2025年8月14日(木)、この日はインド北部キナウル地方のスピローという小さな町で朝を迎えた。
途中目が覚めることも殆どなく、久々にぐっすり眠れて気が付くと7時。7:40頃朝食に出掛けた。既に乾燥地帯のスピティから雨の多いキナウルに入っている。昨夜は雨が降ったようで路面が濡れているけど、今は止んでいて雲間から青空が覗く。
朝食はやはりパラタくらいしか選択肢がなさそう。昨日チャイを飲んだ雑貨屋兼ティーストールでチャイとパラタの朝食にした。
ここのアルーパラタは青唐辛子が入っていてなかなかうまい。バターを塗ると香ばしさが増してさらにうまくなった。今度からパラタにはバターを付けてもらおう。チャイと合わせて60ルピー。
さて、今日はここからキナウルの中心地レコンピオに向かうつもりなのだが、バスの便はそこそこありそうなので、しばらく散策してから出発することに。まずは向こうの山の中腹に見えるカナム村に行ってみよう。
サトレジ川沿いのハイウェーをチャンゴ方面に歩く。
途中にあったヒンズー教寺院。しかし、Google mapに載っているカナム方面に行く道は見当たらず、川の反対側は崖が続くばかり。
あまり時間もないのでカナムは諦めて、ふり返った山の斜面に広がるスピローの集落にもお寺のようなものが見えるので、そっちに行ってみることに。
町中からも行けるが、戻る途中に行けそうな山道があったので登ってみる。
途中からは石垣が整備された歩きやすい道になった。
すると遠くから見えたこのは違うけど、お寺の裏手に辿り着いた。
石と木材を組み合わせた、この辺り独特の建築。
2014とあるのでまだ新しいけど美しい木造のヒンズー教寺院。
すだれのようにぶら下げられた木の細工が、風に揺られてコツコツと静かな音を立てるのが心地いい。
本堂は閉まっていて、中は見られず。
サトレジ川の流れ。
谷を挟んで向こうには行こうと思っていたカナム村が。
さて、そろそろ戻らないと。新旧の建物が入り交じるスピロー村の細い路地を降りていく。
ヒンズー教とチベット仏教が同居するキナウル独特の雰囲気。
見事な石造りの家。
こちらは木材の割合が多め。
集落を離れてマーケットエリアに戻る。
整備された階段を下りていくと、
ちょうどHighway Innの横に降りることができた。次のバスは10:45に来るはずだ、とのことなのですぐに荷物を纏めて10:20チェックアウト。
チャイを飲みながらバスを待つ。
すると今日は殆ど待つことなくバスがやって来て、言われた通り10:45スピローを出発。レコンピオまでは95ルピー。
満席で座れなかったが、ここからレコンピオはもうすぐ。
12:07レコンピオに到着。バススタンドまでは行かず、バザールの前で降りた。何で道の真ん中に車が停まっているのかと思ったら、
レコンピオには信号があったんだった!
7年ぶりのレコンピオ。標高約2400mの山に囲まれた町だけど、全く観光っけがないのがいい!
明日8月15日はインドの独立記念日。インドカラーのグッズを売る露店が出ていた。自転車用にヘルメットが欲しいけど、嵩張るので止めておこう。
さて、ホテルはメインストリートから階段を登って少し奥にある、前回泊まったHotel Deepakに行ってみた。
7年で500ルピーから800ルピーに値上がり。ちょっと予算オーバーだけど、3泊で2000ルピーにしてもらって妥結。
今日はまずまずの天気ながら、
山の上には雲が掛かってキナウルカイラスの勇姿は望めず。
昼食は前回の記憶を辿って、マーケット奥の広場の片隅にあるチベット食堂へ。
ここだったかな?Muskan Chinese Food Cornerというお店。ベジトゥクパのハーフを注文。
そうそう、これこれ。チーズがトッピングされたベジトゥクパ。ベジだけどスープにコクがあってめちゃウマ。しかも何とこれが50ルピー。ラダックで食べたあれは一体なんだったんだろうというレベル。おいしすぎて食べ足りなかったので、フルにすればよかったなあ。。。
その後は少しぶらついて、
小汚い軽食屋でチャイ(10ルピー)を飲んで一服。
さて、アムリトサルで買ったAirtelのSIM、昨日で28日のプランが終了してしまったのだが、オンラインでリチャージしようとしても日本のクレジットカードやデビットカードでは支払いがうまく行かず、やはり無理だった。
レコンピオにはAirtel Storeはなさそうなのだが、試しにAirtelの看板が出ている電気屋で頼んでみるとあっさりやってくれた。1日1GB、28日のプランが249ルピーで無事オンライン復帰。
青果店でモモ500g40ルピーを買って部屋に戻った。
19時前に夕食へ。外は今にも雨が降り出しそうな雰囲気。こってりしたカレーが食べたい気分だったので、近場のPunjabi Dhabaという食堂に入ってみた。マトンカレーのハーフ160ルピーを注文。
濃厚なマトンカレーに香ばしいタンドーリロティが進む。若干獣臭さが残るマトンだが、最近はそれにも慣れてきてうまいと感じるようになった。クセになるうまさ。ロティを5枚食べて全部で210ルピー。
店を出ると案の定雨が降っていたので食後のチャイは割愛。部屋に戻って買っておいたモモを2個食べてこの日は終了とした。特に見どころはないけど居心地のいいレコンピオ、数日間のんびり過ごしたい。