2025年8月18日(月)、この日はキナウル地方サングラ渓谷のサングラという小さな町で朝を迎えた。
サングラではこのインド旅終盤を釣りをしながらのんびり過ごそうかと考えていたのだが、雨季のこの時期やはりそんな雰囲気でもない。しかも停電が多くて、そうなると真っ暗になってしまうこの部屋で過ごすのも嫌になり、もうさっさと移動してしまうことに。次の目的地、キナウルの玄関口ランプール行きは7時に出ると聞いているので、5:30に目覚ましで起きて準備。6:20にチェックアウトして出発した。
悪くない天気ながら、やはり雲に覆われている今朝のサングラ。橋を渡ってすぐのバススタンドに行くとバスは到着済み。このバスはサングラの奥のラクチャム(Rakccham)からデリーまで行く長距離バス。既に5割ほど埋まっていたが、運よく窓席に座ることができた。
7:02サングラを出発。ランプールまでは255ルピーだった。
崖沿いの道を進み、
バスパ川とサトレジ川の合流点に向けて下っていく。
そこからはサトレジ川沿いのハイウェーをぐんぐん下っていった。
この辺りまで来ると、もう標高は2000mを下回っている。随分緑が濃くなってきた。
垂直に切り立つ崖を削って造った道を無事通過し、これでようやく土砂崩れの危険地域からは脱出したものと思われたが、
そう甘くはなく、9時過ぎに通行止めとなり足止めを食らう。どうやらまた土砂崩れが起こったらしい。
でももう日常茶飯事なんだろう、すぐに軍や重機が駆けつけて復旧に当たっている。1時間ほどで無事復旧。
道路が崩れて、山側を削って道幅を確保しているみたい。
なかなかの高度感。
ここからは順調に進んで、
やがてランプール対岸ジャガトカナ(Jagatkhana)の集落が見えてきた。
11:50ランプールのバススタンドに到着。7年前、乗り換えで利用した町中のバススタンドは廃止され、現在は町から2kmほど手前に移設されているようだ。
仕方ないので歩いて町に向かう。
ランプールとジャガトカナを結ぶ橋。
ランプールのバザールはハイウェーとサトレジ川の間の狭い斜面に作られている。
まずはバザールに降りてホテルを探索。するとGoogle mapには載ってないのも含めて3軒ほどゲストハウスが見つかったが、久しぶりの外国人不可攻撃で全滅。
橋を渡ってジャガトカナ地区にも行ってみたが、宿泊施設は見当たらず。
いい加減お腹が減ったので、適当な食堂に入って昼食とした。ベジターリ100ルピー。
後でチャパティも出てきた。ナスとオクラのサブジが個人的には新鮮だったが、おかずはどれも味がボヤッとしていてちょっと今いちだった。
ランプールに戻って、バザールは諦めて今度はハイウェー沿いのホテルを当たっていく。
すると2軒目に入ったSahil Hotelでボロいダブルが800ルピー。
もういい加減疲れたので、ここを3泊で2000ルピーにしてもらって妥結。ランプールの標高は1000mほど。ここまで来ると結構暑いし、久々に部屋に蚊がいて猛攻の歓迎を受けた。
さらに、サトレジビューはいいけど、この時期は水量が多すぎて轟々轟々とうるさいんだよなあ。こんなことなら、居心地のよかったスピローとかレコンピオでもう少しのんびりしてくればよかった。。。
しばらく休憩し、昨日サボった洗濯と旅日記の作成をこなして19時頃夕食へ。ハイウェー沿いにはたくさん飲食店はあるが惹かれず、バザールに行ってみたものの、やはりこれと言った店は見当たらない。
仕方なく、昼間見つけたチベット系食堂が並ぶ一画にあるMount Everest Fast Food Cornerという店に入ってみた。
ノンベジの気分だったが、ベジしかないのでベジトゥクパとベジモモそれぞれのハーフを注文した。
まず出てきたトゥクパはまあ普通。キナウルスタイルなのか、レコンピオのと同様チーズが乗っている。
続いて出てきたモモも普通。合わせて90ルピーと安かったので、まあ納得感はある。
店を出ると、もう19時半頃にはどこも店じまいの準備中。物足りないので、ハイウェー上に出てようやく見つけた屋台でチャイを飲むが、
これが20ルピーとここにきてラダック価格に。何だか冴えない気分で部屋に戻ったのだった。