたし味も悪くなかったが、これで100ルピーはちょっと高いかな。


渓谷の斜面に広がるサングラの町。


食後は腹ごなしに町を散策。前回も訪れたサングラだが、ここを流れるバスパ川はトラウトフィッシングで有名な川。あわよくば釣りができないかと思って来たので、一応川を見に行ってみることに。


川に続く坂道を下りていくとお寺があった。


Shree Bering Nag Ji Templeというヒンズー教寺院。


石と木材を組み合わせたキナウル様式のヒンズー教寺院だが、


同じ敷地内にあるこちらは、


明らかにチベット仏教寺院。


混在しているところがいかにもキナウルらしい。


雨が強まってきたので傘を差しての散策。


周りには渋い建物が並ぶ。


上からの眺め。


立体的に交差する迷路のような路地を歩いた。


バスパ川に架かる橋。


バスパ川本流はこの通りの濁流。この先に支流が流れ込んでおり、さらに先には政府の養魚場があるので話を聞いてみようと思っていたのだが、雨だし寒いしもはや釣りをする気分ではない。


諦めて引き返すことに。


帰りは別の路地を辿ってみる。


これはメインバザールの裏手に当たるところ。


斜面に林立した建物が、どことなくラダックで訪れたティクセゴンパを思わせる。


サングラでは数日滞在しようと思っていたのだが、天気悪いしやっぱり1泊でいいかな。しばらくすると雨が止んだので、明日気が向いたら行こうと思っていた、サングラの上にあるカムルー村にも行っておこう。


宿の横のスイーツショップでチャイ(10ルピー)を飲んで出発。


あの雲の下にある塊がカムルー村。その頂上に突き出しているのがカムルーフォート。


石畳の道を登っていく。


途中にあるShree Badri Vishal Ji Templeというヒンズー教寺院。


ここにも黄色い屋根の仏教寺院が同居している。


反り上がった石葺き屋根に、ちょこんと乗った傘のような屋根が独特。


さらに登って頂上にあるのがKamaksha Mata Mandirというヒンズー教寺院。


中にあるカムルーフォート。


残念ながらガスで下は真っ白。


守衛のおっちゃん。朝食に卵を食べたかどうか聞かれてて、食べてないので入れてもらえたけど、食べてたら入れてもらえなかったみたい。


さらに、ここに入るには帽子を被って帯を締める必要がある。帽子はキナウル帽の貸し出しもあるけど、自前のでもいいみたい。帯は貸してくれる。


さて、満足したところでそろそろ帰ろう。


一旦部屋に戻って19時頃夕食へ。外に出ると、すっかり天気は回復していて周りの山々の姿が露わに!


夕食はノンベジ料理が食べたいと、昼間とは別の食堂に入ってみた。Rolpali Dhabaというところ。しかしここもベジのみとのこと。ターリがあると言うので今日の夕食はベジターリ。


ダルとサブジのシンプルなターリ。ラジマが入った濃厚なダルと濃いめの味付けのサブジ(アルーマタール)にチャパティが進む。


結果的にここは大当たりだった。サブジをお代わりして、チャパティを6枚食べて満腹。100ルピーで大満足の夕食となった。


宿の横のスイーツショップがまだ開いていたので、食後にチャイ(10ルピー)を満喫。満足して部屋に戻ったのだった。