2025年8月4日(月)、今日はラダックを離れてヒマーチャルプラデシュ州のキーロンという町に向かう。
バスは4時発なので目覚ましを掛けて3時に起床。荷物を纏めてまだ真っ暗な3:20に出発した。野犬に怯えつつ暗い道を歩いたが、時おり吠え立てる犬はいるものの、殆どは丸まったままチラッとこちらを見る程度。意外と大人しいレーの犬たちであった。
3:40バススタンドに到着。HRTCの公営バスは2×3列、リクライニングなしの薄型シートという標準的なインドのボロバス。今回は左側の窓席を確保している。
4:02レーのバススタンドを出発。レーからキーロンまでは690ルピー。
夜明け前のレーを飛び出してインダス川沿いを快調に進み、5:20マナリ方面とパンゴン湖方面への分岐点のUpshiという町で最初の休憩となった。
朝食はチャイだけにしておく。ここはまだラダック町中価格の20ルピー。
ここからはインダス川本流を離れて小さな谷を登っていった。
写真ではわかりづらいけど、岩肌が物凄く薄く削られている凄い造形。
今日はいい天気に恵まれたようだ。
やがて谷筋を離れ、このルートの最高地点、標高17482フィート、約5330mのタグラン峠(Taglang La)を目指してつづれ織りの道を登っていく。
7時頃、いつの間にかタグラン峠を通過し、
そこからは高原砂漠を突き進んだ。
ただ、こっちは膀胱が張り裂けんばかりの尿意でそれどころではない状況。ひたすら早く停まってくれと念じ続けるしかなかった。
そして8:45、Pangという集落で待ちに待った2回目の休憩。絶景の中、思い思いのところで用を足す。
これでスッキリはしたが、まだ体調に若干不安があるのでここはトイレのみにしておいた。
これまた物凄い自然の造形。
Pangまでは路面状況のいい片側2車線の快走路が続いたが、この辺りからはかなりの難路となった。
大型車1台分の舗装で、その両端は崩れかかってボロボロ。
大型トラックとすれ違いができず、かなりバックを強いられることも何度か。
これまたいつの間にか通り過ぎた標高15547フィート(約4740m)のナキーラ峠(Nakeela La)からは一気に谷底まで下っていく。
12:25チェックポストでパスポートチェックを受けてラダック脱出。
その後すぐにヒマーチャルプラデシュ入域のチェックポストもあり、ラダックからラホール地方に入った。
ここからは再び平坦な道を飛ばして、
13:05道端のテントレストラン街でこの日3回目の休憩。
ここでもまだ空腹感がないのでチャイだけにしておいた。
ここは僻地価格の30ルピー。
ここからはバララチャ峠(Baralacha La)に向けて再び登っていく。
空模様はどんよりとした天気に変わった。
13:57バララチャ峠を通過。ここは進行方向左側に標識があったので確認できた。標高16040フィート、約4890m。
乾燥地帯のラダックから湿潤なラホールに入った。心なしか緑が増えてきたような。。。
その後は緑の渓谷をぐんぐん下っていく。
木もちらほら生えてきた。
下に見えてきたのはDarchaの集落。
谷底まで一気に下っていく。
その途中でもう一度パスポートチェックあり。
青々とした景色に心が和む。
そして16:40、ようやくキーロンのバススタンドに到着。実際の所要時間は11時間くらいか。そのまま停車中のマナリ行きバスに乗り換える乗客が多い中、私は今日はここまで。
面倒なので、到着したHRTCバススタンドの敷地内にある食堂兼ホテルで聞いてみると、
温水ありの部屋が600ルピー、なしだと500ルピーでディスカウント不可。元々700と600の部屋で、既にディスカウント済みなんだとか。500ルピーの部屋をチョイス。宿の名前は不明。
大きな窓があって明るい部屋だが、景色は残念ながらバススタンドビュー。
荷物を置いて町の散策に出掛ける。
キーロンは山の斜面に造られた小さな町だが、
ヒマーチャルとラダックを結ぶ中継点として結構栄えている様子。
ラホールに入ってからもタルチョや仏塔、それにチベット系の名前の店が目立つ。この辺りもチベット系住民が多いよう。これはキーロンの町中にある建屋付きのマニ車。上階が寺院になっているのかも。
面倒なので、到着したHRTCバススタンドの敷地内にある食堂兼ホテルで聞いてみると、
温水ありの部屋が600ルピー、なしだと500ルピーでディスカウント不可。元々700と600の部屋で、既にディスカウント済みなんだとか。500ルピーの部屋をチョイス。宿の名前は不明。
大きな窓があって明るい部屋だが、景色は残念ながらバススタンドビュー。
荷物を置いて町の散策に出掛ける。
キーロンは山の斜面に造られた小さな町だが、
ヒマーチャルとラダックを結ぶ中継点として結構栄えている様子。
ラホールに入ってからもタルチョや仏塔、それにチベット系の名前の店が目立つ。この辺りもチベット系住民が多いよう。これはキーロンの町中にある建屋付きのマニ車。上階が寺院になっているのかも。
ただ、町中では明らかにヒンディー語表記が増えた。
軽食屋で休憩。
ここはチャイが15ルピー。20ルピー渡すと5ルピー硬貨のお釣り。ラダックでは恐らく硬貨が流通していなかったが、ここではほぼ平地価格に戻った。
一旦部屋に戻り、19時前に夕食へ。ここはチベット系食堂が多いのでトゥクパくじにチャレンジしてみることに。ラホールのトゥクパや如何に?
Richa Dabaというベジ食堂に入ってみた。私的チベット料理の定番セット、トゥクパとモモのハーフプレートを注文。すると、、、おっ、これはアタリか?
しっかり味が付いたスープにパクチーが効いていてうまい。ひょっとするとこういうのはトゥクパとしては邪道なのかもしれないけど、個人的にはこっちが断然好み。モモは普通だが、複雑な味のタレがgood。値段も全部で110ルピーとリーズナブルで大満足の夕食となった。
これだけでもキーロンに泊まった甲斐があったというもの。かなり下ってきて辿り着いたキーロンだが、ここでも標高はまだ3100mくらいある。冷水では厳しいので今日の水浴びと洗濯は省略した。ここで自分に朗報。
ジャンムー・カシミールで買ったSIMは他の州でも使えるとの情報もあったが、私のはスマホを再起動しても繋がらず。試しにアムリトサルで買ったSIMに入れ替えてみると無事繋がった。4週間のプランのうち3週間分は無駄になったが、改めて買う手間が省けたので結果オーライと思いたい。