2025年8月1日(金)、この日もラダック・ヌブラ地方のディスキットに滞在中。
6時半頃起きると、月初なので資産状況などをチェックしてから7時半頃朝食へ。今日は昨日見つけたタンドールのパン屋でロティ(カシミーリブレッド)を買う。厚めに伸ばした生地に、両手の指先でギザギザ模様を付けて焼くのが特徴。2枚で20ルピー。
今日は金曜だからか閉まっている店が多い中、開いていたバススタンド前の軽食屋でチャイとともに朝食。ここは小さめのカップながら平地並みの1杯10ルピーと安かった。
さて、今日は砂丘で有名な隣町(村)のフンダル(Hunder)に行ってみることに。ディスキットから8〜9kmあるが、交通手段がないので歩いていく。
後から知ったが、レーとヌブラを結ぶバスはここディスキットか終点ではなく、少し先のスクル(Skuru)まで行くらしいので、それに乗れば一応バスで行くことはできそう。ただし帰りは翌朝。
9時過ぎに出発。レー−トゥルトゥクハイウェーを西に向かってひたすら歩く。今日はどんよりとした曇り空のヌブラ。景色は冴えないが、日差しがないのはまあ助かる。
「K2からカンニャクマリまで、インドは一つ」。ここヌブラはパキスタンとの係争地でもある。K2は現在パキスタン領だが、奪還を目指すプロパガンダか?別のところには「カラコルムからカンニャクマリまで」バージョンもあった。
緑豊かなディスキットを離れると、
徐々に砂漠っぽくなってきた。
砂漠と言っても、山に挟まれたシヨック川沿いの狭いエリアだけど。
途中のビューポイントに立っていた看板。
うねうねした砂紋は確かに砂漠というか、砂丘のイメージだけど、、、天気がよければもっと雄大な景色だったのかなあ。。。
少し進むと正面遠くにたくさんのラクダが待機している場所が見えた。あの辺りが観光地としての砂丘っぽい。
そこからさらに歩いて、1時間40分ほど掛かってフンダルに到着。
この辺りには店が数軒並んでいる程度。
ここからさっきの観光スポットまではまだかなりある。ラクダに乗りたいわけでもないし、砂丘の景観は十分堪能したので、
チャイ(20ルピー)を飲んで一休みして引き返すことに。
こちらは岩山に囲まれた独特の景観の素晴らしさと、砂の白さといった特徴はあるものの、結局砂丘対決としては鳥取の圧勝かな。ちなみに鳥取砂丘は国内での私の一押し観光スポット。舐めて掛かると圧倒されます。行ったことがない方は是非!
その後来た道をとぼとぼ歩いていると、運よくバイクの人に拾われて一気にディスキットへ。
お昼前に戻ってくることができた。ありがとうございました!
お昼までもう少し時間があるので、町のまだ歩いていないエリアを散策。
劇画タッチのちょっと不気味な壁画が並ぶ一画。
ひげ(鼻水?)は後描きだと思うけど、これも何かのプロパガンダなんだろうか?
これは男女平等だと思うけど、真面目に描いたのか、ふざけているのか、よくわからん。
渋いチベット家屋が並ぶ。
ただあまり人けがなくて、
何だかかなり寂れた雰囲気。
小さな沢だけど、水はめちゃくちゃきれいで水草の間に魚が潜んでいそうな流れ。しばらく見ていると、ニジマスとは違う黄色っぽい魚を発見。ブラウントラウトもいるのか、あるいは何か別のローカルな魚か?
湿地の向こうにディスキットゴンパを望む。
昼食は、ここでもトゥクパくじにチャレンジしてみようと町中のチベット料理屋っぽい店、Dolma Restaurantに入ってみた。
メニューはやはりモモ、フライドライス、チョーミン、トゥクパとのことでベジトゥクパを注文。
いろんな野菜が入ったトゥクパ。ただやはりスープはかなり薄め。調味料を加えて好みの味に調えて食べた。
本番ラダックでトゥクパ4連敗。そもそもトゥクパってそんなにうまいものではないのか?レコンピオとかカリンポンではもっとうまいやつ食べたんだけどなあ。。。100ルピーだったので、総合的にはそんなに悪くはなかったが。
さて、時刻はそろそろ13時。レー↔ヌブラのバスが来る時間なのでバススタンド前で待機。すると程なくやって来て、無事明日のレー行きのチケットをゲット。
朝の店で10ルピーのチャイを飲んで部屋に戻った。水浴びと洗濯を済ませると、この時間は電気がなくてお湯を沸かせないので、
「お茶を飲みたくなったら、いつでも言ってね」というお言葉に甘えてチャイを淹れてもらった。これを飲みながらゆっくり寛ぎたいところだが、旅日記の作成に勤しむことになる。
19時頃夕食へ。今日はAl Hayatが休みなので町中にあるカシミーリ料理店、Delizia Restaurantに行ってみた。
しかし何でも今日は神聖な日で、ドライデーと言っていたがどこの店も肉類は出さない日なんだとか。
ということで選択肢はラジマ1択。こってりしたものが食べたい気分だったが、これはこれでスパイシーというか、いろんなスパイスが絡みあった芳醇な味わいで非常にうまかった。
少しお代わりもして大満足の150ルピー(こういう店は大抵ご飯とグレービー、あるいはサブジはお代わり自由)。
部屋に戻って最後のマンゴーを食べてこの日は終了。明日はレーに戻って、そろそろ今回のラダックの旅も終了となりそう。